僕は、大学まで自転車にのって通っている。
家を出てから3分くらいのところに、小さな交差点(みたいなところ?)があって、そのあたりには、郵便局やスーパーがあるので、11時くらいから買い物にきた主婦の人たちやおばさん達で結構にぎわっている。自動車の交通量もかなりある。
その交差点は、絵がつたなくて申し訳ないのですが、だいたいこんな感じをしている。
楕円が自動車用の信号機で、四角いのが歩行者用の信号機である。矢印は、僕が自転車にのって進行する方向である。ここの信号機たちが、なんとも人間にやさしくない挙動をしているので、毎朝その交差点を通るたびに腹が立ってくる。
うまく説明することができないが、どんな挙動をしているのかをある場面を通して(僕の立場から)説明してみる。毎朝、自転車この交差点にくるときは、だいたい赤なので待たされることになる。そのとき、僕の進行方向と平行に走っている道路上の車たちも止まっている。一方、僕の進行方向と垂直の道路の信号機は青なので、どんどん車が流れていく。問題は、垂直方向の信号機が赤になった直後に起こる。ここでの歩行者のふつうの考えは、あえて言葉にしてみると、「よし、垂直方向の信号が赤になったから、今度はこっちの信号が青になるだろうから、そろそろ渡ろうかな」といったところだろうか。ところが、次の瞬間、青になるのは、「自動車用の信号機だけ」なのである。歩行者は、自動車用の信号が青になっているのに、目の前にある信号は赤のままなのだから、これはどうしたことかと、とまどってしまう。歩行者用の信号が青になるのは、その自動車用の信号が赤になった後である。
説明しようとすると、およそこんな感じであるが、文章を書きながらちょっと混乱してきた。とにかく、同じ進行方向の自動車用の信号が青なのに、歩行者用の信号が赤という状況は、一般的にあまりありえない状況なのではないだろうか。僕だけでなく、たくさんの人がとまどっていると思う。現に、信号が赤なのに渡っている人とか、渡りそうになってる人を何人か見たことがある。おそらく、車の交通量が多いから、それをスムーズに流れるようにするための仕組みなのだとは思うが、それならそれとして、住民にそういった意図をちゃんと伝えないといけないと思う。少し前に気がついたのだが、実はそこの交差点の電柱に看板が立てかけてあって、「ここの信号機は、○○ということになりましたので、気をつけてください」みたいなことが書いてあった。これが、もうひとつ納得いかないところなのだが、そういうことを書く前に、信号を管理している人や警察の人が、その交差点に立って、せめて住民の人が慣れるまでは、注意を呼びかけるべきではないのだろうか。