坂道をのぼりながら

感じたこと、考えたこと、などなど。

映画「アマデウス」を見る

2005-07-31 01:36:31 | Weblog
映画「アマデウス」を見た。

天才作曲家のモーツァルト。
モーツァルトの生み出す音楽は、完璧でとても美しい。
しかし彼の人格は、下品で、ギャンブルも好きで、
とても美しい音楽を作るような人には見えない。

作曲家サリエリは、モーツァルトの才能と
人格のギャップに悩まされる。

天才はたしかにいる。
いつの時代にもいて、新しい未来を切り開いてきた。
彼らが発揮する創造性は、いったい何なんだろう。
何をどう考えれば、モーツァルトの交響曲第40番がうまれ、
アインシュタインの相対性理論が生み出されるのだろうか。
何をどう考えるかということだけでなく、
何をどう感じるかといった感性もまた、
創造性と深く結びついているはずである。


夏の夕暮れ
地平線に沈み行く太陽
さわやかな風が頬をうつ
民家から夕食の匂いがする
蝉の声が寂しげに聞こえる
時間は今日も流れていく

通いなれた線路道

2005-07-29 05:47:32 | Weblog
朝、自転車で大学に行く途中に、
2匹の蝶が一緒に飛んでいた。
1匹の蝶が、もう1匹の蝶を
追いかけるように飛んでいた。

自転車をとめて、携帯を取り出し、
カシャッ、カシャッ・・・。

不規則に飛ぶ蝶を、見事、
フレームにおさめることができた。

そのすぐ後に、2匹の蝶は、
別々の方向に飛んでいって、
姿が見えなくなった。


再び、自転車に乗り、大学に向かった。
自転車をこぎながら、どうしてこれまで
蝶が目に留まらなかっのだろうと、
不思議に感じた。今年で大学はもう6年目で、
毎朝同じ線路沿いの道を自転車で
通っていたのに、蝶を見たという
記憶はまったく残っていない。

今年は、やたらと蝶が目に付くようになったけど、
きっと、去年も、その前も、さらにその前も、
今年と同じように蝶は飛んでいたはずである。

通いなれた線路道
もう今年で6年目
空 雲 蝶々 鳥の声
ガタンゴトン ガタンゴトン
でんしゃが通る
あと何日通うだろう
通いなれた線路道

メモ

2005-07-27 04:06:29 | Weblog
生物時計、非線形、時計遺伝子、概日リズム(サーカディアンリズム)、
同期現象、ホタルの集団発光、神経回路網、脳、意識


Space shuttle "Discovery" blasted off

2005-07-27 02:13:13 | Weblog
Though the season's typhoon approach,
the area where I live has not have the effect of the typhoon.
Wind is not so strong , and it rains a little.

Space shuttle "Discovery" blasted off
from the Kennedy Space Center in Florida.
Mr. Noguchi, who is a japanese crew, joins this NASA's mission.
I watched on the TV the moment when Discovery blasted off
with burning fuel and blewing out a cloud of smoke.

消えない古傷のように

2005-07-23 04:51:35 | Weblog
映画を見たり、本を読んだり、音楽を聴いたりして、感動することは大事である。
ひとつの作品との出会いが、その人の人生を大きく変えることもありえる。

そして、このような感動体験は、思わぬ出会いとして日常の中に現れることが
多いような気がする。
日曜日に、ふらふらと立ち寄った映画館で見た作品に感動したり、
図書館でたまたま手にとった一冊に感動したりすることはしばしばある。

情報があふれる今日では、この映画はA監督の作品であるとか、
この本の著者はBさんであるといったことは、容易に知ることができるし、
知ろうとしなくてもそのような情報にいつの間にか触れてしまったりしている。
だから、これをつくったのはあの人だからきっといい作品に違いない、
といった色眼鏡ができてしまうことがある。何も知らずにその作品に触れたときと、
誰のものなのかを知って作品に触れたときとでは、作品との関係性が大きく
異なっていると思う。

公園を歩いているときに、急に目の前に蜂が現れたときの驚きがいつまでも記憶に残り続けるように、たまたま出会ったひとつの作品から受けた感動は、消えない古傷のようにずっと心の中に残り続ける。

蝶の飛び方に学ぶ

2005-07-21 21:51:07 | Weblog
大学に自転車で登校する途中に、
よく目の前を蝶が通り過ぎる。

ゆらゆらと飛んでいる姿は、とても優雅で、
そこだけ時間が止まっているようである。

蝶のランダムな飛び方をみてふと思った。
蝶の動き方ができれば、バスケットボールで、
ディフェンスを簡単に抜くことができそうだ。

ディフェンスの右側を抜こうとするときは、
ふつう、左側に少しための動きが入って、
その反動で右側に移動して、抜きにかかる。
だから、ディフェンス側は、”ため”の動きを
無意識に認識するから対応しやすい。
もっとも、ディフェンス側も同様に動きには”ため”が伴うが。

もし、蝶のように”ため”のない動きができれば、
簡単に「抜く」ことができると思うのだけれど、
そんなことできるのだろうか・・・。

こういうことができるためには、
少なくともこれまでのバスケットの動き方では
ダメだと思う。ファンダメンタルの動き、体の動かし方
の革命が必要だ。

認知症

2005-07-18 02:48:55 | Weblog
EZTVというテレビを見ていたら、
若年認知症についての特集をやっていた。

脳の神経細胞が、通常よりも異常なスピードで
減少するアルツハイマー病が原因で、認知症となる。

具体的にどんな症状が出るのかというと、
昔の記憶がどんどんなくなっていくのである。
なくなるというよりかは、思い出せなくなる
といったほうがいいかもしれない。
親しかった友人の名前が思い出せなかったり、
自分の妻のことを見慣れた人だとは思うけど、
妻として認識できなかったりする。

テレビには、70歳くらいの認知症の女性が
出ていた。夫がいろいろと世話を見ている。
この夫婦は旅行が好きで、とくにスペインに
行くのが大好きだったという。
家の中には旅行の写真がいっぱいはってあった。
妻がスペインの友人の写真を見るけど、名前が
思い出せなくて、もどかしそうしていた。
名前は思い出せていなかったけど、
この人は「かわいらしい人」とか「気の優しい人」とか、
そういう印象はちゃんと思い出せるみたいだった。
感情が伴うことは思い出しやすいそうだ。


記憶が無くなっていくことを、当の本人は知っている。
自分ではどうすることもできない。ただただ黙って、
病気が進行して思い出が薄れていくのを見過ごすしかないのだろうか。

ヤモリ

2005-07-17 21:30:14 | Weblog
家主さんが言うには、
このアパートには、ヤモリが2匹いるそうである。

ヤモリは、家守と書くらしい。
家を守ってくれるいい奴なのだ。

うちの玄関の窓ガラスのところにも、
ちょくちょく姿を見せてくれる。
近づいて観察して見ると、なんと、
ランプのまわりを飛んでいる小さな
虫を食べていた。

あ、また、ヤモリくんが、
玄関の窓ガラスのところに、
ゆっくりと姿を現しました。

手足をめいいっぱい広げて、
ガラスに張り付いている姿は、
愛らしい。

これからも、このアパートを
守り続けていってください。

4個のお手玉

2005-07-15 02:36:43 | Weblog
4個のお手玉が、ちょっとずつ
できるようになってきた。
まだまだだけど。

調子がよければ、10回くらい
連続してできる。

基本は、片手2個で、安定した
軌道を維持してできることに
ある、ということが分かった。


コミュニケーションは、難しい。
相手の言うことを正確に理解することと、
自分の考え、感覚を正確に相手に伝えることは、
なかなかできない。不可能に思える。
相手の言ったことは、自分の頭の中で
都合よく解釈してしまうし、
伝えたいことは、なかなか微妙なニュアンス
まで含めて言語化することができない。



ひんやり

2005-07-13 09:37:41 | Weblog
ブログの紹介。

内田樹の研究室より、

  • 抹茶アイスと餃子

  • 想像の力


  • 内田先生のブログは、「先生はえらい」を読んで以来、
    見るようになった。


    「脳のなかの幽霊」を読み終えた。
    とにかくおもしろかった。
    本には、高価な実験装置を使わなくても、
    日常的に簡単に試すことのできる実験
    (幻肢や視覚についての実験)、
    が紹介されているので、実際にやってみたい。

    昨日、外はひんやりとしていたので、
    長袖を着て家を出た。
    セミの鳴き声が聞こえないかと、
    耳をすませていたけれど、
    ひんやりとした空気のせいなのか、
    おとといははっきりと聞こえたセミの鳴き声も、
    どうやらお休みのようだった。
    こんなとき、セミはどこで何を
    しているのだろう。