坂道をのぼりながら

感じたこと、考えたこと、などなど。

バナナって

2008-01-30 12:34:02 | Weblog
最近、細胞生物学ワークショップ
というのに参加中。

顕微鏡を使って、
細胞の中の分子が、どうやって
動いているのかを観たりしているのだ。

でも、実験は基本的に苦手・・・。

中学、高校のときの、
化学や物理の授業で簡単な実験を
やったことがあるくらいで、
しかも、実験を心から楽しめた
という記憶もない。

ワークショップは、今日を入れて、
残りあと4日。

朝9時半に始まって、
家に帰るのが夜11時くらい。

このサイクルが1週間。

いま、ワークショップのお昼休み中で、
大学のインターネットを使って、
ブログを書いてます。

最近、家のインターネットが
使えない状態で・・・。

いまお昼ごはんを食べています。
メニューは、
「メロンパン」に、
「たっぷりコーンマヨスティック」に、
「バナナ2本」
です。

バナナって、いいですね。

「ケチャ」

2008-01-19 00:18:22 | Weblog
最近、「ケチャ」のことが
気になっている。

本や雑誌を読んでいて、
「ケチャ」について語られている文章に
立て続けに出会ったからである。

一つは、武満徹の対談集で、
もう一つは、「音と文明」で有名な
大橋力さんの雑誌の連載で。

小沼純一の編集による
「武満徹 対談選」(ちくま学芸文庫)の、
武満徹と杉浦康平の対談より引用(p.31)。

武満「僕は昨年の暮れから1月にかけて4週間ほどインドネシアにいたんですが、そこで相当ショックを受けたんです。いままでもガムラン音楽などは好きで、レコードを聴いたり、書物を読んだりということはあったけれど、実際にそこにいて、いろいろな音楽を聴いてみると、そのショックはかなりのものだったですね。」

杉浦「そうでしょうね。僕の場合には二晩しかいなかったんだけれど、「ケチャ」が観れたんです。僕は昔からケチャに憧れていて、多分1週間は滞在しなければ聴けないだろうと思っていたら、1日おきくらいにやっているでしょう・・・・・・。外からの訪問者は一般にデンパサールの付近で聴くわけだけれど、そこでさえそうなんだから、インドネシア全体では四六時中「チャク・チャク」とやっているはずですよね。」

もひとつ引用。

雑誌「科学」のなかの、
大橋力(おおはしつとむ)さんによる連載、
「脳のなかの有限と無限」
第5回 近現代の限界を超える<本来指向表現戦略>その2
より。

「バリ島の芸能ケチャでは、専門芸術家ではない普通の村人たちが日常生活のつかの間に寄り合って稽古をするだけなのに、入神の名技が実現しています。その美と感動は、すべてを捨てて生涯を舞踊ひと筋に捧げ、稽古に明け暮れるプロ・ダンサーたちが演じるクラシック・バレエに一歩も譲るところがありません。ケチャのこの奇跡的な表現力の源泉は、バリ島文化という「脳機能体系」を通底している、人類の遺伝子と脳に約束された生理活性を巧みに活かす<本来指向表現戦略>にあります。」

う~む、気になるのだ、「ケチャ」。

最近

2008-01-17 01:34:48 | Weblog
7日まで宮崎にいた。

7日、92歳の祖母が入院したので、
夕方、病院に行った。

8日、札幌へ戻る。
久しぶりの雪がうれしかった。

12日から14日は、
研究室のみんなで
スキー・スノボー旅行。
ニセコというところへ行った。

ぼくはスキーをやったのだけど、
だいぶ体の使い方や力の入れ方
が分かってきて、最後のほうは、
とても楽しく滑ることができた。

今年の冬、もう一回くらい、
滑りに行こうかなあ。

「野生の猿たち」

2008-01-04 15:05:30 | Weblog
お正月なのに朝早く起きて、
近くのバス停に向かった。

お正月は、炬燵に入って、
いつもダラダラと過ごしているので、
僕にしては珍しい行動パターンである。

目的は、「幸島」へ行くこと。
幸島は、宮崎県の串間市にある、
太平洋に浮かんでいる島である。

以前、茂木健一郎さんのクオリア日記で、
幸島のことが取り上げられていて(「幸島の恵み」)、
そこで書かれていることに感動した。

そして、いつか行ってみたいなあと、
ずーっと思っていた。

宮崎県日南市は、僕の地元だけど、
幸島には、「イモを海水で洗うサル」がいる
ということを、耳にしたことがあるくらいで、
一度も訪れたことはなかったのだ。

そんなわけで、
幸島行きのバスに乗った。

左手に海の広がりを感じながら、
日南から南郷へと南下してゆく。

懐かしや南郷。
小さいころ、よく両親と行っていた。

しばらくすると山道に入る。
くねくね、くねくね。少し酔いそうになった。

民家はまばらで、道路を走る車も
どんどん見られなくなっていった。

バスには、僕以外に、誰も乗っていない。
このあたりに住んでいる人たちも
インターネットを使っているのだろうか、
と、ふと思った。

もっと時間がかかると思っていたのだけど、
「幸島入口」に着いたときは、
意外とあっという間だったなあと思った。

初めて「幸島」を見た。

なんというか、うわぁ、
と感じた。

比較的コンパクトな島で、
海面のすぐ上は岩が剥き出しに
なっていた。そして島全体は
緑の木々に覆われている。

渡し舟にのった。
僕以外には誰もいなかった。
「今日は、風が強いねえ」
と、案内人のおじさん。

「周囲は約4kmくらいあってね」

ウィーン。

船の加速がすごくて、くらくらしそうになった。

「ここで降りてくださいね」
「え?」

岩のところに、船が止まったので、
おじさんに言われたとおり、岩場の上に降り立った。

目の前には、猿たちがたくさんいた!

「浜は、あっちね。20分くらいしたら、
迎えにくるからね。」

と言って、おじさんは岩場を離れ、
すぐ近くの海の上に船を止めて、
ぷかぷかと浮かんでいた。

「キーキーキーッ」

子供猿がぼくの足元を
すばやく駆け抜けた。

4、50匹の猿の群れの中に、
放り出されてしまった・・・。

ぼくは最初、猿に襲われそうで
怖かったのだけど、猿たちは
ぼくに全然目もくれない。

観光客は、猿たちに餌を与えてはいけない。

人間のことは「野生の猿たち」の
関心の外にあるんだなと、感じた。

そう思ったら、少し観察する余裕が
出てきた。

頭のない半分になった魚を口にくわえる猿、
子供猿を胸で抱きかかえる母親猿、
母猿の胸にぎゅっと抱きつく子供猿、
大きな猿の毛繕いをしている小さな猿、
などなど。

突然、小さな猿が
「キーキーッ」と鳴きながら、
群れの中を駆け抜けていった。

そのすぐ後で、森の中から、
すっごく大きな顔の真っ赤な猿が
すごい勢いで飛び出してきた。
お尻もまっかっか。

ボス猿らしき風貌。

小さな猿は、「キーキーッ」と
言って、ボス猿を挑発しているように
見えた。

ビックリの連続。

こういう感覚は初めてだった。
人間の文明から遠く離れているって、
こういうことなのかなあと思った。

おじさん、岩場に戻ってきて、
本土に戻る。

ふりかえって幸島のほうを見たら、
岩場のところで、猿たちが動いているのが
かすかに分かった。

島に行く前と行った後で、見方が変わる。

これまで「幸島」は、近くて遠い存在だった。
「しあわせの島」で生きている猿たちの存在を思うと、
なんだか、がんばらないとなあ、という思いが
不思議とわき上がってくる。

(幸島の写真を、次の記事にアップしました。)

新年

2008-01-01 00:49:01 | Weblog
明けまして
おめでとうございます。

年が明けましたね。

大晦日の夜は、
こたつに入って、
お茶漬けを食べながら
紅白歌合戦を見ていました。

ところで、
去年の大きなイベントは、
やっぱり札幌に引っ越したことかな。

生活環境がガラッと変わったからなあ。

いまは宮崎の実家にいるので、
雪が降っていないのが
ちょっと残念です。
全国的には各地で雪が降ってるみたいですね。

NHKの「ゆく年 くる年」という
番組を見ていたら、広島県尾道市の
「西国寺」の様子が映し出される。

焚き火の周りをたくさんの人たちが
囲んでいた。

尾道、なつかしいなあ。

明日は中学、高校のころの
お友達のK君に会うので、
今日は夜更かししないようにしないと。