日曜日。
お昼頃にベッドから
ゴソゴソと抜け出すと、
お日様が顔を出していた。
部屋の掃除を少しして、
札幌の街へ。
もう雪がずいぶんと溶けている。
ふわふわとやわらかな雪を、
キュッ、キュッ、と踏みしめて歩く
感触が、早くも懐かしく思われた。
札幌の街を歩いているときに、
「札幌の街を歩いていて、何を感じないか?」
ということを考えてみた。
解答。
「「海」を感じない」
潮の匂いとか、海風とか、
波の音とか、海の青色とか、
海の気配があんまりしないなあ
ということに気が付いた。
あたりまえといえば
あたりまえかもしれない。
札幌の街は、整備された街で、
札幌駅周辺には大きめのビルが
たくさん建っているから。
海が近くにないことを嘆いている
わけじゃなくて、
単純に「海が近くにない」という
事実に気が付いただけである。
でも、北海道には、
函館や小樽、苫小牧、室蘭
など、海の近くの街もたくさん
あるわけで、
「海が近くにない」とは
言い切れないかな。
いずれにしても、
札幌の街を歩いていて、
「海が近くにある」ということを
感じることは、これまでに(たぶん)なかった。
上田閑照さんの「西田幾多郎とは誰か」より。
「西田が大学を出て故郷に帰り、しばらく七尾の中学校の教師をしていたときのことですが、毎日浜に出て長い間海を見て時間を過ごしていました。西田自身ある文章で「唯何となく海を眺めることの好きな余は」と言っています。あまりにそういう毎日なものですから近所のおばあさんが変に思って、あるとき「先生は毎日そうして何をしておられるのですか」と尋ねたところ、西田は「世界のことを考えている。海というものは不思議なものだ」と答えたというのです。」
ちなみにぼくは、西田幾多郎のことを、
ずーっと、「にしだ いくたろう」だと思っていたのだけど、
最近になって、じつは、「にしだ きたろう」だということを
知りました。
思い込みって、こわいですね(汗)
お昼頃にベッドから
ゴソゴソと抜け出すと、
お日様が顔を出していた。
部屋の掃除を少しして、
札幌の街へ。
もう雪がずいぶんと溶けている。
ふわふわとやわらかな雪を、
キュッ、キュッ、と踏みしめて歩く
感触が、早くも懐かしく思われた。
札幌の街を歩いているときに、
「札幌の街を歩いていて、何を感じないか?」
ということを考えてみた。
解答。
「「海」を感じない」
潮の匂いとか、海風とか、
波の音とか、海の青色とか、
海の気配があんまりしないなあ
ということに気が付いた。
あたりまえといえば
あたりまえかもしれない。
札幌の街は、整備された街で、
札幌駅周辺には大きめのビルが
たくさん建っているから。
海が近くにないことを嘆いている
わけじゃなくて、
単純に「海が近くにない」という
事実に気が付いただけである。
でも、北海道には、
函館や小樽、苫小牧、室蘭
など、海の近くの街もたくさん
あるわけで、
「海が近くにない」とは
言い切れないかな。
いずれにしても、
札幌の街を歩いていて、
「海が近くにある」ということを
感じることは、これまでに(たぶん)なかった。
上田閑照さんの「西田幾多郎とは誰か」より。
「西田が大学を出て故郷に帰り、しばらく七尾の中学校の教師をしていたときのことですが、毎日浜に出て長い間海を見て時間を過ごしていました。西田自身ある文章で「唯何となく海を眺めることの好きな余は」と言っています。あまりにそういう毎日なものですから近所のおばあさんが変に思って、あるとき「先生は毎日そうして何をしておられるのですか」と尋ねたところ、西田は「世界のことを考えている。海というものは不思議なものだ」と答えたというのです。」
ちなみにぼくは、西田幾多郎のことを、
ずーっと、「にしだ いくたろう」だと思っていたのだけど、
最近になって、じつは、「にしだ きたろう」だということを
知りました。
思い込みって、こわいですね(汗)