はたしょう日誌

しぶたに学園 池田市立秦野小学校の
“今”をお伝えしています。

あかんもんはあかんというけれど

2016年10月08日 | 日記

昨日、出張から戻り、さて今日のラストワークの前に一服お茶をと思って、職員室の給湯コーナーにお湯をもらいに行こうと歩いているとある先生の机の上にこんな絵本が。『算数の天才なのに計算ができない』というタイトル。計算が時間内の全くできなくてテストがぼろぼろな3年生の男の子。みんなからバカ呼ばわりされて、暗くなっています。そのうえ、学校から呼び出しがあり、両親も男の子もブルーになっていました。しかし、実は男の子が落としていた計算ノートには高度な代数の計算が・・・「いつから代数の計算に取り組んでるの?」という問いに「数をあてはめて物を考えるのパズルみないで楽しいんだ」。でも両親は「この子九九もまだ覚えられないんです」。それに対して先生は「簡単な計算ができなくても、数の概念がわかって、数字と数字を結び付ける数学の能力がこの子には抜群にある」ことを話し、この学校の数学オリンピックチームに抜擢することを伝えました。時間内に計算ができることはとっても重要ですが、その枠に入らない子も中にはいます。その能力を認めることも学校の仕事の一つです。先日、ノーベル賞の発表がありましたが、過去のノーベル賞級の学者にも計算が苦手な人物もいました。いろいろな苦手得意が人にはあります。その人らしくそだてていきないなあと思います。「じっとできない」という悩みにも同じ答えがあることも絵本から学べます。ぜひ、ご一読を。

今日から3連休ですが、今日は旭丘幼稚園の運動会、明日はスポーツ振興会の市民レクレーション大会に運動場をお貸しします。明日は、先生たちも出場予定です。雨が降らないことを祈っています。