もぐりの語学教室+修行が辛くお寺を逃走した元僧侶見習の仏教セミナー

ご一緒に学習を!
私は先生ではありません.間違いだらけかと思います.
ご容赦下さい.

1691番:さすらいの青春(229)

2022-11-13 22:54:39 | 日記


𝓛𝓮 𝓖𝓻𝓪𝓷𝓭 𝓜𝓮𝓪𝓾𝓵𝓷𝓮𝓼
 
さすらいの青春(229)
 
 
—————————【229】—————————————

A  deux  reprises,  la jument  se  déroba et  avança 
de  quelques   mètres.    Le  marchepied   vint  le
frapper  à  la  tête  et  la  roue  le  blessa au genou. 
Il  s'obstina   et   finit  par  triompher  de  la  bête 
peureuse; mais   le  caillou  se  trouvait   si  bien
enfoncè   que   Meaulnes  dut  sortir   son  couteau  
de  paysan  pour  en  venir  à  bout.


——————————(訳)———————————————

2度、馬はこっそり数メートル前に進んだ.昇降段が
モーヌの頭にずんと当り、車輪がモーヌの膝を出血さ
せた.(それでも) 彼はねばって、やっと臆病馬を制御
した; ひづめには小石があまりにしっかりはまり込ん
でいたのを見たため、その除去作業を終えるため、モー
ヌは農夫の使う小刀を取出さなければならなかった.


..—————————⦅語句》——————————————
              
reprise:(f) ①再び取ること、取戻し、奪回
    ❷再開、継続、反復; ③ 再放送、④ 繕い
  ⑤ (中古車などの)下取り
à deux reprises: 2度繰り返して、2度も
à trois reprises: 3度繰り返して、3度も
à plusieurs reprises: 何度も  
  Il m'a téléphoné à plusieurs reprises.
    彼は何度も電話をかけてきた.     
déroba:(単純過去3単) <dérober (他)[文語]
  こっそり盗む [à から]
se dérober (à を) 逃れる; se dérober au regards 人目を避ける    
avança:(単純過去3単) <avancer (自) 前に出る、前進する
s'avancer:(代動) 前に出る、進む、前進する  
marchepied:(m) (乗り物の)昇降段、ステップ、足場
    ② (目的達成のための)踏み台、手段      
frapper:(他) 打つ、たたく、殴る       
roue:(f) 車輪
vint:(単純過去3単) <venir
   venir + 不定詞:~しに来る
   venir de + 不定詞:~したばかりである   
s'obstina:(単純過去3単) <s'obstiner (代動)
   意地を張る、執拗である、ねばる
   [dans~ に] 固執する          
peureux(euse):(形) 臆病な、こわがりの、おびえた      
triompher:(自) [de に] 打ち勝つ、  圧勝する    
finit par ~:(単純過去3単) <finir par ~ ついに~でする
  finir par triompher de ~:ついに~に打ち勝つ
  finir par triompher de la bête:ついにこの馬を制御する
enfoncè:(過去分詞) <enfoncer (他) 打ち込む、突っ込む
   差し込む 
     <enfoncer (自) [dans に] はまり込む       
bout:(m) 終わり、果て
en venir à bout:それ(小石除去作業)を終える
venir à bout de ~ :~を終える、に打ち勝つ


————————— ≪意訳≫ —————————————————

Le marchepied vint le frapper à la tête.
ステップがモーヌの頭を叩きに来た.(直訳)

この場合venir は数メートル前からの動きを 
言っているので、動きの擬態音を入れました.
「ステップが叩きに来た」では不自然な表現なので
「(馬が動いて)ステップがビュンとモーヌの頭に
ぶつかった」など、日本語があまりぎくしゃくしな
いように訳したあと調整するのがいいと思います.

ただし何もかも意訳にしてしまうと、学習に混乱
をきたすので、意訳はそこそこにして直訳に戻し
ます. 

私たちの学習の目的はもちろんフランス語の習得
にありますが、仏検問題で合格答案を書くことも
含みますので「健全な妥協点」を考えながら訳し
ていきます.

 

コメント
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