語学学習日記です.そこらのおっちゃんが書いてます.怪しいよ!眉唾物です.

ご一緒に学習を!
私は先生ではありません.間違いだらけかと思います.
ご容赦下さい.

761番:さすらいの青春(30)

2022-01-30 15:51:33 | 日記

さすらいの青春(30)

 

—————————【30】———————————————————
                
Personne ne venait ouvrir à la visiteuse inconnue.
Millie, sans doute, avait reçu le chapeau de La Gare,
et sans rien entendre, au fond de la chambre rouge, 
devant un lit semé de vieux rubans et de plumes 
défrisées, elle cousait, décousait, rebâtissait sa médiocre
coiffure...  


 —————————(訳)———————————————————
        
誰ひとり、この見知らぬ訪問者にガラス戸を開けには
来なかった。
ミリーは間違いなく、駅で帽子を受け取っていて
赤い部屋の奥で、何も聞こえず、古いリボンや
伸ばされた羽をまき散らしたベッドの前で、地味な
帽子を縫っては、ほどきの作り直しをしていたのだ。
  

—————————《語彙》———————————————————
        
visiteuse   (女性の) 訪問者、来客  < visiteur  (m)
La Gare  この物語では、駅というのは鉄道ではなく
   馬車の駅と思われる(仏鉄道は1832年の開業だが、
      普及は1900年以降)
semé <semer (他)まく、撒く
rubans < ruban (m) リボン、帯状のもの
défrisées 過分、女複 < défrisé √défriser (他)髪の縮れを伸ばす
cousait  直、半過去、3単 <coudre (他)縫う、縫い付ける
décousait  直、半過去、3単 <découdre (他)縫い目を解く、ほどく
rebâtissait <  rebâtir  (他)立て直す、再建する
médiocre  (形)平凡な
coiffure (f)① 髪の結い方、ヘアースタイル
       ② 美容、理容
       ③ 帽子、被り物 
       ここでは③の「帽子」

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760番:さすらいの青春(29)

2022-01-30 15:51:33 | 日記

さすらいの青春(29)

 

—————————【29】———————————————————
                  
Et, entre chaque phrase, elle frappait au carreau trois petits
cours à peine perceptibles.


—————————(訳)———————————————————
                    
そして、言葉の合間、合間に女性は、窓ガラスを
3度、ほとんど聞こえないくらいに叩いていた。


—————————《語彙》———————————————————
                   
carreau  (m)(plは~x)窓ガラス
coups  < coup (m)  打つこと、殴ること、打つ音
perceptibles(pl) <perceptible (形)知覚しうる、気づきうる
à peine   ほとんど~ない

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759番:レ・ミゼラブル(15)

2022-01-30 15:49:08 | 日記

レ・ミゼラブル(15)

 


————————————【15】——————————————

  M. Myriel était arrivé à Digne accompagné d'une 
vieille fille, mademoiselle Baptistine,  qui était sa sœur
et qui avait dix ans de moins que lui.*


————————————(訳)——————————————

  ミリエル氏は彼の妹で彼より10年年下だった老バティ
スティーヌ嬢と伴って、ディーヌに来ていたのだった.     
  

————————————《語句》——————————————

accompagné (過去分詞) <accompagner (他) (人と)一緒に行く、
                     (~の)お供をする 

————————————≪脚注≫————————————————

*) Mgr Miollis passa ses dernière années à Aix chez l'une de ses 
 sœurs qu'il appelait «la Séraphique ».

  Mgr [略] Monseigneur 閣下、猊下

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758番:アルト・ハイデルベルク(30)

2022-01-30 15:45:34 | 日記

アルト・ハイデルベルク(30)

 

—————————————【30】———————————————                         

Lutz.  Ein Mann meiner Position nimmt am Hofe zu 
     Karlsburg eine Stellung ein, während dieser Herr Doctor
     - lieber Gott, ein Jahr noch, dann braucht man ihn nicht
      mehr. Dann fliet er. 


—————————————《訳》———————————————
                       
ルッツ: 受カールスブルクの宮廷で、私のような身分のある者は
   しかるべき待遇を受けるものだ。なのに、あの博士ときたら ―  
   本当もう・・あと1年、そうなると、あの人も用無しだ。
   消え失せるさ。


—————————————《語彙》——————————————
                    
am Hof(e) 宮廷で 城内で
am Hofe zu Karlsburg   カールスブルク宮廷内では
ein Mann meiner Position  私のような立場の者は
die Stellung  (_/_en) ① 姿勢、ポーズ、② 位置 ③ 地位、身分、職
eine Stellung(しかるべき)身分待遇
nimmt... an <an/nehmen   受け取る、受ける
nimmt eine Stellung an しかるべき身分待遇を受けるものだ 
während  (従属接続詞)(定動詞後置)
      ~であるのに対して
     正しくは、博士が~であるのに対し、
     私のような地位のあるものは
     しかるべき待遇を受けるべきものだ、
     と訳すところですが、
     あまりこだわらず、「ちゃんとした扱いを
     受けるべきものを、あの博士ときたら、まったく・・・」
     というニュアンスを出すのがいいと思います。
lieber Gott おやまあ、何と
fliet<fliehen (  floh,  geflohen)(雅)消え失せる 

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757番:アルト・ハイデルベルク(29)

2022-01-30 15:42:47 | 日記

アルト・ハイデルベルク(29)

 

—————————————【29】———————————————
                 
Schölermann.  Sehr wohl, Herr Lutz.       
Lutz.  Außerdem hat sich dieser Herr Dr. Jüttner in letzter
     Zeit bisweilen einen Ton erlaubt, speziell mir 
     gegenüber, den man ihm abgewöhnen wird!

 

—————————————《訳》———————————————
                 
シェーラーマン:承知いたしました、ルッツ様。
ルッツ:  おまけにあのユットナー博士は最近、時々、特に
      私に対して態度が厚かましい。あの態度は、やめさせないと
      いけない。


—————————————《語彙》——————————————
         
Außerdem   ① そのほかに、② その上、さらに
bisweilen   (文語)時に、ときたま
der Ton  (_/_öne)  ① 音、音声、音色、② 口調、話し方
erlaubt (形)許された< erlauben① 許可する、許す、
             ② 勝手にする、平気でする
  sich3+4格 erlauben (4格)を平気でする、あえてする
    sich einen Ton erlauben  
  ある口調⇒ぞんざいな口調、態度を平気でする 
speziell  口(発音注意:シュペツィエル)特に、とりわけ
ab/gewöhnen   口(3格人に)(4格事を)やめさせる
gegenüber  (前)(但し、代名詞のときは後置)
      (関係)~に対して

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