飛鳥IIに乗って その2

飛鳥IIに乗り込んで最初の朝



7デッキを4周するとちょうどワンマイルとなる。一周440メートル。
ワンマイルウォーキング。
少し寒い中を歩いているうちに朝日が昇る。



腰を庇いつつも、インストラクターについていこうと速足で一生懸命歩いていると、後ろから声を掛けられた。

「肩の力を抜いて‼️」

元気なそのお声の持ち主Kさんが、ウォーキングのコツだけでなく、この旅を楽しむコツをイロハから教えて下さる存在となる。

私達の部屋は9デッキ左舷側。
客室係のIVYちゃんは小柄な笑顔の可愛い女の子❤️
その笑顔たるや、いつ出会っても変わらない。
１日2回お部屋を掃除しにきてくれる。
寄港地ツアーのある日や、イベントの前、フォーマルディナー前など、ベッドの上は甚だしくひっくり返した玩具箱。それが、部屋に戻ると綺麗に整頓されている‼️
脱ぎ捨てたパジャマがたたまれていたり、最初は恥ずかしかったけれど、だんだん甘えるようになった。
父は、毛布がリボン🎀状に掛けられていたのを見てとても喜んでいた。
私が持ち込んだマイ枕二個もその日その日レイアウトを工夫して整えておいてくれる。

彼女は日本語は片言だ。でも笑顔は世界共通。
ハウスキーパーはマウスキーパー
だから片言が良いのかも知れないと勝手に思った。

私はこのIVYちゃんの笑顔を絶対忘れない、忘れたくない。
家に戻って自分がまたハウスキーパーとして働く時に、彼女のように働きたい。
笑顔とユーモアと誠実さを持って家事をしたい。