ロサンゼルスで、着物暮らし

太陽燦燦のロサンゼルス近郊で接する和なあれこれ。
LAに帰って来ました。肌寒い日が続いています。

借り物の帯で花月之式

2007年03月18日 | おび
昨年の利休忌では帯に苦労をしたので地味目の帯を用意していました。ところが花月之式に出ることになり、喪の帯をお借りしての参加となりました。黒い帯を締めるのは父の葬儀の時以来で少し感慨があったものの、もう当日の朝になると緊張も手伝ってそれどころではありませんでした。この帯はLAで入手されたそうで、裏は絽になっている優れもの。帯締も一色の地味目のものを社中の方に貸していただき、帯揚げは確か弘法さんで見つけた薄紫地に流水と桜の花びら。豊臣秀吉公に自決を命ぜられた利休さまの散り際を思います。
舞台のほうもつつがなく終わり、ほっと一息です。

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4 コメント

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はじめまして (リューペー)
2007-03-24 17:00:35
Londonの椿姫さんのHPを通じて貴女の事を知りました。
少年時代にOrenge County Irvineに住んでました。今は京都にいます。茶道関係の人達とも仕事等で接点が有ります。
そのような訳でL.Aで茶道をされていられる 貴女の御働きに興味をもちました。
カリフォルニアにも良い茶室が有るのですね。写真で拝見させて頂いたところ とても雅やかに感じました。
L.Aと南カリフォルニアは 暑い位になってきているのですね。京都はまだ肌寒いですね。
先日 大規模な山火事が南カリフォルニアで遭ったと聞きました。空気が乾燥している南カリフォルニア、子供の頃 消防署の人がよく防火対策を教えに着てくれました。
今後とも 宜しくお願いします。
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リューペーさま (haruko)
2007-03-27 09:55:48
はじめまして。書き込みくださりありがとうございます。アーヴァインで過ごされたことがあり、今は京都にいらっしゃるとは、ちょうど正反対の環境なのですね。茶道とも関連のあるお仕事をなさっている由、親近感を覚えます。こちらに暮らす前の予想以上にLAには茶室が多くあります。日本と全く同じというのはいろいろと難しいと思いますが、大切にされているようです。今はシーズン最後の雨が降っており、珍しく湿度が高くそして寒いです。もうすぐからっとしたいかにもLAらしい気候になることと待ちかねています。こちらの方こそ、今後ともよろしくお願いいたします。
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利休忌 (いしのすけ)
2007-03-29 20:57:16
harukoさん、こんにちは。
舞台のお役目、お疲れ様でした!あちらのブログで、harukoさんがお点前なさってるお姿を、思わず目をこらして凝視してしまいました。舞台の上で、皆様がご覧になっている中でお点前をされるの、すごいな~!!といつもながら尊敬ですそれにしても、これまたいつものことながら、LAとは思えないしっとりとした和の雰囲気にびっくりです。

色無地に黒の帯、私の祖母着物アルバムの中にもありました。おそらく謡のお仲間の何回忌かと思われる会のようでした。祖母の色無地は、わりあいに同じような色が多いのですが(紫・渋いピンク・グレー系統)、いつか白生地から自分の好きな色に染める事を妄想しています(笑)。
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いしのすけさま (haruko)
2007-03-31 06:44:40
こんにちは。緊張しいの小心者ですが、この日は何とか粗相もなく終りました。お稽古してくださった先生やご一緒してくださった社中の方たちのおかげです。前日ちょっとおろおろしていましたら、夫から放たれた一言が「自信ないの?」。これで肝を据えようと思いました。
色無地は、格も、帯一つで幅広い場面に適応する汎用性もあり、でもう1枚欲しいなあと思っています。いしのすけさんもお好きな白生地にお好きな色をかける日が早く来るといいですね。何色になさるのかしら。私も楽しみにしています。
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