ロサンゼルスで、着物暮らし

太陽燦燦のロサンゼルス近郊で接する和なあれこれ。
LAに帰って来ました。肌寒い日が続いています。

結納でいただいた鼈甲

2007年01月23日 | こもの
二年前の今日、結納で非常に緊張した時間が一しきり過ぎた後、義母が箱を一つ取り出されました。木箱を開けると鼈甲の簪。着物を着る私のために予想外のプレゼントを用意してくださっていたのです。そのお心遣いが非常に嬉しく、緊張もほぐれてホッとしたのを思い出します。
改めてみますと江戸鼈甲と書いてあり、同封の説明書によると、全て手作りの鼈甲は古くから世界各国で愛用され、奈良の正倉院にも鼈甲を応用したものが数多く秘蔵されているのだとか。「長寿」「貞淑」「魔除け」などのしるしなのだそうです。湿気を嫌うということで、LAの気候にぴったり。先日一緒に日暮里を散歩した際、何軒か周辺のお店を廻って選んだくださったことを伺いました。改めて、ありがたい思い出の品を大切にしていきたく思います。