ロサンゼルスで、着物暮らし

太陽燦燦のロサンゼルス近郊で接する和なあれこれ。
LAに帰って来ました。肌寒い日が続いています。

結納でいただいた鼈甲

2007年01月23日 | こもの
二年前の今日、結納で非常に緊張した時間が一しきり過ぎた後、義母が箱を一つ取り出されました。木箱を開けると鼈甲の簪。着物を着る私のために予想外のプレゼントを用意してくださっていたのです。そのお心遣いが非常に嬉しく、緊張もほぐれてホッとしたのを思い出します。
改めてみますと江戸鼈甲と書いてあり、同封の説明書によると、全て手作りの鼈甲は古くから世界各国で愛用され、奈良の正倉院にも鼈甲を応用したものが数多く秘蔵されているのだとか。「長寿」「貞淑」「魔除け」などのしるしなのだそうです。湿気を嫌うということで、LAの気候にぴったり。先日一緒に日暮里を散歩した際、何軒か周辺のお店を廻って選んだくださったことを伺いました。改めて、ありがたい思い出の品を大切にしていきたく思います。

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5 コメント

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結納記念日でしたか (椿姫)
2007-01-23 09:31:01
結納記念日なのですね。おめでとうございます。

結納という日本的なしきたりは、海外で外国人と結婚した私には縁のないものでしたので、羨ましいです。

シンプルだけど存在感のある簪ですね。それにこの優しい色がharukoさんにぴったりです。
私は髪が硬いので簪をさすような髪型はできず、簪は憧れて見るだけのものなので、これも羨ましいです。
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こういうのが欲しいんです!! (ake149)
2007-01-23 17:32:40
本べっ甲を母たちが遺してくれていたいのです(笑)。
だからこういうのが欲しい。

以前対談でご一緒したかづ○に行くには顔がさすし、どこで見せていただこうかと思案しております。
べっ甲は正式のお席にもいいそうですので、
お茶をなさるharukoさんにはぴったり。

大切になさってくださいね。私は新婚時に、夫の母から貰った翡翠のかんざしを大切にしております。

私信ながらメールを拝見しました。あのお店でおまちしております。ご一緒してくださるお若い方がおふたり!いいお出会いになりますように。
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本べっ甲を母たちが遺してくれていないのです(笑) (ake149)
2007-01-23 17:34:18
またまた誤記!しつれいしました。
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美しいかんざし!! (いしのすけ)
2007-01-23 22:31:45
harukoさん、こんばんは。おかえりなさいませ!

充実の日本滞在記が、始まりましたねあちらで拝見いたしました!もう京都にお戻りになった頃でしょうか、また京都の活動もとっても楽しみにしております!!お忙しい滞在期間、うんと楽しんで、お体にもお気をつけておすごし下さいね。また次の機会にお目にかかれる事を夢みて

こちらの鼈甲のかんざし、本当に素敵ですね!お義母さまが色々お店をめぐって探されたというお話に、心がぽっと温かくなります。本当に綺麗なお色に、シンプルで品のある形!!harukoさんにさぞかしお似合いだと思います
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椿姫さま、akeさま、いしのすけさま (haruko)
2007-01-24 23:31:15
*椿姫さま
両家の顔合わせの意味合いが濃い略式の結納ですが、思い出深いものとなりました。慣習はそれなりの意味があるのだなあ、と思います。私も普段は殆ど簪をつけないもので、これを身に付けるときは晴れがましい気分になり、ありがたいものです。

*akeさま
鼈甲は正式のお席にもよいのですか。勉強になりました。akeさまがお義母さまから譲り受けられた翡翠、美しいですよね。着物周りには何かと「思い」をいたすことが多いように感じます。またご連絡させていただきます。

*いしのすけさま、
京都でも東京でも御目文字したい方が沢山いらして、一日が48時間にならないものかしら、などくだらないことを考えます。またの機会を私も楽しみにしております。母のお気持ちが本当にありがたく身にしみるかんざし、共感していただけて嬉しいです。
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