ロサンゼルスで、着物暮らし

太陽燦燦のロサンゼルス近郊で接する和なあれこれ。
LAに帰って来ました。肌寒い日が続いています。

しつけをとって初茶会へ

2007年01月28日 | あわせ
母が誂えてくれた付下げをおろしました。今回の一時帰国での楽しみの一つです。ぼかしの地に扇形の染め、そこに短冊や松や梅などの意匠がされています。帯は母の佐賀錦を借りました。牡丹と菊の柄をお太鼓に持ってきましたら、茶会の濃茶席のお花が立派な寒牡丹で嬉しい符合でした。この帯に決まるまでが一騒動だったのです。アメリカにいるときから佐賀錦がいいわ、と思っていたのですが、それまで時間がなく朝に合わせてみるとどうも意匠が気に入らず、夫とも相談して相良刺繍の帯を締めました。しかし、母に見せるとやはり佐賀錦がいいだろう、ということで締めなおし。結果的には佐賀錦で正解で、帯揚げは金彩加工のもの、帯締めも少し華やかな平組みにしました。取り合わせは楽しくもあり、難しくもあり。自分の今の感覚が京都の感覚とどの程度の乖離があるのか、良く分からないということも一因でしょうか。途中から非常に暑くなって、さっさと帰宅し気がつけば紐を解いてしまっていました。着姿は一枚もありませんので、sachikoさまに倣って置いて写真を撮りました。