警察の不祥事が後を絶たないので、不良警察官や悪徳幹部を取り締まるための本部を設置したんだな、と・・・・・
ついに本気になって不祥事撲滅に動き出したか、と・・・・・
しかしそれは、大きな勘違いだった。
選挙違反を取り締まる本部ができた、というだけの話だったとは・・・
そんなありえない事を考えるとは、俺もどうかしてるよね。
<関連ニュース記事>
・大阪府警が取締本部設置(産経新聞) - goo ニュース
新聞を読んでいたら、久々に心に響く詩に出会った。
今日の読売新聞に掲載された小学校5年生女児が書いた詩を、以下に引用させて頂く。
ザリガニ
稲を食べるザリガニ
田んぼを見張っていたら
「いた」
卵つきのザリガニがいた
お兄ちゃんが土にうめた
かわいそうと 稲と
心がゆれた
せっかく植えた稲の苗をハサミで切ったりするといわれているザリガニは、農家にとっては有害な生き物である。
その悪者のザリガニを見つけて駆除することは、農家の子どもたちにとっても善い行為であり、心を痛める必要などないはずである。
しかし、この女児は、その悪者のはずのザリガニを兄が土に埋めて処分しているところを見ているときに、なぜか稲がイヤイヤをして揺れるように、自分の心も痛んでゆれてしまったのだろう。
地球のすべての生き物が持っている命と、そのはかなさや憐れさを、素直に感じ取ってゆれたこの女児の心に、なぜか私の心もゆれた。
新潟県警地域課長の警視(59)が、酒に酔ってバスで帰宅途中に隣に座っていた女性の頬に拳を押し当てるなどの暴行を加えたとして、県警から事情聴取を受けたという。
この警視は、新潟市の居酒屋で地域課の部下ら十数人とともにビールや日本酒を飲んだ後、帰宅するためバスに乗車したが、相当酔った状態で不快に感じた女性が席を離れようとしたところ暴行したらしい。
市民の安全を守るはずの警察官による暴行は許しがたいものであるが、県警は 『事実を認めていて逃走の恐れがない』 として、逮捕はしないそうだ。
なんという甘さだろうか。
一般人以上の高いモラルを求められる警察官の犯罪は、通常よりも厳しい処置がされてしかるべきなのに、これでは身内だから甘くしたと言われても仕方がないだろう。
この事件に限らず、最近は警察官による犯罪や事故が増加しているように感じるが、警察組織自体が緩みすぎているのであろう。
警察に自浄能力を期待するのは、もう無理か・・・・・・
<関連ニュース記事>
・暴行で県警課長を事情聴取 新潟、バスで隣席の女性に絡む(共同通信) - goo ニュース
<当ブログの警察不祥事関連記事>
・警察官のモラル
・栃木事件の二審判決・・・・・県警の捜査怠慢認めず
・『踏み字』 で自白強要