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世相見聞録

世間の出来事や自分自身が体験したり見聞きしたことなどを、論評や感想を加えて書きつづっていきます。

相撲部屋の親方は 『お山の大将』

2007年09月27日 | 事件・事故
今回発覚した時津風部屋における新弟子に対する集団暴行死事件は、まさに稽古に名を借りた 『リンチ殺人』 である。

親方自らが、この新弟子の額が割れるほどにビール瓶で殴りつけ、『かわいがってやれ』 と弟子たちに暴行を指示したという。

そしてその翌朝には、起きてこられないこの新弟子を無理やり稽古場に連れ込み、親方黙認の元、ぶつかり稽古と称して、金属バットなどで集団暴行を加え続けたらしい。

大事な子供を預けて殺された親の気持ちを思うと、胸が痛む。

一般社会から隔絶された閉鎖的な相撲部屋では、死亡に至らないまでも、こういった陰惨ないじめが日常的に行われているのではないだろうか。
そもそも、野球部屋でもあるまいし、どうして金属バットなどが部屋にあったのか。

大相撲界の体質は、例えて言うなら、組から抜け出そうとした組員を集団リンチする暴力団と同じである。

このような事態が発生しても、相撲協会はまたしても無策のままダンマリを決め込んでいる。
時が解決してくれるとでも思っていたら大間違いである。

閉鎖された狭い社会の中で、『おやまの大将』 になって威張り散らしている親方連中や協会幹部は、前途ある若者の命を奪ったことを厳しく反省し、世間の常識が通じる人間になってほしい。

そうでなければ、大相撲は無用の長物として社会から消えるべきである。

<関連ニュース記事>
時津風親方ら立件へ…傷害致死などの容疑(スポーツ報知)

<関連ブログ>
暴力組織時津風部屋(青空世界)

死刑執行命令の見直しは必要か?

2007年09月25日 | 社会問題
<時事通信ニュースより引用>

2007/09/25-11:38 死刑執行命令の見直しを=鳩山法相
鳩山邦夫法相は25日の内閣総辞職後の記者会見で、退任に当たっての「問題提起だ」と断った上で、死刑執行について「法の改正が必要かもしれないが、法相が絡まなくても自動的に客観的に進むような方法を考えたらどうか」と述べた。
刑事訴訟法は、死刑執行は法相の命令によると定めている。鳩山氏は「死刑は執行されねばならないと思うが、誰だって法相ははんこをついて死刑を執行したいとは思わない。精神的苦痛を感じないものではない」と述べた。
<引用終了>

たとえどのような凶悪犯罪者でも、死刑執行は国家が人命を奪うことであるから、その命令を発しなければならない法務大臣は、さぞ心を痛めることだろうと思う。

難しい問題ではあるが、しかし、だからといって誰も苦痛に感じることがないように、機械的に処理できるよう法律を変えることには反対である。

裁判所によって死刑判決が確定しているとしても、その執行に当たっては法務大臣にも心を痛めてもらいたいと思うのである。

死刑制度の廃止を訴えるならまだしも、ただ単に自分の精神的苦痛を逃れるために機械的に処理できるようにしろ、自分の感知しないところで勝手にやってくれ、と言うのではあまりにも人の命を軽く見すぎていないだろうか。

法務大臣は、執行命令を発する際には、国家として人の命を奪うことの重さをかみ締め、被害者やその遺族の思いや、これから命を奪われることになる死刑囚の心情をも十分汲んで、苦悩してもらいたい。

法秩序の最高責任者として、決して機械的に処理すべきことでないことを、十分に認識してもらいたいのである。


イラク戦争は石油目的

2007年09月17日 | 海外の話題

<共同ニュースより引用>
【ワシントン17日共同】国際金融市場に絶大な影響力を振るったグリーンスパン前米連邦準備制度理事会(FRB)議長が17日発売の回顧録で「イラク戦争は石油が目的」と指摘、財政面でも「制御不能な歳出」を放任したとしてブッシュ政権を痛烈に批判した。18年半にわたりFRBに君臨。81歳の今も発言が注目される自称「自由至上主義の共和党員」の回想だけに、米政財界に波紋を広げている。
<引用終了>

何を今さらわかりきったことを! という感もするが、これが米国経済界を長年にわたって牛耳ってきた責任者の発言であることを考えると、それなりに重い言葉であろう。

米国は、イラクが大量破壊兵器を保有しているという理由で国際批判も無視して開戦し、圧倒的な軍事力でイラク国土を散々に破壊したあげく、それが嘘だとわかると次にはテロリスト集団アルカイダとの関係という根も葉もない嘘を言い立てて、『テロとの戦い』 をスローガンに戦争を拡大してきた。

米国の狙いは、中東産油各国を親米政権に仕立て上げ、石油資源の利権をわが物にすることにあることは、開戦当初から言われてきたことである。

ある機関の調査によると、イラク戦争で亡くなったイラク人は推計70万人を超えるという。
そして殺された人々は、その多くが罪のない一般市民や子供たちである。
その全てが米軍によって殺されたとは言わないが、米国の開戦がなければ殺されることはなかった。

グリーンスパン元議長にしても、イラク戦争は米国経済のためにならなかった、と言っているだけで、イラクの人々の犠牲などについては関心外であろう。

自分さえ良ければいい、という考え方が米国はもちろんのこと、日本でも蔓延しているように思えて仕方がない。


毛皮・・・・装飾のための大きすぎる犠牲

2007年09月09日 | 海外の話題
日本は、高額なミンクの毛皮コートや、キツネの毛皮えりまきなどが飛ぶように売れる、世界有数の毛皮輸入大国である。

そして、その毛皮のほとんどは、中国で生産されているという。
例え最終製品に 『イタリア産』 などと表示があっても、それはイタリアで加工したということであって、毛皮そのものは中国からの輸入がほとんどらしい。

その中国の毛皮養殖場では、毛皮を取るために飼育されているキツネ、タヌキ、ミンクなどの動物が劣悪な飼育環境に置かれ、生きたまま皮をはがされるなど残酷な方法で殺されている。

日本では、極寒環境で防寒などのためにどうしても毛皮が必要という用途は限定的で、ほとんどは単に身を着飾るための装飾品としてのものでしかない。

人は他の生き物の命を貰って生きているものであるが、それにしても単に装飾のために動物を必要以上に苦しめることは許されないことである。

以下にリンクしたレポートを是非見ていただきたい。
見るに耐えない残酷なビデオもあるが、実態を知るためにも目をつぶらないでほしい。

そして、現実を知ったからには、こういった残虐行為の加担者にならないでほしい、と切に願うものである。


<レポート>
中国毛皮養殖場の内側

帽子

2007年09月08日 | 日々の戯言

子供の頃は野球帽などをよく被っていたが、大人になってからは帽子というものを殆ど被らなくなった。
せいぜい、山で沢登りするときにヘルメットを被ることくらいだろうか。

じゃあ何故、帽子の写真?

実は、これ、青い目の外人さんに貰った帽子なのである。

先日、ある駅で始発電車に乗って発車を待っていると、大きなキャリアケースを引きずった外人が乗り込んできて、○○に行きたいがこの電車で大丈夫か?と尋ねられた。

ここの電車は、各駅停車だけでなく、準急やら、急行やら、特別快速やら、特急やら、色々あるので、よく確かめないと目的の駅を素通りされてしまう。

私が尋ねられた駅は全ての電車が停まる駅だったので、OKとだけ答えたが、それだけでは少し心配だったので、この電車が停まる駅を順番に教えて、○○は5番目に停まる駅であると念押しをした。

相手は軽く感謝の言葉を残して車両の奥に入っていったが、すぐに戻ってきたので、あれ?まだ何かわからないことがあったのかな?と思っていると、キャリングケースから帽子を取り出して、感謝の印としてこの帽子を受け取ってくれと言う。

ちょっと教えただけだからお礼なんかいらないと断ったが、これは自分が気に入って買ったばかりの新品でいい物だから是非受け取ってくれと・・・・

ということで、今、この帽子が私の手元にあるのである。

しかしあの程度のことでお礼の品を差し出すなんて、これは日本人には馴染みの薄い、チップ といったような感覚だったのだろうか?

それとも、本当にそれほど、感謝されることだったのだろうか?

まあどちらにしても、こんなことでお礼を貰ってちょっと驚いたということで、取りとめのない話は終わり。

トルコで希少クワガタ激減

2007年09月02日 | 海外の話題

<共同ニュースより引用>
日本向けに高額で取引される、トルコ南部ハタイ県アマノス山などにしか生息しない希少種クワガタが、商業目的の乱獲のために激減、絶滅の危機にひんしている。トルコの環境保護当局者は、日本の小学生らの間で人気のゲーム「ムシキング」ブームが背景にあるとみて、心配顔だ。このクワガタはアクベシアヌスミヤマクワガタ。1本の角の先が3つに枝分かれしている珍しい品種。(共同)
<引用終了>

以前にも、日本の子供たちに人気のクワガタムシが、生息している東南アジアで金目的のために乱獲され問題になってるいるとのニュース記事を読んだことがある。

トルコのケースではどうだかよくわからないが、東南アジアの例では、効率的に捕獲するために付近の木を全て伐採したりするので、環境破壊もひどく進んでしまっているという。

現地のブローカにとっては、たかが虫でも捕まえて日本に売れば大金が入ってくるので、クワガタが滅亡しようが環境が破壊されようが知ったことではない、ということだろう。

ん十年前に、デパートでカブト虫やクワガタが売られているのを見て驚いたものであるが、今では慣れてしまって一匹数万円で売られていても、そんなに驚かなくなった。

子供たちに珍しいクワガタやカブト虫を買って喜ばせたい、という親の気持ちもわからないでもない。

しかし親としては、虫は自然の中で生きているということこそ教えるべきであって、おもちゃのように虫を買い与える行為が、日本だけでなく外国の自然をも破壊することに繋がっている、ということへの配慮も必要である。


北九州市・生活保護打切り餓死事件の徹底追及を!

2007年08月25日 | 社会問題
北九州市で52歳の男性が生活保護の辞退を強要され餓死した事件で、24日、弁護士や市民らが福祉事務所長を福岡地検に刑事告発し受理されたという。

この事件は、この男性が病気で極度の貧困状態にあるにもかかわらず、今年4月2日に保護の辞退届けを提出させて給付を停止、その後も状況の確認や救護を行わずに放置し、7月10日に死後1ヶ月の状態で見つかったものである。

北九州市では、過去にも生活保護にからんで市民が自殺に追い込まれたり餓死する事件が相次いで発生しているが、これは、国(旧厚生省)が、長年にわたって出向者を北九州市に幹部職員として派遣し、『保護の適正化』 政策の実験場としてきたことが背景にあるといわれている。

厚生労働省にとって、こうした 『適正化』 政策を忠実に実行する北九州市は、まさに 『保護行政の優等生』 であるという。

生活に困窮した市民を自殺や餓死に追い込むことが 『適正化』 でかつ 『優等生』 であるという政策は、明らかに間違っている。

今回の告発状によれば、この事件は公務員による組織的犯罪で、罪状は 『保護責任者遺棄致死罪』 および 『公務員職権乱用罪』 にあたるという。

このような公務員犯罪は絶対に許してはならない。
責任の所在の徹底的な追求と処罰を、強く望むものである。


<関連ニュース記事>
弁護士ら364人が福祉事務所長告発 北九州孤独死問題(朝日新聞) 08月25日 02:43

<参考ブログ>
今日も50才台男性の餓死のニュース(OLの韓国語)
生活保護打切り孤独死事件の告発(江川珈琲店の出来事)

<当ブログの生活保護関連記事>
生活保護への支援

会社でのこと

2007年08月18日 | 日々の戯言

最近多発している企業犯罪についてブログに書こうと色々考えていたら、唐突に腹立たしいことを思い出してしまった。

かなり昔のことであるが、 以前に勤務していた会社での出来事。
私の職場に電話があり、その電話を新人女性課員が受けたときのこと。

リリ~ン

『はい、○○課です』

『○○君はいるかね』

『あの、失礼ですが、どちら様でしょうか?』

『なにぃ~ 俺をしらんのか!!』

『はい? あのぉ・・ どちらさまでしょうか?』

『もういい!!』 ガチャン

『・・・・・・・・・』 (なによ この人!)

後日、私は△△常務から呼び出され、いきなり怒鳴られた。

『お前の職場では、電話の受け方をどう指導してるんだ?!!』

『え?』

『俺が電話したときに、まったくなってない対応されたぞ!!』

『どういうことでしょうか?』

『なにぃ? どういうこと? そういう報告も受けてないのか!! 俺のことを知らんと言いやがった。お前がそういうことだから、ああいう対応になってしまうんだ!!』

あっ そういえばこの前、だれか知らない人から私に電話があって、名前を確認しようとしたらいきなり電話を切られてしまいました、と新人が言っていたことを思い出した。

なんだ、電話して自分で名乗らない非常識な相手は、△△常務だったのか・・・・

私は腹がたったので、

『うちの職場では、よほどの有名人ではない限り、相手に名前を名乗っていただくことにしています。それがお気に召さなかったらお許しください』

と、嫌味を言って役員室を退出した。

こういう△△常務のような自分本位で傲慢なやつが、会社をだめにしてしまうんだ。

悪いのはお前だろ!  ← ここまでは言えませんでした(泣)


大賀ハス

2007年08月17日 | 日々の戯言

近所の公園で咲いている大賀ハスを見てきた。

ご存知の方も多いと思うが、大賀ハスは、1951年 故大賀一郎博士によって千葉県 検見川遺跡で2千余年前のハスの実3個が発掘され、そのうちの一個だけ発芽に成功したものである。

この大賀ハスは、その後世界各地に移植され、各地でその神秘な花を観賞することができる。

人間同士の苛烈な戦争も知らず、2000年以上も土の中で眠り続け、今でも大昔と同じ姿で咲いているこの花こそ、平和のシンボルではないかと思う。

人間のスペア

2007年08月14日 | 日々の戯言
また終戦の日が近づいてきた。
この時期になるといつも思い出すのは母方の祖母のことである。

祖母は6人の子ども(男4人、女2人)を生み、2人を戦死で亡くした。(つまり私の伯父にあたる人が2人戦死した)

一人目の戦死の知らせが祖母に伝えられたとき、祖母は嘆き悲しみ、悲観にくれた。

ところが近所の人から、慰めのつもりだったのか、『隆志さん(戦死した伯父の仮名)は亡くなって気の毒だったけど、あんたところには他にも子どもが沢山いるので、そんなに悲しみなさんな』 と言われたという。

言い換えれば、子どもが6人もいるので1人や2人減ってもどうってことはないでしょう、ということである。

普段は温和で優しい祖母が、このときには 『隆志は一人しかおらん!!、他にも子どもがいるということとは関係ない!!』 と激しい口調で言い返したという。

祖母がこの話を私にしてくれたとき、祖母の唇は怒りと悲しさで震えていた。

人は一人ひとりが取り替えのできないかけがいのないものである。

スペア(予備)があるからいいというものではない。
人間のスペアという考えは、してはならないのである。

朝日

2007年07月30日 | 日々の戯言
                  白馬岳山頂からの眺め

ボランティア殺到

2007年07月21日 | 事件・事故
先日の新潟県中越沖地震で大きな被害を受けた柏崎市にボランティアが殺到し、さばききれない状態になっているという。

特にボランティア希望者が殺到する週末については、被災地に入ることを自粛して欲しいと、市災害ボランティアセンターが異例の要請を出したそうだ。

被災者からの作業依頼件数に対してボランティア希望者の方が多く、4割程度の仕事しかないという状態らしい。

以前、私も環境活動ボランティアをとりまとめるために、NGO団体と打ち合わせを重ねたことがあったが、そのときにNGOスタッフが本音で話してくれたことは、『実は作業のボランティア希望者はいくらでもいる。人数だけ大勢いても、逆にその人たちの仕事配分や世話などで返って手間がかかり足手惑いになりかねないので、それよりもお金を援助していただけるほうが数倍ありがたい』 ということであった。

確かに指示待ち人間ばかりが被災地に集まって右往左往されるだけなら、現地はありがた迷惑かもしれない。

しかし、本当にそうなのだろうか?

自分の家が被害に遭い手もつけられない状態になっていて、後片付けしようにも途方に暮れている人も大勢いるのではないだろうか?

こういうときに助けて貰えばどんなにありがたいことか・・・・

人手はいくらあっても足りない状態だと思うのだが、ボランティアに作業を依頼することに何か躊躇させるものがあるのかもしれない。

ボランティア希望者が殺到することは、今の自己本位の社会にあっては素晴らしいことであり、その気持ちは大事にしたいと思う。

多くの善意が無駄にならないように、現地のニーズを吸い上げボランティアにうまく伝達できるシステムができないだろうか。


<関連ニュース記事>
県外ボランティア殺到で“渋滞”、柏崎市が異例の自粛要請(読売新聞) - goo ニュース

<参考ブログ>
ボランティア多すぎ。 (思いつくままに。)
自粛要請 (JAI-YA。の日記)

ビリオン・ダラー選挙

2007年07月18日 | 海外の話題
2008年に予定されているアメリカ大統領選挙では、民主・共和両党の候補者が費やす選挙資金がビリオン・ダラー(10億ドル、日本円で約1200億円)を超える見込みであるという。

まあ、お金は天下の回り者、選挙で費やされるお金が景気向上に貢献する面もあると考えてしまえば、悪いことばかりでもないと言えなくもないが、それにしても10億ドルとは金のかけ過ぎではないだろうか。

民主国家では、その国の政治指導者は、公正な選挙によって民主的に選ばれることになっている。

ところが、マスコミ対策やら、イメージ戦略やら、広告やら、というものに莫大な資金を使って、選挙テクニックを周到に準備・計画した候補者が勝利を収めるということが現実だとすれば、果たしてこれが民主的な選挙といえるのだろうか?

国民から人気があるからお金も集まる、したがってお金をより多く集めた候補者が勝つのは当然であるという理屈だとは思うが、どうも納得がいかない。

政治的な理念や政策よりも、お金で買える選挙テクニックで選挙結果が左右されるとしたら、やはり何かおかしいのではないだろうか。

今、日本でも参議院選挙のまっ最中であるが、単にイメージのみでなく政策重視で投票したいと思う。


<関連ニュース記事>
Yahoo!ニュース - 読売新聞 -過熱する米大統領選、資金総額は史上初の10億ドル突破か

ネットの匿名性

2007年07月11日 | 日々の戯言
ネットの世界では、匿名性が保証されていることが前提で自由な意見が飛び交っている。
しかしその反面、匿名性があるゆえに、無責任な発言や他人の誹謗・中傷、詐欺行為などが助長されていることも事実である。

じゃあいっそのこと匿名性を廃止して、ネットは実名でその素性を明らかにした上でしか利用できないようにすれば、どうなるか?

そもそも自分が発信する意見・主張や情報にやましいことがなければ、実名であろうとなかろうと正々堂々としていればよいはずであり、むしろ匿名性を悪用する人間が排除されるわけであるから、何も問題はなくメリットばかりのように見える。

現実に実名で公開されているブログなども数多く存在している。

しかし悲しいことであるが、現実的には匿名性が保証されなくなると、ネット上は強い立場の人間の意見ばかりが飛び交うようになり、例え正論であっても弱い立場の人間が発信する意見は抹殺、もしくは自粛されてしまうようになるのではないだろうか。

その上、ネットで明らかにされた個人情報を元に犯罪被害に遭う危険性が増えることも考えられる。

そう考えると、ネットの匿名性は、誰でも自由に意見を表明できるよう、保証されなければならない権利であるように思える。

中国では、反政府言論に危機感を感じた当局が、ネットの実名義務化に動き出しているという。

このように言論抑圧にもなりかねない現状では、やはりネットの匿名性は保証されるべきなのだろう。


<関連ニュース記事>
ネット書き込み実名義務化検討 中国アモイ市 反政府言論に危機感?(産経新聞) - goo ニュース

う~ん これは単なる冗談か・・・・??

2007年07月09日 | 海外の話題

『砂浜に顔だけ出したパグ』 というタイトルで、次のような海外ニュースの記事があった。

<gooニュースより引用>
 [レウカディア(米カリフォルニア州) 5日 ロイター] 米カリフォルニア州レウカディアのビーチで5日、砂から顔だけを出している犬が撮影された。
この犬は2歳のパグ。子供たちによって体をビーチの砂に埋められていた。
<引用終了>

これ以上の記事はないので実際のところはわからないが、単に冗談で撮影した写真なのだろうか?
しかしそうであれば、こんなものがニュースになるとは思えないのだが・・・・・

それとも、子どもたちによる悪質ないたずら、つまり犬は死んでもいいと考えて砂浜に埋めて放置されていたのだろうか?

もしそうであれば、例え子どもの仕業とはいえ、厳しく罰を与えるべきである。