あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

神様からの贈り物

2022-06-05 21:26:00 | ブログ
こんにちは☁️今日は、曇り空でしたが
明日は大雨になるようですね。雨が降る前に、駐車場のお花を
買いに行ってまいりました😊


夏のお花に入れ替えました🤩
これから楽しみです♪

毎週日曜日は、院長の自伝です。

結婚して一年経った頃、妻の体調に変化が起きた。妊娠かもしれないと言う。
私は、あと数年で還暦を迎えようとしていた。妻は喘息で以前ほどでは無いがプレドニン
などの薬を服用しているので妊娠は絶対に無いと思っていた。

薬局で妊娠検査薬を買ってきて調べた。やはり、陽性反応が出た。
o病院の担当医に妊娠を報告すると担当医はイスから転げ落ちんばかりに驚いて
「そりゃ困る。相談してもらわなければ」と言ったらしい。
妻も負けてはいない。「先生。おめでとうと言うのが先でしょ」と言い返したと言う。(あっぱれあっぱれ!)
担当医は「上司に相談します」と言われてその場から立ち去り、妻はしばらくその場に置き去りにされたらしい。
その後お腹の赤ちゃんは順調に成長したが、九ヶ月の時に逆子になった。
産婦人科の先生は「ま! これを治すのはご主人の仕事だね」と言われたそうだ。
「そうか、まあ、お手のもんだ、任せとけ!」とは言ったもののやはり身内の治療
には欲が入るのか、前に述べた入院中の喘息発作の時と同じ様に、なかなか治らない。
今までに何例も不妊や逆子を治して感謝されたが身内の治療は難しい。
逆子治療の場合、鍼を行い逆子の代表的なツボである“三陰交・至陰”にお灸を
施すと胎児の頭が右側腹部に移動してそのまま治るか、その後の検診で「治りました」との報告を受ける事が多い。
翌日の検診で治っていなかったら手術の日取りを決めると言われている夜のことであった。
妻のお腹を診ていると赤ちゃんの頭は心窩部に有り、足は恥骨の所までほぼまっ
すぐに伸びていることが触診される。これではまだまだ治らない。
妻の逆子も治せないのか! 治療家魂に火がつく。
再度妻の脉を診ながら、そうか! 赤ちゃんの足が伸びきっているのがいけないのだ。
赤ちゃんを上に持ち上げれば回転するかもしれない!
「脾が主る昇清(上兪)作用を行えばいいはずだ! 」
そこで、妻の右足に静かにテイ鍼(古代九鍼の一つで皮膚には刺さらない鍼)を当てて数呼吸待っていると、
「ア! 動いた」と妻の声。
翌日の検診の結果で治っていることを確認し、私の治療家としてのプライドも保つことができた。
子供が生まれてからは体質が変わったのか、それとも子供を守るための母の本能
なのか、妻は大きな喘息発作が起こらなくなった。
神様からの大切な贈り物である子供は高校生になり元気に学校に通っている。(画像は、低学年の頃のかわいかった頃の娘です🤭)
しかし、ご多分に漏れず反抗期真っ最中で親父としては静かに見守っている次第である。

次週に続く

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