よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

京の名物「にしんそば」-京都市伏見区:「美ね寅」

2018年03月21日 | 京都市(南区、伏見区、山科区)
“Minetora”, Fushimi Ward, Kyoto City

さてさて、ワタクシ達は京都市伏見区の城南宮を訪ね、美しい神苑の光景を眺めていました


ここは茶道、生花、能楽などの日本文化が大成された室町時代の様式でつくられた
池泉回遊式庭園の「室町の庭」なんですよ。京都でいえば鹿苑寺金閣、慈照寺銀閣、龍安寺などが
室町時代に建立された寺院として名高いですよね


これから春から初夏にかけて、ここでは4月末に藤、5月につつじが咲いて、なかなか見事なんですよねぇ


ではでは、そろそろ城南宮を後にするとしましょうかねぇ。
時刻は11時過ぎになっていました。早朝から歩き回っていたので、けっこうお腹が減っておりました。
オッサン三人組は「ちょっと早いけど、店が空いているうちに昼食にしよう」で意見が一致しました


城南宮から歩いてすぐの場所に「美ね寅」という、うどん、そば、丼類のお店がありました。
11時半が開店時間とのことで、ワタクシ達は開店と同時に入店しました


Y氏は「カレーうどん」を注文しました。Y氏は大食漢なのですが、最近は節制しているようです


D氏は「ちらしそば」というのを注文しました。「ちらしそばって何やろ?」と思っていたのですが、
どうやら「ちらしずし」のように、様々な具材が載ったそばということでしょうね


ワタクシは「にしんそば」を注文したのです。あら、これだとかけそばのように見えますよね。
中に隠れているにしんを出すとしましょうか


京都が発祥とされている「にしんそば」ですが、その歴史は古く、1882年(明治15年)にまでさかのぼるそうです。
北海道から乾燥させて運ばれてきた身欠きにしんは、海から離れた京都にとっては貴重なタンパク源でした。
その身欠きにしんを甘辛く甘露煮にしたのを、蕎麦に乗せて食べるというのを
今も京都の四条大橋の傍にある「松葉」というお店が始めたのが最初だそうなんですよ


ワタクシはこの甘辛い身欠きにしんの味が大好きで、京都に来ると「にしんそば」をよく食べるんですよねぇ


なかなか美味しい「にしんそば」でした。ワタクシ達は昼食を食べ終えると、帰路につきました。
自宅に帰ってきたのは午後3時前でしたので、一日を有効に使ったなぁと思います

美ね寅…京都市伏見区中島鳥羽離宮町72

使用したカメラ:1~3枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2


関西では出汁をとるのに昆布を使い、塩昆布などを好んで食べますが、
この昆布にせよ、身欠きにしんにせよ、北海道から日本海と瀬戸内海を通ってやって来る松前船が、
関西に運んできたものなんですよねぇ。松前船の存在が無ければ、関西の食文化は生まれなかったでしょうね



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