よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

旅は思わぬ方向へ-岐阜県飛騨市:神岡

2013年09月09日 | 岐阜
Kamioka Town, Hida City, Gifu Pref.

さてさて、ワタクシたちの富山旅行も3日目となりました。ワタクシたちの宿はペンション「ホワイト・ベル」というのですが
ここを宿に選んだのは、この宿が立山山麓にあるので朝一番で立山黒部アルペンルートに行き
標高2400mの室堂を中心にトレッキングを楽しむためだったんですよねぇ。
ところがところが、この日は朝からあいにくの雨。天気予報も一日中雨の予報です
雨の中、高山を歩くのはワタクシはともかく、家人にはちょっと危険を伴います。立山に行くのは残念せざるを得ません


ワタクシ、朝の露天風呂に浸かりながらどこに行こうか考えました
この日のお宿は富山市内に取っていますので、行動出来る範囲も限られます。
なかなか「これだ」というプランが頭の中に浮かんでこないんですよねぇ

朝食を食べながら家人と「どうしようか」と話していると、家人が「このあたりに銅山とかなかったかなぁ」と言うんですよね。
ワタクシ、ピンと頭に浮かんだのが富山県と岐阜県の県境にある岐阜県飛騨市の神岡のことでありました。
神岡は神岡鉱山の高山町として栄えた町でして、ワタクシは一度も行ったことがありません
ワタクシたちの旅は急きょ予定を変更し、神岡の町を目指すことになったのでありました


小さな鉱山だった神岡鉱山は明治時代になって三井財閥が大規模な採掘を始めます。
それに伴って神岡の町は鉱山町として大きく発展していったのですね。


ワタクシ達が到着する頃には、雨が本降りになっておりました。結果的には立山に行かずに正解だったですね


町のところどころに、往時の繁栄を感じさせる建物があるんです。この醤油屋さんも立派で瀟洒な建物でありました。


この旅行に行ったときは、連日の猛暑でありました。しかししかし、山間にある神岡の町は雨に煙り
半袖だと少し肌寒さを感じるような涼しさでありました。


神岡の町を歩くと、あちらこちらに湧水を利用した共同水屋を見つけることが出来ました
町の正面にそびえる大洞山の山麓からこんこんと湧きだした湧水は年間を通して11℃前後の水温を保つため、夏は冷たく冬暖かいのが特徴です。


飲料水だけではなく洗い物や野菜や花を浸すなど、昔から生活用水として親しまれていた共同水屋は、今も人々に利用されているんです。
ワタクシ、ゴクゴクっと水を飲みましたが、いやぁ、冷たくって美味しかったです


昭和から時間が止まったような町、岐阜県飛騨神岡…ちょっと町歩きが楽しくなりそうです。

使用したカメラ:FUJIFILM X-E1


あとから話をしてみると、家人が「銅山があったよなぁ」と言った場所は神岡鉱山とは全く違ったようでした。
まぁ、これも結果オーライということにしておきましょうね。
こういう時、団体旅行なら雨であろうがアルペンルートを連れて行かれるのでしょうが
個人旅行は臨機応変な判断がきくので私は団体旅行がダメなんですよねぇ



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