よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

また来る日もそのままで-奈良県宇陀市:宇陀松山

2013年04月13日 | 奈良(奈良市以外)
さてさて、奈良県宇陀市の宇陀松山の町並みを楽しむワタクシでありますが
天気予報通り徐々に雨脚が強くなってまいりました。そろそろ散策も終わりでしょうかね


ワタクシ、よくこのブログに書くのですが、こういう町に来るたびに残念でならないのが景観にそぐわない電線と電柱の存在なんですよねぇ。
これが地中に埋められるだけで、ずいぶんと景観が美しくなるのですが、なかなか日本ではそうはいかないのですかねぇ


ここにもレトロな感じの洋館がありました。この建物は大正14年頃に建立された洋館です。
福田家は3代に渡って内科・小児科の開業医をしているそうです。趣がある建物ですね。


こんな古い看板を見つけました。いつのものなのでしょう。
私などは物心ついた時に瓶入りのコカコーラが出回っておりました。ですのでその頃の看板でしょうかねぇ


森永ホモ牛乳…このホモというのは「homogenized」のことで、牛乳の脂肪分を細かくし、静置しても分離しないよう処理を施した牛乳のことなんです。
ワタクシのようなアホの子は「うわぁ、ホモ牛乳ってホモが飲む牛乳やぁ」などと
看板を見て大喜びしていたのを思い出しました。あの頃、ワタクシ達はアホでした


宇陀松山の町の中に万法寺というなかなか立派なお寺がありました。ちょっと中には行ってみました。


静かな時間が流れていきます。聞こえてくるのは雨の音だけです
雨脚が強くなる前に、街の中を散策できてよかったなぁ。


雨脚がずいぶんと強くなってまいりました。ではでは、宇陀松山の散策も終わるとしましょうかね


通りに無人販売所がありました。すごい肉厚のシイタケがたった100円という値段だったので、ワタクシ買おうと思いました。
するとすると、そこですごく悲しいものを見てしまったのです。それは料金を入れる箱の横に貼られてあった張り紙でした。
「どうかお願いです。お金はちゃんと入れてください。細々と農業をしている爺と婆を悲しませないでください」
そう書かれてあったのです。ワタクシ、悲しみと怒りを感じずにはいられませんでした

買う人を信じて作られている無人販売所。その信頼を裏切るような輩がいるのですね。
いつから日本人は恥知らずな民族に落ちぶれてしまったのでしょう。
この張り紙を書くときのお爺ちゃん、お婆ちゃんの気持ちはいかほどのものだったのでしょう
ワタクシは悲しくてなりません。

使用したカメラ:FUJIFILM X-E1


宇陀松山に来るのは何度目になるでしょうか。いつ来ても温かな気持ちになる、優しい町です。
最近は町並みに興味を持ち訪れる人も増えたようですが、観光地化することもなく落ち着いた雰囲気は以前と変わりません。
これからもこの町を訪れることは何度もあるでしょうが、いつまでもこのまま変わらずにいてほしいと願います



人気ブログランキングへ←ランキングに参加しました。
            励みになるので、よかったら「ポチッ」と押してやってください