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よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

旅の楽しみ-岡山県倉敷市:倉敷美観地区

2025年02月04日 | 岡山
Kurashiki Bikan Historical Quarter, Kurashiki City, Okayama Pref.

さてさて、重要伝統的建造物群保存地区に選定されている「倉敷美観地区」の夜景は本当に美しく、
ワタクシは寒さも時間も忘れて散策と撮影を楽しんでいたのでありました


今回の倉敷旅行はワタクシにとって令和7年最初の旅でありました。今年は何回旅に行くことができるだろう、
今年はどんな場所に旅に行こうか、そんなことを考えながらワタクシは散策を続けていました


ワタクシの旅好きは子どもの頃からなのですが、時々、「なんで俺はこんなに旅が好きなんやろう」と思うことがあります。
ワタクシのブログを見てくれている人の中にも旅好きの方は多いと思いますが、皆さんは何を求めて旅に行かれるのでしょう


「旅の目的は何?」と訊かれたら、「素晴らしい景色を楽しみたい」と答える人はたくさんいるでしょう。
「その土地ならではのグルメを楽しみたい」という人も多いことでしょう。「好きな映画の聖地を訪ねたい」なんてのもあるかも。
「友人たちと一緒に過ごす時間を楽しみたい」なんていう人もいるでしょうね


ワタクシの場合、「旅の楽しみって何だろう」と考えてみると、もちろん「風景を楽しむ」「グルメを楽しむ」というのもありますが、
やっぱり一番は「非日常を楽しむ」ということなのだと思います。
日常生活から切り離されて、自分の興味や関心の赴くままに行きたい場所へ向かう…これがワタクシにとっての旅の楽しみです


一方で「一番最悪の旅」は「日常を引きずる旅」なんですよ。その最たるものが「職場の親睦旅行」です。
まず団体行動が大の苦手な上に加えて、同行者は毎日のように顔を合わせる職場の人たち。
旅先での会話の話題も職場の人間関係や上司への愚痴、部下への不満…こんな旅行は最悪です。
コロナ禍の時に、職場の親睦旅行が無くなったことはワタクシにとって大きな喜びでありました


普段、夜の7時過ぎといえばテレビでプロ野球中継を見たり、家や居酒屋で酒を飲んだりしている時間です。
しかし、この日は倉敷美観地区で、美しい夜の中にワタクシはいました。
それもほとんど人がいない美観地区で、美しい風景を独り占めしていたのですから、これほど「非日常」な時間はありません


ワタクシは美味しい酒と料理、そして美しい風景…一人旅の夜を満喫していたのでありました


夜空にはお月様がポッカリ。ワタクシの頭の中には映画「ティファニーで朝食を」の主題歌『Moon River』が流れていました。
Moon river, wider than a mile. I'm crossing you in style some day.
You dream maker, you heart breaker. Wherever you're goin', I'm goin' your way.

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


私の国内旅行の行き先って、信州を別にしたらどうしても西日本に偏る傾向があるんです。
特に東北地方へは随分と長い間訪れていないんです。今年は是非とも東北地方へ足を運びたい。
そして、秋になればどこかアジアの国に旅に行きたい。これが今年の「旅の目標」です。



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夜はこれから-岡山県倉敷市:倉敷美観地区

2025年02月03日 | 岡山
Kurashiki Bikan Historical Quarter, Kurashiki City, Okayama Pref.

さてさて、美味しい食事とワインを楽しんだワタクシは、ホテルへと戻って行きました。
と言っても、ホテルに戻ってテレビでも見てから寝るという訳ではありません。
ホテルに戻って三脚を取り、「倉敷美観地区」へ向かって夜の風景を撮影しようと考えたんです。
時刻は夜の7時半。1時間くらいはゆっくりと撮影を楽しむとしましょう


日没になると美観地区ではライトアップが始まります。冬の間は21時頃までライトアップがされるそうなんです


やわらかな明かりが灯る光景はとてもロマンチックです。観光客の姿はほぼ皆無で、ワタクシはこの光景を独占していたのでした


土産物屋や飲食店は夕刻に全て閉店しているようです。それに変わって、古民家を改築したバーや居酒屋が営業を始めていました。
とはいえ、日曜日の夜、それも正月休み最後の日の夜なので、バーなどは閑古鳥が鳴いているようでした


倉敷川の水面にゆらめく柳並木のシルエットを眺めながら、夜風に吹かれて、のんびり歩きます。
おそらく気温はかなり低かった筈なのですが、夜景の撮影に集中していたのでしょう。ほとんど寒さを感じませんでした


一番右側に写っている洋風建築は「倉敷館」といい、観光案内所として利用されています。
元々は1917年に倉敷町役場として建てられた洋風木造建築です。川面に映る姿がなんとも美しいのです


柳並木が揺れる倉敷川畔はに、白壁土蔵のなまこ壁に格子窓の町家が立ち並びます。
町屋が灯りに照らされ夕闇に浮かび上がる姿は、それはそれは魅力的でありました


ライトアップの明かりは意図的に抑えめにしてあるのでしょう。
行灯を思わせる控えめな灯りが町全体をふわりと包み込む姿は、とても好ましく感じられました


夜はまだ始まったばかり。夜の散策を続けていくとしましょうか

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


旅に出てホテルでゆっくりと時を過ごす人がいます。特にヨーロッパなどに行くと、ホテルのロビーやラウンジでくつろぐ人を見かけます。
私は根っからの貧乏性なのでしょう。旅先では朝から夜までフルに動き回っていないと、損をしたような気になってしまうんです。
この性格だけは若い時も、六十路になった今も変わりません。死ぬまで変わることはなさそうです。



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夜は一人でワインバルへ-岡山県倉敷市:「倉敷ワインバル 八十八商店」

2025年02月02日 | 岡山
“Kurashiki Wine Bar Yasohachi Shoten”, Kurashiki City, Okayama Pref.

さてさて、「倉敷美観地区」の散策を終えたワタクシは一旦ホテルに戻りまして、風呂に入り少しばかり休憩を取りました。
その後はもちろん夕食に向かわねばなりません。コンビニ弁当をビジネスホテルで食べるなどという選択肢はワタクシにはありません


夕刻も5時を過ぎると美観地区にも明かりが灯されました。昼間とはまた違う素敵な風情です。
すっかり静かになった美観地区を抜けて、ワタクシは倉敷駅の方に向かって行きます


この日の夕食は倉敷駅近くにある「倉敷ワインバル 八十八商店」(八十八は「やそはち」と読みます)を予約しました。
一人で美味しいワインを飲みながら、倉敷の夜を楽しみたいと思ったんですよ


ワタクシはカウンター席に案内されました。お店は若い男性3人で切り盛りされていました。3人ともイケメンの好青年です。
お店の雰囲気も良く、「さあ何を飲もうか」「さあ何を食べようか」とワクワクしてきますわ


どーですか。まずは「樽生スパークリングワイン 白」をいただきました。辛口のすっきりした味わいです。
美味しいので2杯いただきました。あぁ、幸せ


どーですか。最初に食べたのは「スペイン産生ハム ハモンセラーノ」です。ハモンセラーノがメニューにあると、必ず食べてしまいます。
生ハムは数多ありますが、ワタクシはハモンセラーノの味が一番好きですわ


どーですか。これは珍しい「ポルチーニ大根」です。柔らかく煮込まれた大根にポルチーニソースがたっぷりかかっています


これが絶品。「和」と「洋」の融合というのか、「日」と「伊」のマリアージュというのでしょうか。
思わずイケメンお兄さんに「これ、むっちゃ美味いですねぇ」と声をかけてしまいました


どーですか。「樽生スパークリングワイン 赤」も飲まずにはいられません。こちらは芳醇な味です。美味いので2杯いただきました。
手前のは「ガーリックトースト」です。ガーリックがたっぷりで、食が進みます


どーですか。次は「トリッパの煮込み」です。トリッパというのは「牛の胃袋」のことなんです。
日本では「ハチノス」という名前で、焼肉屋さんで売られていますね


柔らかく煮込まれたトリッパをガーリックトーストの上に載せていただきました。これもまた美味いんです


どーですか。もちろん「生ビール」もいただきました。生ビールは1杯だけにしておきました。


どーですか。最後は「チーズ入りスフレオムレツ」で締めとしました。これもまた美味しい一品でした。
ここのお店、店の雰囲気良し、定員さんの接客良し、料理の味も良し、もちろんワインも良し。
実に素敵なお店に出会うことが出来ました。これはもう倉敷を再訪する機会があれば、絶対にまた訪れたいお店です

「倉敷ワインバル 八十八商店」…岡山県倉敷市阿知2-3-14

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


ここは観光客よりも、地元の方がお客さんには多い感じでした。私の隣に地元の女性二人組が座っていたのですが、
いつの間にかお二人と会話が弾み、二人とも野球好き(広島カープのファンでした)だったので野球談義に花が咲きました。
旅先で地元の方と話をするのは楽しく、こういう出会いがあるのも一人旅の楽しさかなと思います。



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似てるかなぁ??-岡山県倉敷市:倉敷美観地区

2025年02月01日 | 岡山
Kurashiki Bikan Historical Quarter, Kurashiki City, Okayama Pref.

さてさて、久々に訪れた「倉敷美観地区」なのですが、観光地化されているとは言え、
古い町並みが好きなワタクシには、やっぱり魅力的な場所でありました


この日、ワタクシはカメラは1台(FUJIFILM X-T30)に、レンズを4本(18〜300mm、10〜24mm、30mmマクロ、35mm)を持って、
倉敷の町を訪れていました。最近は2台のカメラを持ち歩くことは少なくなり、1台のカメラで行動することが増えました


実はこの日(1月5日)は19720歩歩いたのですが、今のところはレンズ4本くらいを持ち歩いても2万歩くらいは平気です。
ただ、登山の際はカメラ機材の軽量化を図ろうと考えています。特に三脚はねぇ


午後3時頃になると美観地区の観光客もかなり少なくなってきました。ということは、写真を撮りやすくなるということですな


ところで、皆さんは旅行に行くと「お土産」って買われますか。ワタクシ、日本人ってお土産を買うのが好きだなぁって思います。
しかし、ワタクシはお土産ってさほど買わないんですよ。「撮影した写真と記憶に残る風景が自分にとってのお土産」と思い、
「俺は別にお土産は要らんわ」と思うのですが、ま、自分がケチンボであることを正当化しているような気もします


先日のブログにも書きましたが、倉敷市は日本のジーンズ発祥の地でデニムの生産が多いんです。
ちょっとデニムのお店を覗いてみたら、ワタクシ、「お土産に買って帰ろうかな」と思う商品があったんです


これ、デニムで作った小さなトートバッグなんですが、ワタクシ、紋クンに似ているなって思ったんですよ。


どうでしょう。似てますか。ワタクシは紋クンの方が、ちょっとイケメンかなと思ってしまうアホ親です


このトートバッグですが、紋クンのお散歩に行く時に愛用しております。いいお土産を買うことが出来ました

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


知人に誘われて、一度だけですが「日帰りバスツアー」に行ったことがあるんです。
大阪からの日帰り。にもかかわらず、海産物のお土産屋、カバン類のお土産屋、せんべいやおかきのお土産屋などに立ち寄りました。
「たかが日帰りやのに、なんでこんなに土産物屋に寄るねん」と思っていたのですが、
私の周囲にいたおばさん達は土産物屋に立ち寄るたびに、ドッサリと土産物を買い込んでくるんですよ。
「にいちゃんはなーんにも買えへんねんなぁ。変わった人やなぁ」とおばちゃんに言われたのですが、
自分では変わっているとは思わないんですがねぇ。



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古民家を見学-岡山県倉敷市:倉敷美観地区

2025年01月31日 | 岡山
Kurashiki Bikan Historical Quarter, Kurashiki City, Okayama Pref.

さてさて、カフェで香り高いコーヒーをいただいた後、私は「倉敷美観地区」の散策を続けました


この日は1月5日の日曜日。多くの人にとっては正月休みの最終日でした。
ですので、観光客で賑わう美化地区も、午後2時頃になるとかなり人の数が減ってきたんです。
次の日から仕事ですので、いつまでもウロウロしている訳にはいきませんものね


歩いていると立派な古民家がありました。「井上家住宅」といい、建築後300年以上経った美観地区で最古の町屋だそうです。
倉敷では少なくとも江戸時代後半には大火が無かったのですが、こうした古い町屋の形式が残っているのは井上家だけだとか。
平成24~令和4年度まで全解体して保存修理が行われ、内部の見学ができるということなので、立ち寄ることにしました


すると第十六代にあたる現在の当主の方が、「よかったらご案内させていただきましょうか」と言ってくれました。
ワタクシ、ありがたく案内と説明をしていただくことにしました


井上家の先祖は十六世紀の終わりに倉敷に土着し、阿知潟と呼ばれた周辺の干潟の開墾に従事したといいます。
江戸時代は年寄り役や百姓代など、他家と交代で務めていたそうなんですよ


ワタクシは職人さんの巧みな技術、井上家の歴史などについて説明を聞くたびに、ついついあれやこれやと質問をしてしまいます。
そんな疑問、質問に対しても一つ一つ丁寧な説明をしていただきました。ありがたい限りです


ワタクシは地理、地図が好きなので、特に古地図などがすごく興味深いものでした。ここは訪問してよかったです


あと10年もすれば「公衆電話って何ですか?」という若者も多いことでしょう。
いや、あと10年どころか、今でもそんな若者がたくさんいるのかもしれないですね


きっとワタクシなどはあと10年もすれば、若い人とは会話が成り立たなくなるんじゃないかという気がします。
今でも職場の若い連中の言葉遣い、立ち振る舞いにはイラっとすることがありますもの

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


旅先で「資料館」「歴史館」「展示館」のような場所を訪ねるのが好きなんですよ。
思わぬ発見があったり、意外な知識を学ぶことが出来たり、最近はボランテイアガイドの方から詳しい説明を聞けることも多いです。
私にとって旅というのは「新たな学びの場」でもあるように思います。



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