シニアの一人たび

神奈川県大和市の歩行者専用道を紹介したHPを開設してます。
「歩行者専用道」を中心に「北米の旅」、「飛鳥Ⅱ」も併設

輸血で人に感染可能性/ヤコブ病

2006-09-11 13:46:51 | 医学
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 世界で初めて感染牛が英国で確認されてから20年。これまでに発生した世界25カ
国の中で,BSEを撲滅した国はない。
 OIEの基準では、BSEリスクを無視できる「清浄国」になるには、「過去11
年以内に生まれた牛で未発生」なのが条件。日本の場合は、6年以上かかる。

 英国では今年5月、欧州11カ国への牛肉輸出が10年ぶりに再開された。これまで
に18万頭以上の感染牛が確認されたが、発生はピーク時の100分の1以下に沈静
化。輸血や外科手術などによる人から人への感染に関心が集まりつつある。

 英国では、感染牛を食べたことによる変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(VC
JD)の潜在的な感染者が3800人いるという推定もあり、実際に輸血で感染し
たと疑われるVCJD患者が3人見つかっている。英国と日本では、かなりリスク
は違うが、山内一也・東京大名誉教授は「食の安全面から大きな問題になったBS
E問題は今、医療行為にかかわる問題にもなろうとしている」と指摘する。
                     (2006.09.10 朝日朝刊/総説)

起きられぬ子 診てもらって/起立性調節障害

2006-09-11 08:07:14 | 医学
起きられぬ子 診てもらって/起立性調節障害
  中学生の1割症起きられぬ子 診てもらって/起立性調節障害
  中学生の1割症状 学会が診断指針
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 血流の低下で子どもたちが体調を崩し、不登校の原因になることもある「起立性調
節障害」の診断・治療ガイドラインを日本小児心身医学会がまとめた。朝、きちん
と起きられず、親や教師からは「怠け癖がある」「夜更かしが原因」などと受け止
められがちだが、適切な診療をしてもらうのが狙い。10日、東京都内で開かれてい
る学会で発表する。

 起立性調節障害は思春期特有の病気で、午前中を中心に、頭痛、倦怠感、食欲不
振、立ちくらみなどの症状が出る。中学生の約1割にみられ、起立性調節障害と診
断された子どもの約4割が不登校という。
 大阪医科大の田中英高・助教授らのワーキンググループが一般小児科医向けのガ
イドラインを作成。寝た状態から起き上がった時の血圧や心拍数、意識などの変化
を調べることで「起立直後性低血圧」「神経調節性失調」など4タイプに分類し、
重症度も3段階で判定する。

 「学校を休むと症状が軽減する」「気にかかっていることを言われたりすると症
状が増悪する」など6項目を盛り込んだチェックリストでは、心理社会的な要因が
ないかどうかも診断する。実際に起立性調節障害の7、8割にこうした要因が見ら
れるという。
 治療法では、食事や生活リズムの改善指導、学校への指導や連携、薬物療法、心
理療法などを示している。
 10日の学会では、学校へ行きたくないために様々な身体症状が出るケースへの対
応をまとめた「小児科医のための不登校診療ガイド」も示される予定。
                     (2006.09.10 朝日朝刊/総合)状 学会が診断指針
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 血流の低下で子どもたちが体調を崩し、不登校の原因になることもある「起立性調
節障害」の診断・治療ガイドラインを日本小児心身医学会がまとめた。朝、きちん
と起きられず、親や教師からは「怠け癖がある」「夜更かしが原因」などと受け止
められがちだが、適切な診療をしてもらうのが狙い。10日、東京都内で開かれてい
る学会で発表する。

 起立性調節障害は思春期特有の病気で、午前中を中心に、頭痛、倦怠感、食欲不
振、立ちくらみなどの症状が出る。中学生の約1割にみられ、起立性調節障害と診
断された子どもの約4割が不登校という。
 大阪医科大の田中英高・助教授らのワーキンググループが一般小児科医向けのガ
イドラインを作成。寝た状態から起き上がった時の血圧や心拍数、意識などの変化
を調べることで「起立直後性低血圧」「神経調節性失調」など4タイプに分類し、
重症度も3段階で判定する。

 「学校を休むと症状が軽減する」「気にかかっていることを言われたりすると症
状が増悪する」など6項目を盛り込んだチェックリストでは、心理社会的な要因が
ないかどうかも診断する。実際に起立性調節障害の7、8割にこうした要因が見ら
れるという。
 治療法では、食事や生活リズムの改善指導、学校への指導や連携、薬物療法、心
理療法などを示している。
 10日の学会では、学校へ行きたくないために様々な身体症状が出るケースへの対
応をまとめた「小児科医のための不登校診療ガイド」も示される予定。
                     (2006.09.10 朝日朝刊/総合)