シニアの一人たび

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農村の働く男性 高血圧注意報/都市部よりも塩分多め『その2』

2006-09-04 18:32:33 | 生活習慣病
  食事療法など 実践も少数派/厚生労働省
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 高血圧や糖尿病で服薬している人の割合には大きな差がなかったが、改善のため
に意識して食事療法や運動療法を取り入れている人の割合はいずれも、「農村」は
「都市」の半分未満だった。
 このほか「地方」の例として、富山県内の大企業勤務者のデータも調べたが、「
都市」とほぼ同じ傾向だった。

 研究班は、こうした格差について①農村ではしょうゆや漬物など塩分が多い伝統
的な食事が続いている②検診で異常がある人への生活指導などが都市(大企業)と
比べて不十分__と分析。「農村部の生活習慣を改善する必要がある」と結論づけ
た。
 調査にあたった金沢医大の三浦克之・助教授(公衆衛生学)は「都市でも、健康
管理が行き届かない中小企業の従業員では、農村に似た状況の可能性がある」と
指摘している。
                  (2006.09.03 朝日朝刊/総合『完』)

農村の働く男性 高血圧注意報/都市部よりも塩分多め

2006-09-04 08:13:41 | 生活習慣病
  食事療法など 実践も少数派/厚生労働省
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 農村で暮らす男性は大都市で働く男性より血圧が高く、塩分を取る量も約4割多
いことが、厚生労働省研究班(班長=中川秀昭・金沢医大教授)の調査でわかった。
高血圧の改善で運動療法や食事療法を実践している割合も農村の方が低く、脳卒中
など循環器系の病気発症リスク「格差」が浮き彫りにになった。

 農村は大都市と比べると脳卒中などの発症率が高いと、以前から指摘されていた。
研究班は、発症が目立つ前の、60歳未満働き盛りで健康状態に差があるのではなか
と考えた。「農村」として滋賀県郡部の農村男性266人(平均47歳)の健康デー
タを基に、血圧などを詳しく比べた。
 その結果、平均血圧は「都市」が124-78だったのに対し、「農村」はやや
高い128-82。塩分摂取量を反映する1日当たりの塩分排泄量は。「都市」の
8.8㌘に対し、「農村」は12.8㌘で45%多かった。
             (2006.09.03 朝日朝刊/総合『その2に続く』)