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太陽系の惑星「新たに3個」『その2』

2006-08-18 15:16:32 | 天文関連
  新定義提案、24日採決へ/国際天文学連
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 IAUは2年前から、天文学者、作家、科学史家ら7人で構成する「惑星定義委
員会を設け、新定義を検討してきた。天文学は古来、神話や思想、文学、占星術な
ど人類の文化と密接にかかわり、新定義は歴史や文化にも与えるからだ。

 セレスは直経約950㌔、カロンは直経約1200㌔で、「第10惑星」は直経約
2400㌔と推定されている。一方、02年に発見されたクオーオワーや03年に発見
のセドナは、セレスより大きいとみられるが、球形が維持できるかどうかが未確認
などの理由で、今回は惑星とされなかった。IAUによると、こうした惑星候補は
少なくともあと12天体あるという。

『国際天文学連合』
 IAUと略す。世界約9千人の天文学者と約60カ国の学術団体が加盟する国際組
織。第一次世界大戦後の1919年、英米仏が呼びかけてつくられた。本部はパリ。
新発見された星の登録、命名などを担っている。総会は3年ごとに開かれ、最新の
研究成果の発表や天文学をめぐる課題について話し合う。
                  (2006.08.17 朝日朝刊/1面『完』)

太陽系の惑星「新たに3個」

2006-08-18 08:19:41 | 天文関連
  新定義提案、24日採決へ/国際天文学連
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 太陽系の惑星がこれまでの9個から一気に3個増え、12個になる可能性がでてき
た。チェコ・プラハで開催中の国際天文学連合(IAU)総会で16日、惑星の新定
義が提案されたためだ。太陽系で惑星と認定されたのは1930年発見の冥王星ま
での9個だが、近年、新天体の発見が相次ぐなどしたため、定義の見直しを迫られ
ていた。新定義の採決は現地時間24日午後の予定で、承認されれば、世界中の教科
書が書き換えられることになる。

 太陽系の惑星は、歴史的経緯から地球や金星などの9個とされてきた。
IAU総会に提案された惑星の新定義は①天体が自ら球状の形を維持できる重力を
もつ②太陽のような恒星を周回している天体で、恒星や、惑星の衛星ではない__
の2条件を満たす天体。これには、質量が月の約150分の1、直径では月の約4
分の1にあたる800㌔の天体まで含まれる可能性がある。

 新定義が承認された場合、米観測チームが昨夏に冥王星より大きく、「第10惑星
」として発表した「2003UB313」のほか、火星と木星の間にある小惑星の
中では最大の「セレス(ケレス)」、冥王星の衛星とされていた「カロン」の三つ
が加わる。冥王星とカロンは、惑星と衛生の関係ではなく、二つの惑星が互いを周
回しあう「二重惑星」とみなすことになる。また、今後も研究の進展に伴って、惑
星の新定義に該当する天体が見つかる可能性は高いと考えられる。
             (2006.08.17 朝日朝刊/1面『その2に続く』)