きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

フォードvsフェラーリ

2020年02月07日 | アメリカ・イギリス



うちの夫は車が好きで、工具好き(収集癖)がありまして、そりゃ観たくなる映画です。
出てくる車や小道具すべてにリアリティがあって、それだけでも超楽しかったそうですわ。
そういう意味では比較的男性が好む傾向があるのかもしれないけれど、私も面白かったです。

シェルビーが日常で乗ってる車のなんとキュートなこと、アメ車ってやたらとデカいイメージだったけど、おもちゃみたいな可愛らしさでした。
今とは違うなにもかもが手作りのアナログな世界。
レース中にドアが外れて、ガーーンって打ち付けて直すって笑っちゃうよね。

タイトルが「フォードvsフェラーリ」なので、ルマン24時間レースをめぐって両社が競い合うのかと思ってたら、そうばかりでもなくて、フォードの経営陣の妨害と闘いながら、自社の企業倫理の中で上司との軋轢もありつつ、純粋にマシンの開発に挑み勝利に向かっていく男二人のお話。

なんつーかドラマの日曜劇場的な働く男たちの話って感じもありつつで、、、池井戸潤かよって思った(笑)
バディものともいえるわけで、二人の熱い友情の話。
殴り合って分かり合えるってホント古典的でもあり、それが良いんですよ。
マット・デイモンとクリスチャン・ベールの競演っていうのが贅沢で楽しめました。
渋めでリアリティあったな。

7000rpmというたった一人で挑む極限の世界。
ギアチェンジによる加速やドライバー目線のレースの臨場感は音も良くて、迫力満点でした。

最後にご本人たちの写真が出てきたけど、特にケン・マイルズさんは横顔がとっても良く似てました。




フォードvsフェラーリ(原題:Ford v Ferrari)  2019年
監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:マット・デイモン、クリスチャン・ベイル、カトリーナ・バルフ、ノア・ジュープ

カーレース界でフェラーリが圧倒的な力を持っていた1966年、エンジニアのキャロル・シェルビー(マット・デイモン)はフォード・モーター社からル・マンでの勝利を命じられる。敵を圧倒する新車開発に励む彼は、型破りなイギリス人レーサー、ケン・マイルズ(クリスチャン・ベイル)に目をつける。時間も資金も限られた中、二人はフェラーリに勝利するため力を合わせて試練を乗り越えていく。