
こんにちは!半田貞治郎です。
熊本市の市電は、TSMC進出を機に増加が見込まれる外国人観光客への多言語対応に苦慮している。主要な観光地を結ぶ市電では、日本語のアナウンスで外国人が困惑する様子が見られる。
市交通局は、外国人の乗車が多い一部の電停で、出発前に行き先を伝える自動音声の車外アナウンスを日本語と英語で流している。しかし、新水前寺駅前電停が終点の市電では、運行時間や本数が限られているため、英語での車外アナウンスを導入していなかった。指摘を受け、対応を検討するという。
一方、運転士による外国語の車内アナウンスは、安全運行に支障が出かねないとして慎重だ。代わりに、想定される外国人とのやりとりを5カ国語で記したコミュニケーションボードを運転士に配布し、当面はボードを使って対応する。
市観光政策課によると、新型コロナウイルス禍で落ち込んだインバウンド需要は回復傾向にあり、2023年の外国人入り込み数は、コロナ禍前の水準まで戻る勢いだという。
市交通局は、英語、中国語、韓国語でそれぞれ作った市電案内リーフレットを車内やホテルなどに置くほか、主要な電停に台湾語を含む5カ国語対応のデジタルサイネージを導入。23年度には、外国人にも便利なタッチ決済を全ての車両に取り入れた。
しかし、「多国籍化が進む中、複数の言語にどこまで対応すべきか」と新たな悩みも生まれている。国際観光都市を目指す熊本市は、多様化するニーズにスピード感のある対応が求められそうだ。[1]
Citations:
[1] https://google.com/maps/?ll=32.862544%2C130.828681&q=Kikuyo&z=15
熊本市の市電は、TSMC進出を機に増加が見込まれる外国人観光客への多言語対応に苦慮している。主要な観光地を結ぶ市電では、日本語のアナウンスで外国人が困惑する様子が見られる。
市交通局は、外国人の乗車が多い一部の電停で、出発前に行き先を伝える自動音声の車外アナウンスを日本語と英語で流している。しかし、新水前寺駅前電停が終点の市電では、運行時間や本数が限られているため、英語での車外アナウンスを導入していなかった。指摘を受け、対応を検討するという。
一方、運転士による外国語の車内アナウンスは、安全運行に支障が出かねないとして慎重だ。代わりに、想定される外国人とのやりとりを5カ国語で記したコミュニケーションボードを運転士に配布し、当面はボードを使って対応する。
市観光政策課によると、新型コロナウイルス禍で落ち込んだインバウンド需要は回復傾向にあり、2023年の外国人入り込み数は、コロナ禍前の水準まで戻る勢いだという。
市交通局は、英語、中国語、韓国語でそれぞれ作った市電案内リーフレットを車内やホテルなどに置くほか、主要な電停に台湾語を含む5カ国語対応のデジタルサイネージを導入。23年度には、外国人にも便利なタッチ決済を全ての車両に取り入れた。
しかし、「多国籍化が進む中、複数の言語にどこまで対応すべきか」と新たな悩みも生まれている。国際観光都市を目指す熊本市は、多様化するニーズにスピード感のある対応が求められそうだ。[1]
Citations:
[1] https://google.com/maps/?ll=32.862544%2C130.828681&q=Kikuyo&z=15