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政権の無茶な要求や政策に合わせようとして、官僚が右往左往している by 青木理

2018年04月08日 | 憲法改悪、集団的自衛権反対

森友問題に揺れる財務省はじめ防衛省、厚労省など、各省の書類改ざんや日報隠蔽問題、ずさんなデータなど、ここに来て、どんどん出てきた。
シビリアンコントロールができていない、この国の役所はどうなっているんだ、民主国家としての形が崩れてきた、いろいろ言われていますが、今朝のTBSサンデーモーニングで、ジャーナリストの青木理氏が語ったことが、わかりやすく的を射ていていると納得した。

枝葉の派生があって、問題をややこしくさせてしまうけれど、すべてを貫抜いている団子の串は、政権の無茶な政策に合わせようとした官僚の右往左往だ、という点だ。

以下、書き起こしました。




なんで隠したのかと言ったら、不都合だったからですけど、おそらくは南スーダンPKOが、「ない」って言ったのに「ある」って、言ったらどうなっちゃうか、ってことで、つじつま合わせなんですけど・・南スーダンで何がまずかったかというと「戦闘」の文字があったから。
これ、安保法制その他の関係でまずい、というので隠しちゃった。
森友隠しは、どうやら昭恵さん、昭恵夫人の名前があるから、まずいまずいと言って、最後は改ざんまでしちゃった。
それから、厚労省では、裁量労働制をめぐってやっぱりずさんなデータを出してきた。

つまり、政権の無茶な要求とか無茶な政策に合わせようとして、官僚が右往左往しているのが、全部に共通している。だから一自衛隊とか、防衛省だけの話ではなくて、やっぱり政権と官僚の有り様が問われている、というのが一点。と。


もう一つは、シビリアンコントロールということでいうと、まさに実力組織ですよね、自衛隊は。警察でも何でもそうなんですけど、この何年か、実力組織にものすごい権限を与えてきたんですよ。
安保法制、特定秘密保護法、共謀罪、盗聴法もそうなんですけど、自衛隊に関していうと、防衛費も増大させて制服組の力をものすごく強くしてきた。
つまりきちんと統制ができていないのに、権限ばかり強烈に与えてきちゃった
ということになってくると、寺島(実郎)さんのおっしゃったように、ヘタをすると暴走する危険っていうのがものすごく強まっている・・・
という意識ってのは、保守とかリベラルと関係なく政治に関わっているものが本当に持っていなくちゃいけない、という風に思いますよ。

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青木さんの言われること、まったくそうだと思う。

一連の各省の文書問題、表に出てきた現象は、バラバラのことでなく、この6年間の政権が、筋を通さずに好き勝手にやってきたことに、すべて起因しているのだから、今さら、大臣や政権がどんな言い訳をしても、むなしい。

また、3.11当時、自衛隊は国民から信頼され、自衛隊に入って人の役に立ちたい、という若者が大勢いた。
ところが、今の自衛隊員は命の危機にさらされながら、秘密保護法によって、内部告発も許されず、自殺者や精神を病んでしまうものが増えているという。
これも、現政権による政治の有り様が、防衛省に投影され、末端の隊員に圧力をかけているのだと思う。

もうとっくに詰んでいるのに、本当に、いつまで居直る気なのだろうか?



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6 コメント

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今は波動が変わる節目なのかも・・・。 (私は少数派)
2018-05-03 23:27:56
前川さんが講演で「いま日本は、ファシズムの入り口に立っている」と、警告をされたそうです。
その話のなかで以下のようにもおっしゃっていたそうです。
「非常に大きな構図でいえば、「全体主義に向かって国を変えて行こう」とする勢力があるのだと思います。「政治を牛耳り、行政も牛耳る」という状況にあると私は危惧をしています。自由に物が言える状況が失われてしまうのではないか。そういうことが起こりうると思います。」
私も全くその通りだと思います。
今日本は非常に危ない状況になりつつあると感じています。
それに「気づけるかどうか?」も
問われているような気がします。
今興ていることが「見せられている」のだとしたら、「ひとりひとりがどうのような選択をするのか?」という岐路に私たちは立っているのだと思います。この世界が「波動が変わる節目にある」ことをひしひしと感じます。

返信する
私は少数派さんへ (金木犀)
2018-05-05 18:28:01
>この世界が「波動が変わる節目にある」ことをひしひしと感じます。

そうですね。前川さんもそうですが、先日会見をされたイチロー選手も高いパワーの方です。
そのような方たちが、牽引して、人々に良い影響を与えてくれる世界もあります。
選ぶのは自分自身ですね。
返信する
天の計い? (私は少数派)
2018-05-06 16:36:11
書店に並ぶヘイト本や歴史修主義系の書物の数々。ヘイト本や雑誌の新聞広告も目につきます。日本国民総ネトウヨ化を目指す政府や安倍応援団・愛国カルトなどの熱心な活動に国民は知らず知らずのうちにネトウヨ的思想に洗脳されつつあると感じます。
危機感を覚える人は居ますが数の上では少数派と言わざるをえないでしょう。
それら全てに意味があるのですね。

私は宗教否定派ですが、
無神論者でも唯物論者でもありません。
今おきていることはスピリチュアルな意味があるのだと感じます。
すごく考えさせられます。
返信する
少数派さんへ (金木犀)
2018-05-06 23:22:21
子供のころ、近所では祝日になると、日の丸を旗を揚げる家がありました。
なぜ家では揚げないの?と聞いたら、「お父さんが戦争を思い出すから嫌だって」と母が言っていました。
亡き父は終戦の年に招集されて、穴を掘る訓練の最中に終戦を迎えましたが、空襲にあって命からがら逃げ惑ったので、本当に戦争は嫌だと言っていました。短い期間でしたが、軍隊に入ってから、父は日の丸にトラウマができてしまったようです。
戦後、平和の時代が続き、オリンピックなどで日の丸へのアレルギーもなくなったと思っていたのですが。
それが、ここのところの安倍総理の応援で、ヘイト集団が日の丸を掲げているので、また日の丸のイメージが悪くなってしまいました。
昨日、こどもの日に国旗を掲げている家の前を通って、ヘイト団体のことを思い出して、ふいに昔の父の気持ちがわかったような気がしました。
国旗に罪はないですが、国旗を利用してヘイトや差別をするのは、恥ずかしいことで、ほんとうにやめてほしいです。
日の丸が、そういう団体のマークみたいに使われることは耐えられないです。
特別、変わった人を除いて、みんなそのように思っていると信じたいのですが、やはり少数派でしょうかねえ。

お返事の内容が少しズレてしまいましたね。

>今おきていることはスピリチュアルな意味があるのだと感じます。

その事に気づかれたのは、さすが少数派さんだと思います。
きっとそのように気づかれる人は少数派ですよ(笑)
返信する
それでも宗教否定派の私 (私は少数派)
2018-05-07 12:27:45
さすが、などと言われると超恐縮してしまいます。(汗)
>「国旗に罪はないですが、国旗を利用してヘイトや差別をするのは、恥ずかしいことで、ほんとうにやめてほしいです。」に同感です。
でもきっとそのように感じている人は少数派だと私は思います。
自分の危機感が今の日本では少数派であることを何年も前から感じています。
このブログを読ませていただくようになり、
危機感を抱きながらも「今おきていることには意味があり、必要なことでもある」のだと、考えられるようになりました。そして、
目の前にある現実だけではなく、
「見えないところで自分の考えの及ばない叡智が働いている」こと、
「見える部分だけ見ていては解らない仕組みのようなものがあり、偶然はなく、すべてが必然である」という
ことを思うようになりました。

この先どの様な展開が待っているのでしょうか?
返信する
私も宗教は遠慮します (金木犀)
2018-05-08 16:23:21
ありがとうございます。
そこまでご理解していただくと、ブログ冥利に尽きます。
https://blog.goo.ne.jp/hanamiduki87/e/ccc6bda658ef0a88c8fc533bed3e76d7
こちらに書いたとおり、もうわかってくれる方にだけ伝えたい、という思いもあります。
わかってくださる方はたとえ少数でも、理解してくださる方たちには見えない影響力というものがあり、たとえ何も喋らなくても、そこにいらっしゃるだけで周囲が癒やされるという良い影響があります。
・・これも摩訶不思議な話で、人によってはドン引きされそうですが(笑)

>この先どの様な展開が待っているのでしょうか?

「パワーかフォースか」が書かれたときには、マイナスの数値のことは出ていませんでした。
ここ数年で測定しているうちに急激な、上がる、下がるの変化が起こっていることに気づき、数字もある決まった法則があることに気づきました。
パワーの数値には、1の位が1と2と3の、3つに限られて出てくるようになったのです。
1は過去に正しかった数値(昭和のパワー)、2は今に適応した数値、3は未来につながる普遍性を持っている数値、というような事もわかってきました。
ですから、パワーの方であっても、1の位が3である方が未来のキイパーソンではないかと、思っています。
そして、今大きく目立っているパワーの方には1の位が3の方が多いのが特徴です。

マイナスの暗黒フォースは、数値が下がれば下がるほど、先が細くなってきます。必ず限界が来ます。
言葉で言うなら「消滅」。
物騒な言葉ですが、死んでしまうということでなく、表舞台から消える、影響力がなくなる、というような意味でとらえております。
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