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どちらを選ぶかは自分次第

安保法成立から1年、自衛隊員の本音と現実

2016年09月22日 | 憲法改悪、集団的自衛権反対
いいことも悪いことも両方あるのがこの世、であったとしても。
個人的なことなら自分で何とか受け止めて、乗り越えてゆく・・・と思っても、政治・社会の理不尽、虚偽で動かされている現実を感じるにつけ、やはり、どこかが間違っている、と思わずにいられないのです。
アメリカの間違ったイラク、アフガンへの攻撃でテロリストが増えてしまったように、原発を「夢の電力・核の平和利用」と勘違いして大事故が起きてしまったように、最初の選択を間違えれば、結末は誰にも不幸になります。

ひとつひとつ、諦めないでおかしいことをおかしいといえる国は、まだ、いいのかもしれません。だから、たとえ蟷螂の斧であっても、今日も諦めないで、言い続けます。言えない国にしないためにも。


「なんのために生まれて何をして生きるのか」
アンパンマンのテーマ曲は、人生の根源を問うています。
なぜ、私たちは人として、この世に生まれてきたのか。
お互いを傷つけ、殺し殺されるためではありません。
人間は、誰かのために役に立つこと、誰かに感謝してもらうことで、幸せの脳内伝達物質セロトニンが分泌され、心も体もより元気になっていきます。
きちんとセロトニンが分泌されることで、私たちは喜びをもって、この世を元気に生きていけます。人のために尽くすことで、自分自身も救われていくのです。
たとえ病でもうすぐ終わる命であっても、たったひとつの微笑みで、誰かを幸せにすることができます。
それは、神様が生物としての人間に与えてくれた、この世に存在できる理由だとも思います。
しかし、戦争はそれを破壊します。人間の尊厳を破壊します。勝者も敗者も同じことです。


昨年9月19日に、戦争放棄の憲法を無視したまま、数の暴力で安保法が成立してから1年がたちました。
戦後71年日本には戦争がなかったし、海外からの攻撃やテロとも無縁でしたが、ついに。
日本とは無関係の国で、命をかけて戦う…という現実が着々と近づきつつあります。

日本は、平和憲法下、戦争をしてこなかったけれど、見渡せば、世界に紛争の種は尽きず人間の業とも言えるのかもしれません。戦争で戦争が終わらないのは、歴史を見ていれば、よくわかる。
だからこそ、それは、わざわざ遠くまで出向いて、拾いにゆくものではないし、戦火を広げるものでもないと思います。

もし、自分が、あるいは自分の家族、夫、父、息子、兄、弟、従兄弟、叔父、あるいは親しい友人、先輩、後輩たちが、突然の命令で知らない国に行って、憎んでも恨んでもいない人の命を殺す、あるいは殺されてしまう、という場面を想像してください。
戦後70年、誰も戦争で死ななかった、殺していなかった、そんな国は先進国では、日本しかありません。
日本は世界の目標、100年未来の国家であるかもしれません。


19日のテレ朝「報道ステーション」で、匿名の隊員の生の声が伝えられました。you tubeにアップされていました。


安保法から一年、自衛官の本音



 ●動画概要
安保法が成立して1年、国会前では反対派によるデモが行われた。現役自衛官は「イメージがわかない」などとし、「駆け付け警護は対象が日本の土地でも日本の人たちでもないのに」と話した。また安保法が成立してから 「熱望する、命令とあらば行く、行かない」の三択のアンケートがあり、行かないにマルをつけると上司に呼ばれて何故行けないと問い詰められ、命令とあらば行くに変更したと話し、この半強制的なアンケートで自衛官の意識が高いと発表されたことに違和感を覚えたという。



上記、動画より、南スーダンフリージャーナリスト ヒバ・モーガンさんと伊勢崎賢治さんの言葉を文字起こししました。






フリージャーナリスト ヒバ・モーガン

「ガーナ人もルワンダ人も日本人も、大きな違いはない。
実際にPKO部隊が、攻撃されたこともある。」

ナレーション:日本のPKO5原則「停戦合意が破られれば、現地から撤退」

現場にいる限り、日本の部隊が何もせずに逃げるなんてありえない。もし逃げたら『なぜ逃げたのか』と問われるし、必要であれば、住民を守る任務が期待される。」



つまり、安倍総理が言っていた停戦合意が破られれば撤退なんていう原則は、絵に描いた餅、嘘。

もと国連PKO幹部 紛争地の武装解除に関わった、伊勢崎賢治氏も同様に。
また、住民保護が最優先になったので、先進国は、南スーダンの最前線には行かなくなっているのに、日本は無関係でありながら、依然出し続けている。ここらへんは、もしかしたら、戦争を知らないのに戦争したがりの平和ボケなのかもしれない。





国連PKO元幹部 伊勢崎賢治氏

「この15年ほどで、PKOの任務に大きな変化があった。
1999年、法的にガラリと変わった。考え方が。
停戦合意とか、当事者の同意とか全く関係ない。
住民を助けるか助けないかそれだけです。
住民保護がPKOの、筆頭任務になった。
停戦を破ろうが、住民を守るために残らないといけない。
まさに南スーダンの任務がそうなっている。

結果、交戦するようになったPKOに先進国が、まったく出さなくなったのに、(日本は)依然、出し続けている。」

ナレーション:現在南スーダンに派遣している国は、周辺のアフリカ諸国と発展途上国がほとんど。

南スーダンに何か起これば、難民として周辺国へ行くから、その国の問題は実は周辺国の問題でもある。
だからより本気になって戦う。日本は絶対にやる必要ないわけです。

支援するけど、司令部で目を光らすとか、こういうやり方をするんです。先進国は。旧宗主国も含めて。」
 


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