高畑勲監督が死去 盟友・宮崎駿監督ショック コメント出さず「まだその気持ちにはなれない」
高畑勲監督の訃報は、ショックだったけど、瞬間的に宮崎駿さんは大丈夫だろうか、と思った。
宮崎さんが動なら、高畑さんは静、宮崎さんがお日様なら、高畑さんは月。
まさに盟友、二人で一つのような関係性をいつも感じていたから・・宮崎さんの悲しみ、喪失感を思うと、本当に辛い。
高畑監督の「火垂るの墓」は、30年近くも前に無防備に見てしまったら、映画を見て、これ以上泣いたことはないくらい泣いてしまい、その後、悲しすぎて二度と見られない。でも、絶対に忘れられない。
そんな映画は後にも先にも、これ一つ。
「おもひでぽろぽろ」は個人的には一番好きで、これも無防備に見てしまったら、思いがけず、主人公が私の世代と完全にかぶっていたのです。
次々に現れる子供の頃（しかも女子の感受性）、の懐かしさと甘酸っぱさ、幸福感に、見終わったあとも、しばらくぼけーっと放心状態になっていました。
本当に、思い出がポロポロだった・・・。
「平成狸合戦ぽんぽこ」は初めて映画館で見ました。
当時はちょうど私も環境問題に目覚めた頃だったので、棲家を破壊されるタヌキたちの怒りや悲しみをユーモアに包んでエンターテイメントにした、この映画の明るさがどこか歯がゆくて、よけいにせつなかった。
心からの感謝ともに、高畑勲さんのご冥福をお祈りします。
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