還らざる軍犬像に小鳥来る
東京新聞1面には、毎日、読者の平和の俳句が1句掲載されている。
この句は、それではなく、今週の俳句のコーナー『俳壇』に掲載されていたもの。
作者は、東京小平市の鈴木さん。
普通の俳句を読む(詠むではない)のが好きで、最初から普通に読んでいたのに、この句で、いきなり胸が詰まった。
ふと、30年ほど前に家にいた犬を思い出したので。
今でこそ、犬は大型犬でも、家の中で家族と暮らしている家庭も多いのだろうけれど、昔は犬は、外で飼うものだった。
庭の犬小屋が、彼らの住まいだった。
うちにいた犬も、外の小屋にいた。
しかし家の前を通る人にもフレンドリーで、私の知らないおじさんや子どもなど、たくさん友達がいて、猫にも、庭に来るスズメたちにも優しくて、とても番犬にはならないような犬だった。
ご飯の食べ残しを、野良猫に、平気で分け与えていた。
戦時中、軍用犬として、殺されるとも知らず、連れて行かれた犬たちは、一頭も帰ってこなかったという。
その犬たちを、供養・追悼したのだろう、軍犬像。
平和な時代だったら、小鳥と戯れていたかもしれない。
作者の思いが「小鳥来る」の言葉に凝縮されているようで、涙がでてきた。
人も動物も理不尽に殺された、そんな時代を二度と繰り返してはならない。
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戦時中の犬、猫
私も、動物が好きなので、毛皮製品は敬遠しています。
襟の毛に犬の毛が使われているなんて、ぜんぜん知りませんでした。
これからは、私もなにげに、チェックして調べてみます。
化学製品を使ったフェイクファーをあえて選んでいますが、時々ファー(毛皮)って書いてあって、そんなに高くないものがあるのですよね。
うさぎかなと思っていましたが、犬の毛かもしれないですよね・・・
いまだに、毛皮がいいなんて言っている人は、極寒のシベリアにでも行ってくれ、と思いますよ。(そこで着るなら許せる)
>横浜あたりで あまりガラの良くない奴が ファーの事をデカい声で話していたら コイツ煩えなと思わずに堪えて下さい
もちろん!
一緒になって、ファーはやだねえと言いますよ(笑)