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軍犬像と小鳥

2016年12月06日 | 心に残る言葉
 
 還らざる軍犬像に小鳥来る



東京新聞1面には、毎日、読者の平和の俳句が1句掲載されている。
この句は、それではなく、今週の俳句のコーナー『俳壇』に掲載されていたもの。
作者は、東京小平市の鈴木さん。

普通の俳句を読む(詠むではない)のが好きで、最初から普通に読んでいたのに、この句で、いきなり胸が詰まった。

ふと、30年ほど前に家にいた犬を思い出したので。
今でこそ、犬は大型犬でも、家の中で家族と暮らしている家庭も多いのだろうけれど、昔は犬は、外で飼うものだった。
庭の犬小屋が、彼らの住まいだった。
うちにいた犬も、外の小屋にいた。
しかし家の前を通る人にもフレンドリーで、私の知らないおじさんや子どもなど、たくさん友達がいて、猫にも、庭に来るスズメたちにも優しくて、とても番犬にはならないような犬だった。
ご飯の食べ残しを、野良猫に、平気で分け与えていた。


 


戦時中、軍用犬として、殺されるとも知らず、連れて行かれた犬たちは、一頭も帰ってこなかったという。
その犬たちを、供養・追悼したのだろう、軍犬像。
平和な時代だったら、小鳥と戯れていたかもしれない。

作者の思いが「小鳥来る」の言葉に凝縮されているようで、涙がでてきた。
人も動物も理不尽に殺された、そんな時代を二度と繰り返してはならない。


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2 コメント

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戦時中の犬 猫 (ナジームハメド)
2016-12-22 09:41:59
はじめまして 犬や猫の毛皮って海外の事だけだと 思っていました 日本でも。。。自分は親の仕事の関係上 小学生の頃から 1人で(夕方までは友達と遊んでましたが) いる事が多く その頃にポメラニアンを飼い始めてから ずーッと 一緒ににいました そんこともあり 犬の事になると ついついムキになったり 怒ったりしてしまいます 前にレディース物などの 襟のファーが 犬の毛で出来ていると 聞いてから 店先で 手に取って見ている女の人に時には男の人に 独り言のようにデカい声で その事を言ったり 「買う奴が居るから殺されるんだよな」 なんて言ってしまいます 良くは ないと分かってはいますが ついつい。。 自分は学生時代に かなり大勢の友人達と オートバイに乗ったりして数台のパトカーを連れて走り回るなどして 現在も偉そうに出来る 仕事をしている訳でもないのになーっと言う 悪い人間です その悪い奴が 「酷いことを するな」って思うのだから 言うのだから 悪いことだと思います って勝手な方程式を作ってます 長々と 訳のわからない事をコメントに残しましたが この先もし 服を買うとき ファーの部分を目にしたら この話を思い出して下さい または横浜あたりで あまりガラの良くない奴が ファーの事をデカい声で話していたら コイツ煩えなと思わずに堪えて下さい
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ナジームハメドさんへ (金木犀)
2016-12-22 19:11:30
この記事にコメントいただき、ありがとうございます。
私も、動物が好きなので、毛皮製品は敬遠しています。
襟の毛に犬の毛が使われているなんて、ぜんぜん知りませんでした。
これからは、私もなにげに、チェックして調べてみます。
化学製品を使ったフェイクファーをあえて選んでいますが、時々ファー(毛皮)って書いてあって、そんなに高くないものがあるのですよね。
うさぎかなと思っていましたが、犬の毛かもしれないですよね・・・
いまだに、毛皮がいいなんて言っている人は、極寒のシベリアにでも行ってくれ、と思いますよ。(そこで着るなら許せる)

>横浜あたりで あまりガラの良くない奴が ファーの事をデカい声で話していたら コイツ煩えなと思わずに堪えて下さい

もちろん!
一緒になって、ファーはやだねえと言いますよ(笑)
返信する

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