#内閣総辞職(最新)
クルーズ船の中の対応は、当初からこれでいいのか疑問が多かったけれど、危惧したとおりの指摘があった。
昨日19日から、神戸大学病院感染症内科の教授、岩田健太郎氏(523P愛)が、メディアに出ている。(といっても隔離された場所からのスカイプ?)
彼は、20年以上、感染症の臨床治療や研究に従事し、感染症関係の著作も多数ある専門家。エボラ出血熱、SARSなどのときはアフリカや中国の医療現場にも出かけ、対策に取り組んできたという。
そんな人を、1日で船から追い出した。どういうことなのか。
リテラが記事にしていました。
リテラの記事は、感情が前に走りすぎて、ちょっとな、と思うときもあります。でも気持ちはわかるのです。
(私自身、他人のことは言えませんし・・)
岩田氏はずさんな船内の管理や、中心となって主導する感染症の専門家がいなかったなど指摘しており、自分自身も1日船の中にいたので、感染した可能性があると、自主的に今は、隔離された場所で2週間待機するそうです。
たった1日で、何を大げさな、と思うかもしれないけど、自分自身は症状が出なくても、家族への感染や、患者さんと向き合わねばならない医療者としてリスクがあるからだという。
意識レベルが500Pを超えると視野がずっと広くなる。いまさらだけど目からうろこというか、勉強になります。
ちゃんとやっていたという厚労相の反論もあったけれど、今朝のモーニングショーで岩田氏がリアルタイム出演し話を聞いたら、私自身も岩田氏の話は、もっともだと思った。
やはり見解の相違で、意見が食い違うこともあるけれど、こういうことは勝ち負けじゃない。よりよい結果が求められるならそれでいい。
専門的知識の必要なことを、政治家(と、その顔色をうかがう官僚)の判断で決めるのは、やはりおかしい。
時に厳しいことも言うけれど、より深い知識と、経験、最前線を知っている専門的知識を持った方の見地なのだから、いったん意見を聞くという謙虚な態度も必要ではないかと、つくづく思った。
怒って追い出してしまう、などという橋本岳厚労副大臣のような態度は全くいただけない。
岩田氏の危惧を裏付けるように、新しいニュースが入ってきました。
記事によれば「比較的密閉された環境で長時間、高濃度のエアロゾルにさらされた場合に感染の可能性がある」ということだ。
患者の咳やくしゃみから霧状になって漂うエアロゾルは、飛び散る飛沫より長時間空中に浮遊しているぶん、感染力があるという。
換気できない密室空間は、危険。岩田氏の言われたように、船全体をレッドゾーンにし、船外にグリーンゾーンを作るべきだったと、今ならはっきり理解できます。
その前の対応も、そのときできることの最善で一生懸命だったのだから責めるつもりはありませんが、もう少し早く岩田ドクターの話を知ることができたら良かったのにと思いました。
以下は、スルーしたい方はスルーしてください。
●523Pのドクターは、理性で理解できない別の力が働きストップできる、その力が働かないマイナスフォースにはストップできない。 1000P
●被害者意識が強く責任意識が弱いフォースのリーダーの元では、責任をとりきれず打つ手が後手後手に回り感染がもっと広がっていく。 1000P
翌日の高山先生のfacebook投稿での自分が岩田先生をクルーズ船に招いたというコメントその他のご意見も見ました。
高山先生は厚生省に属している感染症医のようです。
わたしも、数日前、高山先生の臨床見地からの対策について、facebookで投稿された内容の記事を書きました。
岩田先生は、動画を削除したか、非公開にされています。
一定の目的を達したからです、ということのようです。
クルーズ船の乗客500人の下船が昨日ありましたが、検温、問診のみで、再検査せず、だったとか。
それで、再隔離なし?
各自に自主隔離してとでも?
最新情報では、40日後の発症というも出ています。
2度感染という話も。
新しいウィルスで、まだ、はっきりしない段階では、念に念を入れた、必要移譲、オーバーとも思える対策を講じないとikenaikotoha、素人でもわかります。
9年前の3月12日以降の状況を思い出します。
ただ、あのときは民主党政権で、決死の覚悟が伝わってきました。
政府への東電や官僚側からの情報隠しがあったのは感じましたが。
放射線は忖度しません。
ウィルスも忖度しません。
それで、再隔離なし?
各自に自主隔離してとでも?
素人でも不思議に思いますよね。
みんな不思議がっています、なぜ?って。
見方を変えれば、政府の無能さを、国民全体に知らしめることになったのでは?
厚労省の役人が、○○県で○十代の男性(女性)が発症した、亡くなった、と発表していたのですが、質問にもすぐに答えられず、紙をめくったり後ろの人に確認したり、いったい誰が全体を把握しているのかわかりません。
多分誰もわかっていない?
日本にも、感染症対策プロの岩田氏のような人財がいたのに、最初から活用できなかったのも失敗の一つだったと思います。
また、安倍応援団が岩田氏を批判するのも、彼らの、被害者意識の塊である本質が見えてきます。
・・意見やアドバイスを「攻撃された」と思って追い出したのでしょう。
少なくても、3.11の時の1週間、官邸は不眠不休で原発事故と向き合っていました。
当初、東電からの情報が上がってこなくて、至らないところもあったかもしれませんが、責任感だけは捨てていなかった。
記事にも書きましたが、
>523Pのドクターは、理性で理解できない別の力が働きストップできる、その力が働かないマイナスフォースにはストップできない。
「人事を尽くして天命を待つ」の言葉通り。
もし、奇跡のような救いがあるとするなら、神頼みでは無理。
それは、やれることをすべてやり、人としてできる限りのことを尽くした人しか訪れないということです。
https://shinsho.kobunsha.com/n/nd4c6579ddc38
岩田健太郎『「感染症パニック」を防げ!』の第1章(1)を全文公開
https://shinsho.kobunsha.com/n/ne02d1c2d62d5
岩田健太郎『「感染症パニック」を防げ!』の第1章(2)を全文公開
https://shinsho.kobunsha.com/n/n31d979390c0d
311のときに学んだことを踏まえて、同じ過ちを繰り返さないように、行動している人が増えていることに希望を感じています。
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リンク先ありがとうございます。
難しいのかと思ったら、読みやすそうなサイトで良かったです。
(まだ全部は読んでいないけど・・)
STAP細胞事件に言及していたのでつい、書きたくなりましたが同感でした。
ネットを中心とした世論のようなものに影響を受けたNHKの偏った番組が、笹井さんを死に追いやったと今でも思っています。
叩いて良い相手と認定した相手には、よってたかって人を叩く言葉の暴力と暴走、感染症パニックだけでなく、あらゆる所にあります。
恐怖心に由来したデマや差別、暴力は、もしかして人間の本能的なものなかもしれません。だからこそ、理性を忘れたらいけない。
パニックにより二次災害、三次災害が引き起こされる悲劇も過去に何度もありましたよね。
医療関係者だけでなく、あらゆる市町村、何より国のリーダー、人に影響を与えるような言論人の方たち、マスコミ報道含めて、こういうときの対処をしっかり勉強してほしいですね。
もし、岩田先生の話が理解できないレベルの政治家でしたら、すぐに辞職してほしいくらいです。
こういう情報を発信してくださる方がいることだけでも、前よりかは救いです。