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ポピュリズムの本質は、大衆蔑視

2013年01月24日 | 脱原発
昨年、民主党の国家戦略室が国民に原発の行方を問うパブリックコメントを募集した結果、2030年代に原発ゼロを希望する民意が圧倒的だった。
それを受けて、民主党は、2030年代原発ゼロの方針を打ち出した。
それに対して、原発推進派からは、「大衆迎合=ポピュリズム」というような批判もあった。しかし、その批判には私は、違和感があった。

お金を使って、やらせのタウンミーティングや、政敵を貶めるためのデマなど大量のネット工作を利用、何もわからない者たちを扇動、都合のいいように誘導させた民意(=自民党がやってきたこと?)・・・というなら、批判もわかるけれど、あのパブコメには、純粋に国民が自ら考えた、真摯な意志が存在していたことは事実だったから。
民主党は、国民の意見を一つ一つ、丁寧にくみあげ、その意見を尊重した結果、2030年代原発ゼロの方針を打ち出していたのに、前回の選挙では、国民自身がそれを評価できずに、元の木阿弥にしてしまった。
要領の良い嘘つきと、不器用な正直者の違いがあったのか・・・本当に、残念でならない。

と、いまさらだけど、改めて書いたのは、田坂広志さんが発言した番組のなかで、ああ、そういうことだよね、と思い至った言葉があったから。


      
インターネットの民主主義 おまかせから直接参加へ(BSフジ・プライムニュース) 
前編 http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d130118_0
後編 http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d130118_1


上記の動画の、後半部分で、視聴者からの意見に、田坂広志氏が答えたことの中で、なるほど~と目から鱗が落ちた気がした。

 
政治家の心のなかに、大衆蔑視がある時、ポピュリズムがある


というようなことを言われていたから。

上記を補足すると、「民意を反映することは、政治家として当然のことであり、それをポピリュズムというのはどうか。『こんなことを言えば有権者は喜ぶだろう、こんなことを言えば票になるだろう』というのがポピュリストだ」と説明されていました。

政治家は、常に国民に寄り添う立場であって欲しい。最も弱い人の味方であって欲しい。
が、現実はどうか。
有名な政治家の言葉の端々に、人をばかにするような、愚弄するような、あるいは自分は特別な人、というような気持ちが見え隠れしているのはとても残念です。


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