人間の息遣いが聞こえるヒューマン・ノンフィクションの誕生!
「石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの」
「石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの」
ネタバレあります。
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このドラマ、おもしろかったです。1日1時間ずつ見てたのですが、最終回まで充実の内容でした。
2001年に発覚した「外務省機密費流用事件」が下敷きとなったドラマです。
大金を使える立場になると、人間というのは欲が出てきて、なんとか理由をつけては、自分たちの利益を増やそうとするものなのだろうか。
結局の所、すべてがわかっても、外務省のノンキャリア3人の公金横領は逮捕できたが、大きな力に抑えられて、キャリアや官邸にはメスを入れられなかった事件だったという。
これ見るまでは、知らなかった。外交上、何があるかわからないから何に使っても良いという外務省機密費。
さらに外務省経由でその中から、官邸に秘密裏に上納する巨額のお金。
それは、極秘中の極秘で事件が幕を閉じてもなお、絶対に国民に明かしてはならないカネとして、秘密にされたままだった。
しかし、最終的に地道に調べ上げた刑事たちの仕事は、まったく報われなかったわけではない。
彼らの仕事のおかげで、2009年、民主党への政権交代が起こった後、2010年鳩山政権下で、その存在が初めておおやけに認められたのだ。
そうはいっても、2012年からの安倍政権下で、再び官邸に権力が集中し、政治の私物化かと思われるほど、水面下で勝手にいろいろなことが行われてきました。
オリンピックパラリンピックに対しても今になって、公金を少しでも多く手に入れようという企業の談合発覚。
誘致の時のアフリカ票への賄賂に始まって、スポンサー選定の際の賄賂。
選手の純粋な気持ちの裏側では、それを踏みにじるようなことが行われていた。
1つ前の記事で、マイナ保険証についても公金にたかる企業の存在が見えてきていますけど、ワクチン接種も巨額の税金が動きました。関係者の方々は、大金の移動に、金銭感覚も倫理観もおかしくなってしまったのではないでしょうか。
こんなニュース。
ちゃんと数を確認して調べたからわかったことですが、請求書通りに迂闊に右から左にながしていたら、そのまま10億円無駄に税金が使われたかもしれないですね。
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コロナワクチンのシステムは、あらゆるところで突貫工事の様相もあり、表に出てこないだけで、水面下でいくつも似たようなことが起こっているのだろうなあと想像しています。
赤木さんのような、真面目で実直な国家公務員がいる一方で、権力におもねり、利益を得ようとするエリート官僚。
新自由主義が行き過ぎて、国民のライフラインである医療や教育にまで、企業の参入が増えた結果、税金にたかるシロアリ企業もいくらでも生まれる。
おまけに、カルトが与党に入り込み、政策にまで影響を与えているという、どうしようもなさも、わかってしまった。
もう、こんな日本は嫌だ!
もう一度、この投書をアップします。税金払うの馬鹿らしい。

立憲民主党が立ち直って、もう一回政権交代起きて、あのときみたいに方向転換して欲しいのだけど・・・。
岡田外務大臣が外務省報償費の官邸「上納」認める(10/02/06)