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靖国神社に思うこと

2020年08月16日 | 社会のニュースを考える

靖国参拝について、いろいろな意見があるのはわかる。

無慈悲で過酷な侵略戦争に召集され、死んでしまった兵士たちのことを決して忘れない、ご冥福を祈る、という気持ちはよくわかる。
特に遺族にとっては、参拝することで悲しみが昇華されるなら、是非参拝されたら良いと思う。


やっかいなのは無謀な戦争の責任者たちを合祀してからの公人の靖国参拝についてである。
今の地位から降りたあと、個人、私人の立場であるならば、信仰の自由として参拝しても問題ないのだろうと私は考える。


しかし、他国を侵略した日中戦争、負けるとわかっていた太平洋戦争(開戦の日、東京で生れ育った義父母たちは「アメリカさんとやって勝てるわけがない」と陰では言っていたそうだ)、
無謀で悲惨な戦争を選び、兵士たちを死に追いやったその時の責任者たちは、間違った戦争の象徴であり、彼らを祀ってある施設に国家として参拝することは、あの戦争を今の国家が肯定してしまうことに他ならない。


「祖国を守ってくださった英霊に感謝を捧げる」という、一見きれいな大義名分の元、

現政権下でなし崩し的に、「あの戦争は正しかった」と国家として認めてしまおう、とするのが見えるから、

また元の戦前の体制に戻したい下心が見えてしまうから、

生身で本当にひどい目に遭ったことのない人たちの、病的な想像力の欠落と共に、将来に対する甘さとおごりが見えるから、

ものすごく怖い。






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2 コメント

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Unknown (uncle-ken2055)
2020-08-17 14:26:46
けんすけ
仰る通りだと思います
言わないといけませんよね
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けんすけさんへ (金木犀)
2020-08-17 20:02:47
ご賛同ありがとうございます。
第一次安倍政権の時から、ずっと言い続けているので、ネトウヨさんも最近は諦めて寄りつかなくなりました。笑。
返信する

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