虹色オリハルコン

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どちらを選ぶかは自分次第

10年目の9.11

2011年09月11日 | 911の疑問

あの時の衝撃は、確かに強かったけれど、時を隔ててよけいに深く重く感じられるのは、いまだ、あの出来事が、中途半端なまま歴史の中にうずもれてしまうのではないかという虚しさとか、のぞいたら底なし沼のように深いフォースの暗黒面に吸い込まれそうな不気味さとか。
しかしさらに時を重ね、あと、100年、200年経ったら、起こったことも年表の1行を埋めるそれだけのものになってしまうのかもしれないのかも。

もう、3年前になるけれど、「ブッシュの戦争」という番組を見た感想を書いたことがあります。
最後に、政権交代で何か変わるのではないかという、期待もあったのだけれど、この3年で改めて気づいたことが一つ。
日本だろうがアメリカだろうが、本当に国を動かす権力を持っているのは、総理大臣でもなければ大統領でもないってこと。
じゃあ誰がその国を動かしているのか…それは、やっぱり経済界(=お金)だったのだと、ものすごく思った。

思い出せばいい。新聞テレビマスコミ全部、政治家の批判は絶え間なく続け、彼らへのデマさえも平気で流して知らん顔。反面、経済界の批判など聞いたこともない。経団連会長への批判など、決して言ってはならないのだから。

結果、オバマ大統領や菅前総理など、純粋に正義漢でもって事に当たっても、ひとたび経済界に不利をもたらすような決断をしようものなら、何をしたって批判批判、バッシング、評価すべきところでさえ歪んで報道、何もいうことがない時は、とりあえず、性格が悪い、とか。
思えば、ケネディもガンジーも、ソ連でもなくイギリスでもなく、自国民に殺されたんだ。
虚しさも秋の気配のせいなのか。


以下再掲載、-「ブッシュの戦争」第1回2回を見て-(抜粋)

9.11に関して、私は政府与党にテロリストとされるものたちと何らかの関係がある者がいたと、感じているのだけど(これは、9.11に関する多くの書物などによるものではなく、自分の体が答えたもの)、この番組を見る限りでは、政権の中でも、パウエル、ライスにとっては、まさに不測の事態であり、本当に何も知らされていなかったのだなと思った。おそらくブッシュジュニアも。
反面、9.11攻撃から無理やりな理由をとにかくでっち上げてイラク攻撃をしようとするチェイニー副大統領、ラムズフェルド国防長官の、強引横暴ぶりは、理解の範疇を超えていて、とても民主国家とは思えぬやり方であった。そしてそれを止められないどころか、声の大きいもののいうことを聞くというブッシュは、まさに有名無実の裸の王様である。
パウエルは、妻の反対で(暗殺される可能性があるから)、大統領の立候補を断念したというけど、もしこのとき、パウエルが共和党の大統領だったなら、世界の不幸はもっと少なかったと思う。

9.11が起こったとき、「今こそ、世界と協調すべき」という極めてまともな意見を言ったパウエル国務長官に対して、ラムズフェルド国防長官はいきなり「イラクを攻撃すべき」という当時としてはかなり無理やりな意見。
そんな無理やりも、嘘も100回いえば本当になるとばかり、手を変え品を変え、各方面を抱き込んででっち上げた嘘が、ついに本当のようになってしまったというわけだ。つまり、「アルカイダとフセインはつながりがある」という嘘、「イラクは大量破壊兵器を持っている」という嘘。
マスコミが巨大なビルが崩れるショッキングな映像を何度も流したことによって、人々の不安や恐怖を高められ、チェイニー、ラムズフェルドは、自分では物事をよく理解できないブッシュの口をかり、すでにアルカイダやビンラディンはそっちのけで、「イラク攻撃こそがテロとの戦いである」といい続ける、プロパガンダ。
アメリカでは、9.11が起こったのはフセインのせいだと今だ思っている人がいるというが、それもうなずける。
議会は、11月の中間選挙に向けて世論の傾向を見た上で、保守でなければ当選しないだろうと見越して、ほとんどの議員がイラク攻撃に賛成してしまった。
みんな、巨大な嘘にだまされてしまったのだ。

ラムズフェルドは情報を抱え込み、誰にも伝えないやり方だった。
ライスはラムズフェルドが持っている情報を知るために、スパイを使ってまでいたという話には本当に驚いてしまった。同じ政権内で情報を教えないなんてとても信じられない。(本当は情報なんて持ってないのにいかにもあるようにしなければならないから、何もいえなかったんだと思うけど・・・)

そしてやっと出てきたラムズフェルドの情報というのも、ジュネーブ条約を無視した、捕虜への拷問による自白強要によったものだった。拷問による自白がまったく信用できないのは、民主国家なら知っているはずだ。
また、拷問を許容することは、アメリカ兵もまた同じ目にあわせられる可能性もあるとパウエルは反対したが、非常事態であるとか、正義のためとかいう理由でひそかに拷問虐待は続けられた。
このようなまったく信じられない状態をただただ看過していたのも、お飾りの大統領ブッシュジュニアだったわけだ。
そして、チェイニー・ラムズフェルドの目の上のたんこぶ、パウエルは、国連安保理でイラク攻撃の正当性を話すという役割に利用された。

朱に交われば赤くなるというが、ドフォースの中にいると、体調が悪くなったり、精神的にちゃんとした思考ができなくなったりする。
ブッシュ、チェイニー、ラムズフェルド、ライス・・・パウエルは良くがんばったよ、そんな中で。残念だが、ドフォースの中では、あれが限界だったのだろう。
やはり国民が政治を変えたいと思うのなら、ドフォースに負けない強いパワーを持った人に清き1票を託すしかない。アメリカも日本も、今の時点でパワーの選択は政権交代だろう。

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