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二つのブログから見える鉢呂辞任劇

2011年09月12日 | 脱原発
嘘をまかりとおして、戦争を始めるという国あれば、嘘をまかりとおして、大臣を辞めさせる・・・そんな国もあるかいな?

いわずと知れた鉢呂前経済産業省大臣の「放射能うつす」と言ったとかなんとかの発言のこと。

Approachesの「鉢呂発言でのマスコミ報道に抗議する」によれば、新聞各社、言っていることがばらばらであると。(以下抜粋)

★読売新聞
 『着ていた防災服の袖を取材記者にくっつけるしぐさをし、「ほら、放射能」と語りかけていた』
★朝日新聞
 『記者団に「放射能をつけちゃうぞ」と発言していた』
★産経新聞
 『記者に防災服の袖をすりつけるしぐさをし「放射能をうつしてやる」などと発言した』
★FNN
 『防災服の袖を取材記者の服になすりつけて、「放射能を分けてやるよ」などと話し』
★毎日新聞
 『報道陣に対し「放射能をつけたぞ」との発言』
★日経新聞
 『報道陣の1人に袖をすりつけ「放射能をつけてやろうか」と冗談まじりに述べた』

どれも話言葉を使って、鉢呂氏がそのような言葉を実際に『語った、発言した、話した、述べた』と報道している。取材記者たちはその場で実際に鉢呂氏から同じ話を聞いていながら、これほどまでに、同じ言葉が違う言葉に聞こえるのだろうか。なによりも国民に正確な報道をすることがマスコミの役目である。今回のように勝手に創作した内容を国民に報道することは、報道機関としてもマスコミの信頼性を大きく損なう行為である。

今回の報道は、記者の創作であり不正確な内容である。すなわち鉢呂氏自身の発言とは異なっているということだ。もし、どれか一つが本当だとしたら、その他は記者の作文だということだ。

大手マスコミで働く記者たちは、たった一言も覚えられないほど能力が低いのか、もしくは人の話を正確に聞く能力がないということだ。そして、よく聞こえないときは適当に創作して記事にしてしまうということだ。

距離が遠かった記者が良く聞こえなかったとしても、鉢呂経産相自身が実際に話した言葉を確かめることは鉢呂氏の一番近くにいた一記者を取材すれば明確になることなのに、それさえしていない。今回の件は記者たちも当事者である。だから当然、その一記者とは誰なのか、そこに集まっていた報道陣は誰なのかも明確にすべきだ。そもそも、その時の録音はないのか。



鉢呂氏は、10日の東京新聞によれば、記者団の質問に答えてこのように答えている。

-放射能をつけると発言したか。

それはちょっと定かではありません。

-ご自身の記憶としてあまり定かではないということか

はい、はい。

大変な状況にある被災地の苦しみを分かち合いたいという話をしていた。親しい記者もいたこともあり、近づいていったのは事実だ。



河野太郎氏のブログ「ごまめの歯ぎしり」には、このようなことが書かれていた。(以下抜粋)

鉢呂経産相が辞任した。

一連の発言が失言であることは否定しない。アホといわれても仕方ない。

しかし、残念だ。

鉢呂経産相は、野田総理の原子炉の新規立地はしない、耐用年数が来たものは確実に廃炉にするとの方針を着実に進めようとしていたし、それを実現するためのかなり大胆な人事を考えていた。

経産省内外の抜擢すべき人物の発掘を多方面に依頼していたし、ガンとよばれる幹部の異動も考えていたふしがある。

個人的にはかなり期待していただけに残念だ。

失言にはきちんと陳謝し、撤回する等の対応が必要だが、失言でやめさせるのではなく、誤った政策でやめさせるべきだ。失言した分を取り返すために死にものぐるいで働いて、正しい、推進するべき政策を進めるほうがプラスが大きい。

今回は、不思議なことに与党幹部からも後ろから鉄砲で撃つ発言があった。

なにか裏があったのだろうか。



繰り返しになりますが、鉢呂元経産相は

経産省内外の抜擢すべき人物の発掘を多方面に依頼していたし、ガンとよばれる幹部の異動も考えていたふしがある。

のだと。

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2 コメント

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記事拝借 (ましま)
2011-09-14 13:03:38
ちょっと、この記事拝借しました。ごめんなさい。
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ましまさま (金木犀)
2011-09-15 13:41:17
今までだったら、大臣交代でスルーする出来事の一つだったのかもしれませんが、そうは問屋がおろさなかったわけで。
これをきっかけにして、少しは新聞・テレビ記者の暴走の歯止めになるでしょうか。
返信する

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