昨夜、母が「健さんの映画九時からやけど、どこやろ?」と。
「えっ、そうなん・・・はいはい4チャンネルだよ。」
「あんた見るやろ?」
「見ん、見ん、何回も見たしね、自分の部屋で見てちょうだいか。」
「さよか。」
で、9時からのニュースを見てたのですけど、隣の母の部屋のテレビの音が気になる。
手がついついリモコンへ・・・。
見てしまいました。
良かったー、次のシーンも、セリフも何となく覚えてるのに、
何度見ても感動しますね。
今回は特に「桃井さん」がいいなぁと思いました。
それと、見るたびに健さんが若く見えてくる。
最初に見た時は、映画の中の健さんの役より自分が若かったかものせいか
ちょっぴりおじさんに見えたのに、
いまじゃぁ、随分若く見える。
みるたびに、自分が歳とってるせいなんですね。
その健さんが今はもう居ない・・・なんて。
テレビで有名な映画を見るくらいですけど、
なんか、不死身な人のように
思えてたから、やっぱりさびしいですね。
倍賞さんとの「駅」もよかったです。
「あなたへ」もテレビで見ました。
その、NHKの撮影ドキュメントも見ました。
さて、急に私事に堕ちて申し訳ありませんが、
この映画を見るたびに思い出す、
この、「黄色いハンカチ」に寄せた、ちょっぴりいい思い出があります。
息子の高校受験結果が出そうな頃、
いつも家の前を、犬ちゃんの散歩に通るご近所の奥様
(娘さんが、息子の中学での吹奏楽部の先輩)
が、「Tちゃん、どうやったの?」と聞いてくれました。
「あしたくらいかな?だめかも・・・。」
と、私が弱気で言ったせいか、奥様は
「そだ!毎日ここを通るから、合格だったら、ここに(駐車場の入口)
黄色のハンカチをぶら下げといてよ。」
と言われました。
なんていいアイデア!と、思っていましたが、
今は、その気遣いって、優しい人だなぁ、と思います。
最近は犬ちゃんが居ないのか、見かけなくなりましたが、
今度お会いしたら、10年以上前のことを言ってみようかな。
「黄色いハンカチ」はちゃんとぶら下げましたので。