昭和・私の記憶

途切れることのない吾想い 吾昭和の記憶を物語る
 

ブルー シャトー

2021年08月18日 05時45分59秒 | 3 青い鳥 1967年~

タカタカタカタカタン♪
ドラムのスティック を、持ち出して机を叩き始めた

昭和42年 (1967年 )
未だ夏服・中学1年2学期の教室での事である。
「 なんや なんや 」
男子生徒が寄ってくる。
私もその一人であった。
「 昨日な、ブルーコメッツのリサイタル、行って来たんや 」
「 へー 」
「 よかったでえ 」


クラスメイトの諏訪 を囲んで、男子生徒の輪ができた。
スティックさばき も上手いが、口も達者であった。
昨日の、ブルーコメッツショーの模様を上手に物語るのである。
その名調子に、吾々は魅了されていく。
そして、
メイン曲・ブルーシャトーのナレーションの模様を語り終えるや。
♪ タカタカタカタカタン♪
「 ゥおー 」
皆の歓声があがった。

私は、帰宅するとを取り出し卓袱台を叩いた    (チャブダイ)
 「喧しい 」
母に煩いと謂われてもかまわず。
タカタカタカタカタン♪・・
ミーハー な私、
この時より、ブルーコメッツのファンになったのである。

 
昭和42年 (1967年 ) 10月31日 、
嵯峨野へ一日遠足
そして、この日は
元首相・吉田茂の国葬が行なわれた。

ちょうどの時刻
吾々は帰りのバスの中で1分間の黙とうを行ったのである。
黙とうの余韻冷めぬ中、
クラスメイト諏訪、待ってましたとばかり


♪ ♪
雲が流れる 北国の街へ  

あなたが生まれた 心の国へ
胸にかざった 真珠のように  
やさしく輝く あなたの瞳
見つめあうふたり 
いだきあうふたりは
離れられずに
強く 強く 強く 強く
かわす ウ・・・         (クチヅケ)
雲が流れる 湖のほとり  

あなたは花に 埋もれて眠る
北国のはて ♪

得意のブルーコメッツ
サビの部分 ( ウ・・・) を 
敢えて唄わず これが大うけ

もう、彼の独壇場
北国の二人 を熱唱したのである。

グループサウンズ全盛のこの頃
「 グループサウンズは喧しいだけや 」 
・・・と、親父にチャンネルを回されることもあったが、
それにもめげず
歌のベストテン番組は、欠かさず視ていた。

小川知子 吾々のアイドル歌手であった ↓

その頃の印象曲と謂えば是
黛ジュン が歌う
「 霧のかなたに 」

♪・・・忘れな草空しく
胸ふかく抱いて
窓の明かり灯して
あの人を待つの ♪

思春期の私の心に、
淡い想いを抱かせたのである。


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