私が小学四、五年生の頃、 ( 昭和39、40年 (1964、1965年) )
「 戦前の日本には 『 国士 』 が存た 」
そう、聞かされた。
私は、親父が謂う 『 国士 』 という響きに、
なにかしらん
ロマン・・と謂うものを、感じ取ったのである。
昭和5年 ( 1930年 )
東京駅で浜口雄幸首相を襲撃した
佐郷屋留雄
昭和50年 ( 1975年 )、
私は、斯の写真と出遭った。
偶々は、逢うべくして 遇った と、同じ意
少年の頃、親父から聞きたる 『 国士 』 とは、
此を謂うのであらうや ・・・と、そう想った。
そして、
『 日本人の面構えは斯くの如き 』
・・・と、そう感じたのである。
然し、
その理由は、説明できない
そして更に
西田税
斯の写真との出遭いは衝撃であった
これぞ
日本人
私の理想とする、日本人の面構え ・・哉
それは真まさに、『 国士 』
・・・と、そう確信したのである
私は 斯の写真に
私のDNAの中に存する、
『 国士 』 への憧憬をみたのである