ちょいコメ
毎日少しずつ読んでいたのだが、ついに終わってしまった。
寂しいなと思う反面、ああやっと次の本が読めるといった安堵感あり。。
印象的なシーンは「ヨブの仮面」が剥がれる時のシーン。
主要な登場人物達は、核戦争後、顔を固い皮膚で覆われる病気にかかる(作中では「ヨブの仮面」と記してある)。
その仮面は、時期がくると剥がれる。
良い事をし続けた人は、下の顔は美しく、悪い事(殺人とか人肉を食べるとか)をした人は醜い。
そのあたりのマキャモン氏の文章表現が実に面白かった。
以下ネタバレあり
もちろん、ヒロインのスワンは、美少女~~
シスターは上品な叔母様~~
そして悪逆非道のマクリン大佐は髑髏顔。
ローランドはゴーグルが皮膚の一部となり歪んだ顔。!!
また深紅の目の男は、作中色々変身するのだが、ラストあたりの変身がすごい。
「それは爬虫類の目を持つ膿みただれた傷口であり、烈火のごとき怒りに脈打ち波打つ煮えたぎる病んだ魂であった」
と文章にしてあるが、どんな顔~?!
ラスト、シスターの話にはぐぐっときたが、スワン・ロビンの恋、ジョシュの話など希望ある展開でほっとする。
「ア~メン!!」
この作品は、他の方のコメントを読むと、キング「スタンド」のオマージュ作品だそうだ。
キング作品よりもマキャモン作品の方が読みやすいらしいが、こんなに読むのに時間がかかるなんて、
こちらを先に読んでよかったよ。
今度チャンスあれば、キング作品にも挑戦してみよう。
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