funky days

読書・鑑賞記録&日記

TVアニメ「氷菓」

2012年04月29日 | TVアニメ





アニメサイト

アマゾン

内容(アマゾンより)
いつのまにか密室になった教室。毎週必ず借り出される本。あるはずの文集をないと言い張る少年。そして『氷菓』という題名の文集に秘められた三十三年前の真実―。何事にも積極的には関わろうとしない“省エネ”少年・折木奉太郎は、なりゆきで入部した古典部の仲間に依頼され、日常に潜む不思議な謎を次々と解き明かしていくことに。さわやかで、ちょっぴりほろ苦い青春ミステリ登場!第五回角川学園小説大賞奨励賞受賞。

ちょいコメ
最近アニメは「夏目友人帳」くらいしか観てなかった。
この作品は評価が高いなと思ってたところ、丁度はじまったので視聴しはじめた。
第1話は、人物紹介と、昔の事件をほのめかした所で終わる。
アニメはほとんどの作品がそうだが、展開が遅い。続きを本で読みたくなる。
が、アニメはとても綺麗で、瞳の中にヒロインを映しだしたり、景色が実物でもあるかのようだった。
しばらく観てみようかな。

TVドラマ「Wの悲劇」

2012年04月28日 | TVドラマ


TVドラマ「Wの悲劇」

ウィキ

内容
同じ顔の2人が入れ替わり、事件が幕を開ける。

登場人物(ウィキより)
和辻家
和辻 摩子 (20) - 武井咲
窮屈な生活で自由にしたいことも出来ない現状から抜け出したいと思っていた。週刊誌に自分と瓜二つの女性を見つけ、ある計画を実行する。
倉沢 さつき (20) - 武井咲(二役)
困窮しその日のお金を稼ぎ、これまで何とか生きてきた。身に覚えの無い携帯番号から無言電話が続き、人生の転機が訪れようとしていた。
和辻 淑枝 (44) - 若村麻由美
摩子の母親。娘の帰宅時間がいつもより遅くなっただけで心配し、動揺するくらい一人娘を愛している。
和辻 道彦 (42) - 中村俊介
婿養子、淑枝の3番目の夫。大学准教授。
和辻 卓夫 (28) - 武田航平
繁の息子。和辻製薬会社秘書課勤務。
和辻 繁 (57) - 金田明夫
与兵衛の弟。息子の希望する部署へ異動させるため与兵衛に直談判するが軽くあしらわれる。
木村 志乃 (32) - 広岡由里子
家政婦。必要なこと以外は喋らない。
和辻 みね (62) - 野際陽子
与兵衛の妻。和辻家の女性は代々、当主の発言には逆らわず従い尽くす立場にある。
和辻 与兵衛 (65) - 寺田農
和辻家当主。和辻製薬会社会長。2000億円の資産を有する。弟の孫娘である摩子を異常な程、寵愛している。
Show Pub マスカレード
一条 春生 (41) - 松下由樹
オーナー。親のいないさつきを心配し気に掛けている。摩子、さつきの人生にリンクするような小説を書いている。
立花 綺羅々 (20) - 福田沙紀
仲間思いで優しい性格を演じているが、沙耶香に嫉妬し誰よりも輝ける場所に立ちたいと野心に満ち溢れている。
御堂 沙耶香 (20) - 剛力彩芽(友情出演)
マスカレードのトップダンサー。大手プロダクションからスカウトされる。
その他
弓坂 圭一郎 (31) - 桐谷健太
警視庁刑事部捜査一課 警部補。日高賢一殺害事件の容疑者を追っている。

ちょいコメ
何度もリメイクされた作品だが、なぜか、一度も観てなかった。
今回観ようと思ったわけは。
近頃海外小説にハマっており、近所の図書館に何度もクイーンの「Xの悲劇」を借りに行くのだが、
なぜかいつも貸し出し中なので、人気あるんだな~と思っていた。
「Wの悲劇」は作者の夏樹さんが「Yの悲劇」に影響されたと、どこかのサイトで読んだことがある。
じゃ、観てみようってことで。

ヒロインを演じている武井咲ちゃんの演技がいい。
2人の人格を上手に演じわけている。
昔のドラマで(題名は忘れたのだが)、三田佳子さんが二重人格の女を演じて凄かったのを、
このドラマを観て急に思いだした。
また、他の俳優陣も豪華。
次回が楽しみなドラマだ。
小説も読んでみようかなぁ~なんて思った。

海外ミステリー「緊急の場合は」ジェフリイ・ハドスン(マイケル・クライトン)1968年米

2012年04月25日 | 海外小説カ行


マイケル・クライトン(ウィキ)

緊急の場合は(ウィキ)

緊急の場合は(アマゾン)

内容(アマゾンより)
中絶手術で患者を死に追いやった容疑で産科医が逮捕された。彼が違法な中絶を手がけていたのは事実だが、この件に限っては身に覚えがないという。無実を信じる同僚の医師ベリーはひとり真相を探り始めた。しかし、関係者は固く口を閉ざし協力しようとしない。いったい彼らは何を恐れているのか?執拗な調査を続けるベリーに、やがて黒い圧力が。アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞を受賞した迫真の医学サスペンス。

登場人物
ジョン・ベリー:病理医
アート(アーサー)・リー:産科医
J・D・ランドール:心臓外科医
カレン・ランドール:その娘
ピーター・ランドール:J・Dの弟
ローマン・ジョーンズ:グループ・サウンズのメンバー
アンジェラ・ハーディング:カレンの友人
ウエストン:市立病院の主任外科医

ちょいコメ
中絶手術が違法時代のアメリカ。
作者の中絶に関する考えが押し出された作品。
カレンは本当に中絶を行ったのか?というミステリーでもある。
医療に関する話が各所に語られ、興味深く読めた。
以下ネタバレ































ジョン・ベリーは、もと警官で現在は病理医をしている。
友人の無実を晴らすために、中絶手術をした人物を探す。
アンジェラがカレンの中絶手術をしたのだ。
アンジェラは麻薬中毒者で、麻薬を手にいれるために、ローマンに依頼されたのだ。
ウエストンは、ローマンが口封じのために教え子アンジェラを殺そうとしたので、殺害してしまう。
ラスト、この事をジョンに話し、彼自身自殺してしまう(多分)。

文中、ジョンはアンジェラに罪を告白させるために、麻薬中毒患者に注射すると死ぬという薬を注射針で注入する。
(実は水だったが)告白後、その薬を中和させる薬を注入(それも実は水だった)。
アンジェラは、そのたび苦しくなったり和らいだりするのだが、読んでる私は水だということを知ってるので、
「気」っていうのは、状況で左右されるものなのだなあと思った。
病は「気」から、なんだなぁ。

マイケル・クライトンという人はウィキを読んでもわかるが、本当にすごい人だなぁ。
知らない内に、何作も映画を観てた。
今度は「大列車強盗」を観たいな~

関係ないけど、この小説の主人公の名前ジョン・ベリーは、こないだ読んだ「超音速漂流」の主人公と同じ名前だよ。
読み終わってから気付いたよ、なんか覚えやすいなと思ったんだわ・・・忘れてたなんてガックシ
でもこれすごい偶然だわ!

ありがとうのブログ

新チャンネルDlife

2012年04月22日 | つぶやき他
先日家事の手抜きを指摘された!
特にご飯。野菜料理の工夫が足りないらしい。
やることやっとかないと、後々面倒なことになる。
で、真面目に野菜料理とお菓子は作ることにした。
買い物から始まり、料理は時間がかかる。
でもま、料理は結構好きな分野なのでそれも楽しみの1つにしよう。

時間の問題。
先日ゴスペルを習い始め、練習や暗記もあり、好きな読書やテレビを観る時間が激減。
4月から海外ドラマチャンネルDlifeが始ったばかりだというのに。。

Dlife

とにかく、最低1日にひとつは見ようとこれ。
「リベンジ」
「デスパレードな妻たち」
「ダメージ」
「プリティ・リトル・ライアーズ」
「グレイズ・アナトミー」

他にも「Dr.HOUSE」「クローザー」「クリミナル・マインド」「ゴースト」「フラッシュフォワード」
などなど、見たいドラマが目白押しだが。。
ここはひとつ録画しとくことにした。いつか観れるかも。
しかし、ダビングもこんなにあると手間がかかるな。
映画もあるしね(レンタルはBDになってる作品が少ないので、TV録画が一番綺麗)
だが、いつ映画観るんだろう?

BDダビング中は、本読んでても頭に入らないので、ストーリーが簡単な韓ドラを、
HDD内蔵TV録画したものを観てるのが最適。
ダビング時間が気にならない。CMはスキップできないが。
「シークレット・ガーデン」俳優さんはイマイチだが、まあ面白い。
「クリスマスに雪は降るの?」ストーリーはイマイチだが、大好きなコ・スが目の保養。

細切れな時間に本。うん、しばらくこれで行こう!
海外小説が好物だが、時間かけすぎるとカタカナの登場人物忘れるな~

海外小説「超音速漂流」ネルソン・デミル、トマス ブロック 1979年米

2012年04月12日 | 海外小説タ行


内容(アマゾン
誤射されたミサイルがジャンボ旅客機を直撃した。機長は死亡し、乗客が酸欠により凶暴化するなか、無傷の生存者たちは必死で生還をめざすが、地上では事故の陰蔽のために生存者もろとも機を墜とそうとする計画が進行していた。82年に出版され、今や古典となった航空サスペンスの名作が、全面的加筆を施され、決定版として登場。

登場人物
ジョン・ベリー:乗客
シャロン・クランドル:フライト・アテンダント
バーバラ・ヤシロ:同上
リンダ・ファーリー:乗客・少女
はろるど・スタイン:乗客
ジェイムズ・スローン:海軍中佐
ピーター・マトス:F18パイロット
エドワード・ジョンソン:トランス・ユナイテッド航空重役
ケビン・フィッツジェラルド:同首席パイロット
ウェイン・メッツ:ベネフィシャル保険会社支社長

ちょいコメ
「まだ読んでいない人は幸福です」という帯の通り、読んでなくて幸せだった。
最初から最期まで、ハラハラドキドキ!とても面白かった!
読むのが遅いので、一日でというわけにはいかなかったが、
仕事をしてても続きが気になって、気になって、ちょっとでも時間ができると読んだ。
終わった時にはもうもう大満足。

最初「誤射されたミサイルがジャンボ旅客機を直撃」という出だしはよくあるパニック物くらいに思ったが、
なにせ、主人公の回りは敵だらけで、次々と難題がふりかかる。
酸素欠乏で脳損傷になった乗客たち、データ・リンクで通信するトランス・ユナイテッド航空重役ジョンソン、
旅客機を撃墜しようと目論む海軍中佐スローン達。

映画にもなっているようだが、話題作なのかな?
一時航空パニックが流行った時期があったが、この作品の噂は聞いたことがないなぁ。

ありがとうのブログ

海外ミステリー「三つの棺」ジョン・ディクスン・カー 1935年 米

2012年04月08日 | 海外小説カ行


ジョン・ディクスン・カー

三つの棺(ウィキ)

三つの棺(アマゾン)

内容(ウィキより)
ウォーリック酒場でいつもの仲間と幽霊話をしていたシャルル・グリモー教授の下に見知らぬ男が現れる。男は正気とは思えないような奇怪な話を口にした後、奇術師のピエール・フレイと書かれた名刺を差し出し、近いうちある男が夜分に訪ねると教授に伝え去っていった。
ギデオン・フェル博士は自身の書斎で友人のランポールからこの話をハドレイと共に聞かされた。教授がその後奇妙な振る舞いをしはじめたと聞いた博士は心配となり二人とともに教授の邸宅へと向かうのだった。

登場人物(ウィキより)
シャルル・グリモー…教授
ロゼット・グリモー…シャルルの娘
スチュアート・ミルズ…シャルルの秘書
エルネスチーヌ・デュモン…グリモー家の家政婦
ドレイマン…グリモー家の居候
アニイ…メイド
アンソニイ・ペチス…怪談収集家
ボイド・マンガン…新聞記者
バーナビイ…芸術家
ピエール・フレイ…奇術師
オローク…軽業師
テッド・ランポール…フェルの友人
ドロシイ・ランポール…テッドの妻
ハドレイ…警視
ギデオン・フェル…名探偵

ちょいコメ
やっと読めた。時間かかった。
忙しくてじっくり取り込めなっかったせいかなと思ったが、
アマゾンのコメント欄にもそのようなことを書いていらっしゃる方がいるので、私だけではなかったみたい。

題名が「三つの棺」なので、ムムこれはヴァンパイアものか?とわくわく期待した。のだが。。
とても有名な密室殺人ものだった。

フェル博士の「密室講義」が興味深い。
例として、クリスティーやクイーン作品が挙げられていて、私自身のいずれ読みたい未読作品が多いので
「ネタバレいや~」と思ったがすでに目に入ってしまった。
が、大丈夫。幸いにも(悲しいことに)、
今の時点で、全く忘れている。読んでない作品も楽しく読めそうだ。

私の中では、先日読んだカー作品4作品(火刑法廷、皇帝のかぎ煙草入れ、妖魔の森の家、本作品)では一番下のランクかな。
意外性があり、内容が練ってあったが、文が読みにくかったのが難点。

ありがとうのブログ

2012年3月の読書メーター

2012年04月05日 | 読書メーター
3月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:4759ページ
ナイス数:170ナイス

わらの女 【新版】 (創元推理文庫)わらの女 【新版】 (創元推理文庫)
1956年仏作品。戦争に遇い家族を失い、貧乏で夢も希望もないアラサーのヒルデガルデがヒロイン。大富豪の秘書アントンは、大富豪の老人リッチモンドの遺産欲しさに、老人とヒルデガルドの結婚を計画。2人はどのように話を進めるのか、わくわくしながら読んだ。2人とも悪人なのだが、読んでる最中から、私はヒルデガルドに感情移入してしまい、後に起こる事件にびっくりした。映画は少し原作を変更しているみたい。映画も見たいな。さすがに名作と言われるだけあって、印象に残る物語だった。
読了日:03月29日 著者:カトリーヌ・アルレー
幻の女 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 9-1))幻の女 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 9-1))
1942年作品。まず目次を見ると、死刑前百五十日となっており、主人公が、何かの罪で死刑になるのだなと思った。そしてはじまり。これが有名な冒頭文なんだな。しゃれた文だ。これから何が起こるのかドキドキさせてくれる。女はどこに?「幻の女」という表題通りだ。途中で私自身も、本当に女はいたのだろうかとさえ思った。70年前の作品と思えない、大変印象的な素晴らしい作品だった。作者は人気作家だったが、孤独な人生を送ったらしく、複雑な気持ちになった。
読了日:03月25日 著者:ウイリアム・アイリッシュ
NHK連続テレビ小説 カーネーション 上 (NHK連続テレビ小説)NHK連続テレビ小説 カーネーション 上 (NHK連続テレビ小説)
2011年作品。何人もの友人が絶賛。時期的にもう今から観てもね~と思っていた所、たまたま図書館でこの本を見つけた。残念ながら上巻(1~11週)だけしか置いてなかったのだが。 最初はおてんばな娘だな~親は大変だな~とか思いながら読んでいたが、いつのまにかのめりこんでいた。ヒロインの、自分で人生をつかみとろうという前向きな行動に拍手!本当に洋裁が好きなんだな~そして、彼女を囲む人たちのなんと暖かいことか。再放送してくれたら、是非最初から観たい。
読了日:03月19日 著者:
愛おしい骨 (創元推理文庫)愛おしい骨 (創元推理文庫)
2010年作品。「クリスマス~」が大変面白かったので、期待した作品。たくさんの登場人物それぞれの「愛」が描かれている。少女漫画好きな私にとっては、その色々な愛の物語に一喜一憂した。また、相変わらず、登場してくる女性がすごい人ばかり。謎解きのタイミングはちょっとずれた感じ。じらされすぎた。多くの物語を詰め込みすぎたせいかな。nanaco☆さんのコメントにも書かれてましたが、私も同じく以前読んだ「ラスト・チャイルド」に設定が似ていて、つい読んでる最中比べてしまった。読み終えて、まあ面白かったなって感じ。
読了日:03月18日 著者:キャロル・オコンネル
幻想文学1500ブックガイド幻想文学1500ブックガイド
タイトル「不思議な世界への水先案内」。何となく図書館で手に取る。これはすごい!翻訳本で、自分が最近探しているジャンルの本が国別に紹介されている。英・米はもちろん、仏、独、中、露、東欧など。あらすじ読んでるだけでわくわくする。ただし、もう手に入らない本も多いらしい。発行日が1997年。15年前か~。思案中。覚え書。英「城と館」p20「時間」p56。米「憑かれた家」p88「不老不死」p104「狂気」p109「幻視」p111「時間」p114。独「異界」p165
読了日:03月14日 著者:石堂 藍,東 雅夫,「幻想文学」編集部
道化師の蝶道化師の蝶
2012年作品。「道化師の蝶」美しい文章と言葉で綴られる。途中で混乱。「わたし」とは一体誰なのか?友幸友幸を調べてる人?「わたし」は章によって変わる?そう思って読むと納得。そして物語は最初に還る。 「松の枝の記」道化師よりも解りやすくこちらも面白かった。こういうことがあるんだな。どちらの物語も透き通るような文章で素敵な読み心地。「寝る前に読む」本の一冊によい。
読了日:03月13日 著者:円城 塔
第六ポンプ (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)第六ポンプ (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)
2012年作品。どの作品も未来の話。深刻な人口・環境問題で、イヤになる背景。そんな背景で、主人公たちは生きている。いろんな事が起こり、それによって考えが変化していく。そんな過程が興味深く読めた。全ての作品が傑作。特に「ポケットの中の法」と表題作が印象に残った。「ポケットの中の法」の少年。今後どのように生きていくのだろうか?「第六ポンプ」知能低下した社会では、こんなことが起こるのか・・と怖かった。
読了日:03月12日 著者:パオロ・バチガルピ
映画より面白い―読んで観ろ!必読原作セレクト100 (キネ旬ムック)映画より面白い―読んで観ろ!必読原作セレクト100 (キネ旬ムック)
原作読んだ方が面白いらしい。
読了日:03月10日 著者:西脇 英夫
ミステリー&エンターテインメント700ミステリー&エンターテインメント700
いろんな本があるね~。数冊の紹介本を読んで重複をチェック。出版日が微妙だが。古典を読みたい時の図書館予約に役立ちそう。
読了日:03月10日 著者:河田 陸村,藤井 鞠子
ユリゴコロユリゴコロ
2011年作品。題名が気になってた。「ユリゴコロ」って?図書館に予約して数カ月、やっと順番が回ってきた。意味は、告白文の作者の「言葉に言い表せないもの、拠り所、好きな事、満たされる事」の名称らしい。殺人にとりつかれた告白文は、精神に異常がありとても恐ろしい。誰が書いたのか?主人公とどう関係してくるのか?と、一気に読ませられた。作者は物語を上手に畳んだ、救いもある。が、事故にみせて殺された人たちの悲しみ、父母の気持ち、殺人をユリゴコロとする人間の更生なんてあるのか?などと、読後考えさせられ、すっきりしない。
読了日:03月07日 著者:沼田 まほかる
SFが読みたい! 2012年版SFが読みたい! 2012年版
読了日:03月06日 著者:
ミステリが読みたい! 2012年版ミステリが読みたい! 2012年版
読了日:03月06日 著者:
ミステリー世界の旅ミステリー世界の旅
読了日:03月06日 著者:
ミステリ・ベスト201ミステリ・ベスト201
読了日:03月06日 著者:
妖魔の森の家 (創元推理文庫―カー短編全集 (118‐2))妖魔の森の家 (創元推理文庫―カー短編全集 (118‐2))
1970年初版。この短編はどれも密室、密室に関連した殺人を扱っている。どの作品も計算されつくした計画。後で考えてみれば伏線はいたるところにあったようだが、全く気がつかなかった。それが、カーのテクニックなのだろうな。読んでいる私は、H・M卿、フェル博士、ベル警部、マーキス大佐の謎解きでやっとわかり、ただただ感心するばかりだった。「妖魔の森の家」は、印象に残る作品。怪奇とは違う意味でぞっとした。「第三の銃弾」も面白かった。
読了日:03月06日 著者:ジョン・ディクスン・カー
火刑法廷 (ハヤカワ・ミステリ文庫 5-1)火刑法廷 (ハヤカワ・ミステリ文庫 5-1)
1937年作品。先日読んだ「皇帝のかぎ煙草入れ」は、カーらしくないと記してあったので、代表作とされるこの作品を選んだ。。。1861年殺人罪で断頭台に送られたマリー・モーブリーの写真が、語り手スティーブンズの妻マリーにそっくりという第1章から、物語に引き込まれた。怪奇小説と言われているだけあって、オカルトめいた怖いシーンが続く。エピローグ!!これが、カーの持ち味なんだなと納得。非常に面白い作品だった。名作。
読了日:03月04日 著者:ジョン・ディクスン・カー

2012年3月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター