funky days

読書・鑑賞記録&日記

漫画「侍ばんぱいや」おざきちか2011年

2012年02月29日 | 漫画


内容(アマゾン
世界初☆ しのび笑いがとまらない、侍×バンパイアコメディ! ただの浪人とは思えないほど腕が立ち、怪しげだけど女にモテると評判のお侍、黒羽冬馬の正体は、若い処女の血が大好物のバンパイア。 時は天下太平の江戸時代、冬馬は性の乱れによる食糧不足に見舞われ、用心棒で日銭を稼ぎつつ貧乏長屋暮らしを送っていた。 日本が誇る「侍」マンガと「吸血鬼」マンガが、ファンタジーの名手、おがきちかの手で奇跡のマリアージュ! ◆おまけマンガ『吸血鬼と花嫁』収録。

ちょいコメ
人情コメディ。色事の最中に血を吸う侍×バンパイアの黒羽冬馬。年齢問わず女性にモテモテ。
与力の紹介で駆け込み寺の用心棒を引き受けた冬馬。実は夜のお勤めもだった(尼さんも)。
沢山の血を飲みすぎて、でっぷり肥えた冬馬(後でダイエットに苦しむ)。
後、与力に「いかがした、それは?」と言われ、
「処女の血(健康食)でなく、人妻の血(ジャンクフード)が続いたもので・・やはり摂生が一番」のセリフ。
随所にセンスあるジョーク。
朔太、たみや、カムラ姐さんもいい味出してる。

海外小説「皇帝のかぎ煙草入れ」ディクスン・カー1942年米

2012年02月29日 | 海外小説カ行


ジョン・ディクスン・カー(ウィキ)

内容(アマゾン)
向かいの家で、婚約者の父親が殺されるのを寝室の窓から目撃した女性。だが、彼女の部屋には前夫が忍びこんでいたので、容疑者にされた彼女は身の証を立てることができなかった。物理的には完全な状況証拠がそろってしまっているのだ。「このトリックには、さすがのわたしも脱帽する」とアガサ・クリスティを驚嘆せしめた不朽の本格編。

登場人物
イブ・ニール:可憐な夫人
ネッド・アトウッド:イブの元夫
トビイ・ロウズ:イブの婚約者
ゴロン警察署長
ダーモット・キンロス博士

ちょいコメ
ネッドと離婚してトビイと婚約したイブの所に、夜中ネッドが復縁話にきた・・という出だしに
あららこれは~まずいよ~と、もう私は物語に引き込まれていた。
そして殺人事件を目撃?!なんと嫌疑はイブに。どんどんイブは窮地に追い込まれる!!
どうなるの~?と思った時に、キンロス博士登場!ひょいひょいと謎を解いていく・・
「底抜けにお人よしで美人」な女性は悪い男にひっかかりやすいのだなぁ。
とても面白い心理ミステリーだった。傑作。

解説より。初心者に勧める作品・好きな作品を、東京創元社がアンケート集録した時の結果は、ポー、ドイル、チェスタトンの古典的必読作品を除いて、クロフツ「樽」、ルルー「黄色い部屋の謎」、クリスティ「アクロイド殺人事件」の順になった。好きな作家・作品ではクイーン「Yの悲劇」、クロフツ「樽」が多い。カーの作品はばらばらだったらしい。作風として、カーは、長編一作がきわだっている作家ではなく、前作平均して読むにたる作家と言えるらしい。。

興味深いページはこちら

海外小説「解錠師」スティーヴ・ハミルトン 2011年米

2012年02月27日 | 海外小説ハ行


スティーヴ・ハミルトン

内容(アマゾン

【アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)最優秀長篇賞/英国推理作家協会賞スティール・ダガー賞/バリー賞最優秀長篇賞/全米図書館協会アレックス賞】  けっして動かないよう考え抜かれた金属の部品の数々。でも、力加減さえ間違えなければ、すべてが正しい位置に並んだ瞬間に、ドアは開く。そのとき、ついにその錠が開いたとき、どんな気分か想像できるかい? 八歳の時に言葉を失ったマイク。だが彼には才能があった。絵を描くことと、どんな錠も開くことが出来る才能だ。やがて高校生となったマイクは、ひょんなことからプロの金庫破りの弟子となり芸術的な腕前を持つ解錠師になる……プロ犯罪者として非情な世界を生きる少年の光と影を描き、世界を感動させた傑作!

登場人物
マイクル:主人公
リート:マイクルの叔父
グリフィン:マイクルの親友
アメリア:マイクルの恋人
マーシュ:アメリアの父
ジュリアン・ガナー・ラモーナ・ルーシー:犯罪者
ゴースト:金庫破り

ちょいコメ
固く閉ざされた中で、言葉をなくした幼少時の事件後と解錠師としてのふたつの過去が語られる。
ふたつの過去はだんだん近づく。。。
この物語は、自分がまるでマイクルの親になった気持ちで読んだ。マーシュに腹を立てながら。
マイクルが解錠師として犯罪者になる過程を心配したり。
そうしなければいけなかった事情を、アメリアが理解して欲しいと思ったり。
2人の漫画での会話も、マイクルの気持ちが上手く伝わったらいいなと思ったり。
また、解錠のシーンにもとてもハラハラさせられた。
犯罪なので応援はできないと思いながら、やっぱり応援してしてしまったり。
あとがきに「少年犯罪の重いテーマ」を取り扱った作品として
ヤングアダルト世代に読ませたい一般書に与えられる全米図書協会のアレックス賞を受賞した作品と記されている。
まさにそんな、重いテーマの作品だった。

雑誌「Number」794号より レブロン・ジェイムスとドゥエイン・ウェイド

2012年02月25日 | 雑誌
 



レブロン・ジェイムスとドゥエイン・ウェイドの心温まる話。

レブロンはマジック・ジョンソン型の選手(チームメイトと共にするプレーする楽しさをエネルギーとして一流になった選手)
ドゥエイン・ウェイドはジョーダン型の選手(相手を倒し、周囲がも違っていることを証明することをモチベーションとして頂点をのぼりつめた選手)

レブロンはキャバズからヒートに移籍したことで回りから批判され、悪者としてプレイするようになる。
昨年ファイナルに敗れた時、ドゥエインがレブロンに「これからは僕が悪者になるから、君は君らしくプレイしろよ」と言った。

じ~~ん!とした。全くドゥエインたら~~!
応援してるよ!!頑張れ!ヒート!



国内小説「でーれーガールズ 」原田マハ2011年

2012年02月25日 | 国内小説は行


YOMIURI ONLINE

原田マハ(ウィキ)

内容(アマゾン
漫画家の小日向アユコ(本名・佐々岡鮎子)は30年ぶりに高校時代を過ごした岡山県にやってきた。母校の女子高で講演会をするためだ。 講演会前々日、この機会にと高校の同級生たちが同窓会を開いてくれた。そこでアユコは30年ぶりに親友の武美と再会する。武美は母校の教師になっていた。アユコを招いたのも武美だという。実は30年前、アユコと武美には忘れられない思い出があった。 1980年、岡山――。東京から引っ越してきたばかりの佐々岡鮎子はクラスに友達がいない。心の支えは、かっこよくてギターもうまい大学生の彼、ヒデホくんだった。ところが、二人を主人公に描いた恋愛マンガを、クラスの秋本武美に見られてしまう。美人で勝気な武美に、鮎子はいつもからかわれていたのだ。しかし、武美は物語の続きを読みたがって……。

登場人物
佐々岡鮎子:主人公
秋元武美:友人

ちょいコメ
友人のお勧め。作者の自伝的小説。
こんな胸キュン青春ものを読んだのは久しぶり。岡山の町を知っているので、
この物語に出てくる店や町並みの描写は、その通りの雰囲気が上手に描かれているなぁと思った。
後楽園への道・岡山駅内・西口への地下通路・一番街・路面電車・路上販売のお兄さん・・なんて懐かしい!
表紙になっている「鶴見橋」の風景も、まさにその通りで、この全景が目に浮かぶ。
私自身、少女漫画好きなので、ティーンエイジャーだった作者の迷いが理解できた。
そして、大人になってから当時を振り返る気持ちも。
ラスト、こんな風に終わらせるかなと思ったが、これも事実なのだろうか?
「でーれー、ええ夢見せてもろうたが」という武美の言葉が印象に残る。
この本を勧めてくれた友人に感謝!

映画「ドラゴン・タトゥーの女」2011年米

2012年02月24日 | 映画





オフィシャルサイト

ドラゴン・タトゥーの女(ウィキ)

内容(ミレニアムより)実業家・ヴェンネルストレムの不正を報道した、雑誌『ミレニアム』の発行責任者のミカエル・ブルムクヴィスト。だが、名誉毀損の有罪判決を下され、『ミレニアム』から離れることを決める。それでもミカエルは、ヴェンネルストレムの違法行為を確信していた。
時を同じくして、大企業グループの前会長ヘンリック・ヴァンゲルが、弁護士フルーデを通じて、ミカエルの身元調査を依頼していた。調査を担当したのは、背中にドラゴンのタトゥーを入れた、少年と見紛うような小柄な女性、リスベット・サランデル。

監督:デヴィッド・フィンチャー
キャスト
ミカエル・ブルムクヴィスト:ダニエル・クレイグ
リスベット・サランデル:ルーニー・マーラ
ヘンリック・ヴァンゲル:クリストファー・プラマー

ちょいコメ
見ました。友人と映画館に行きました!
あらすじ読んでたらもったいないので、全然前知識なしに観た。
ちょっとわかってたらもっと楽しめたかも。
なにせ、時間が長いのに、最初からとっとと速い展開。あっと言う間に終わった感じ。
謎解きミステリーとしては、考える暇なしに終わってしまったかな~
ミカエルとリスベットは、どんな人物か解り易かったけど。
ダニエル・クレイグ、ルーニー・マーラの演技よかった。
クリストファー・プラマー年とったな~「サウンド・オブ・ミュージック」の頃懐かしいよ~(いつの映画・・)
ツェッペリンの主題歌懐かしかった。
スウェーデン版も是非観たい。

海外小説「閉じられた環」下 ロバート・ゴダード 

2012年02月22日 | 海外小説カ行


内容(アマゾン
ダイアナの父、辣腕で鳴らすチャーンウッドは、我々の企みをすべてお見通しだった。破格の手切れ金を提示されたガイは、マックスの許可も得ず頷いてしまう。それが、思いもかけぬ殺人劇の発端になろうとは!やがて、船上の恋の結末は周囲の人々の運命を翻弄してゆく。
二転、三転、四転!待ちうける、罠また罠
美女ダイアナの父に隠されていた恐るべき秘密。人生のめくるめく環(わ)をめぐるミステリー・ロマン!

ちょいコメ
何を書いたらいいんだろう~~と思い悩む作品。
最初は、「詐欺師ガイの次の仕事は」という軽い出だしで始まったのだが、なんという展開。。
ガイが何度も罠に嵌り状況が何転もするうち、読んでる私もガイと一緒にヴェニスや知らない町で奮闘しているのに気づく。
そして、最期の最期まで「いったいどうなるの?」と読まされてしまった。
ガイもマックスも登場人物全員が傷を持つことになった「あの戦争」とは?
物語が終わった時には、訳者あとがきにも記されているように、
「はるかな道を歩いたはずが、気がつけば、もといた場所に立っている」
まさにそんな物語。

ロバート・ゴダードは、「千尋の闇」でブレイクした作家さん。他にも
「リオノーラの肖像」「闇に浮かぶ絵」「蒼穹のかなたへ」「さよならは言わないで」などなど、
ランキングに上がった有名な作品がズラリとある。
お薦めしてくれた知人によると、「ジャンル分けできない作家さん」らしい。
他の作品を読んでみたいな。
1番興味をひかれるのは「悠久の窓」だけど、近所の図書館には置いてなくて涙。。

海外小説「閉じられた環」上 ロバート・ゴダード 1993年

2012年02月21日 | 海外小説カ行


内容(アマゾンより)
1931年、豪華客船「女王陛下号」に乗りこんだ詐欺師コンビ、ガイとマックスの目にとまった絶世の美女ダイアナ。父親は有名な投資家、まさに絶好のカモだった。恋する男を装って罠を仕掛けるマックス。だが大いなる誤算、ふたりは本当の恋に落ちてしまう。歴史と人生の変転を見事に描くゴダードの最高作登場。

登場人物
ガイ・ホートン:詐欺師、主人公
マックス・ウィンゲート:ガイの相棒
フェビアン・チャーンウッド:国際投資家
ダイアナ:チャーンウッドのひとり娘

ちょいコメ
知人のお勧め本。詐欺師コンビ、ガイとマックス。豪華客船で有名な投資家の父を持つダイアナをカモにしようとする。
本の帯にあるように、「騙すつもりが騙される詐欺師」の物語。。。

最初、あらすじを読んだ時は平凡な話だな~と思ったし、詐欺師なので、主人公に思い入れできなかった。
が、物語はだんだん予想とは違う方向に進みあれあれ?てな感じ。
ガイはダイアナを救えるのか?ダイアナの秘密は?マックスは誰に陥れられたの?
続きはどうなる?下巻へ。

ロバート・ゴダード(ウィキ)

とても面白かったページはこちら
この記事読んで、次は是非「悠久の窓」を読みたいなと思った。

音楽「 Is That All There Is? 」由紀さおり

2012年02月20日 | 音楽
TVで武田鉄矢司会の特集を見た。
由紀さんといえば私のイメージでは「夜明けのスキャット」「手紙」だが。
この曲にはびっくりした。楽天ブックスで少しだけ視聴できる。
ユーチューブを探したが、今のとこ見つからず。
元歌のペギー・リーさんのは見つかったのでぺたぺた。

「 Is That All There Is? 」由紀さおり

歌詞(ペギー・リーさんと由紀さおりさんと比べると面白い・・って日本語と英語だから私には無理か)