濱寅の好き勝手BLOG

好き勝手に書いていますので、気にしないで下さい。

乳房温存療法に初のガイドライン

2005-05-02 | 健康

乳がんの手術で乳房を残す「乳房温存療法」について、厚生労働省研究班は初の指針をまとめた。
温存療法は現在、乳がん手術の第1位の選択肢だが、施設により実施率が大きく異なる、放射線治療医など専門医抜きで実施している施設がある、などの問題を抱える。
指針の徹底で、施設間格差を縮め、全体の水準向上を目指す。
乳がんは日本人女性が最も多くかかるがんで、毎年約3万5千人が新たに患者となっている。
腫瘍の周りを切りすぎると乳房の形が悪くなりQOL(生活の質)が下がるが、切除が不十分だと再発率が高くなる。
日本乳癌学会によると、温存療法は80年代後半から広まり、03年に全摘手術を抜いた。
指針では、切除後も乳房の形を大きく損なわないなら腫瘍の大きさが4センチまで温存療法が許されるとした。
また腫瘍が複数あっても、近くに二つある場合で安全性が保てると判断されれば、温存の適応とした。
温存療法の場合、切除後、残された乳房に放射線を当てて再発を防ぐ。
指針では、日本放射線腫瘍学会に属する医師や技師が少なくとも1人、勤務していることを実施施設に求めた。
手術前に抗がん剤を使い、腫瘍を縮小することも推奨した。
温存療法に関しては、3センチまでの腫瘍を適応とするなどとした乳癌学会の99年の指針があるが、医療の進歩を反映するとともに、問題点の解消を狙った。
新指針をまとめた霞富士雄・癌研有明病院乳腺科部長は「実際に温存療法の適応となるのは60%台だろう。指針は強制ではないが、科学的根拠に基づいた診療をして欲しい」と話す。
指針は医師向けと患者向けがある。それぞれ各1部を乳癌学会の認定医に配り、近く出版もする予定。

(朝日新聞 記事参考)

  
sho 彷徨平助 Blog
 

中年男性3割が上半身肥満

2005-04-22 | 健康

ウエストが85センチ以上と太めで、心筋梗塞などになる危険性が高い「上半身肥満」の疑いのある人は、30~60代男性の30%前後を占めることが厚生労働省の2003年国民健康・栄養調査で分かった。
20代女性は逆に4人に1人が「やせ」体形で、両極化が進んでいた。
この調査でウエストサイズまで計ったのは初めてで、同省生活習慣病対策室の担当者は「運動や食事に注意し、健康的な体形づくりを心掛けてほしい」としている。
調査は、03年11月に無作為抽出した全国の約1万1000人を対象に実施。
身体計測への協力も求め、ウエストサイズは15歳以上の約6600人が協力した。
身長、体重から算出した「BMI」という体格指標が25以上の「肥満」の人は、平均で男性の27%、女性の21%。
日本肥満学会の基準はこうした人のうち、男性はウエスト85センチ以上、女性は90センチ以上を「上半身肥満の疑い」としており、当てはまる男性は全体の25%、女性は14%だった。

(共同通信 記事参考)

sho
  
 

赤ワインにもビール同様の血圧上昇作用

2005-04-21 | 健康

オーストラリアの研究チームが、赤ワインは健康全般にとっては好ましいと考えられているが、ビールとほぼ同様の血圧上昇作用があるとの報告を発表した。
報告は、高血圧の恐れがある人は、飲酒量を増やすために赤ワインに乗りかえることはすべきでないとしている。
研究を率いたウェスタン・オーストラリア大学のレネイト・ゼルケンス氏は「飲酒と血圧との因果関係は明確に証明されている。一方、個々の酒類の作用の比較については、まだ結論が出ていない」と述べた。
飲酒する人のなかには、アルコールの血圧上昇作用を赤ワインの抗酸化作用が相殺すると期待する向きもあったことが考えられるが、ゼルケンス氏らの研究は、24人の健康な男性非喫煙者について、そうした結果は得られなかったとしている。
研究結果は、米国の心臓学会誌に掲載された。

(ロイター 記事参考)

sho
  
 

点心の食べ過ぎ、糖尿病の危険

2005-04-14 | 健康

中華料理の点心には脂肪とナトリウムが多く、食べ過ぎると肥満や糖尿病になる危険性があることが、香港で行われた調査で明らかになった。
調査を行ったのは香港行政区政府食物環境衛生署で、人気の点心75種類の炭水化物やタンパク質などの成分を分析したところ、総じて総脂肪と飽和脂肪、ナトリウムの値が高い一方で、カルシウムと食物繊維の値は低いとの結果が出た。
同署の研究担当者は「毎日の食事として点心を食べることは絶対に避けるべき。点心だけではバランスの良い食事を取ることはできない」と忠告している。

(ロイター 記事参考)

sho
  
 

遺伝子組み換えで「疲労回復米」開発

2005-04-11 | 健康

疲労回復などに効果があるとされる化学物質「コエンザイムQ10(CoQ10)」を含むイネを開発することに農業生物資源研究所の門脇光一・遺伝資源研究グループ研究チーム長らが成功した。
CoQ10は、人間の細胞内でエネルギーをつくるのに重要な働きをする物質で、体内で合成されるが、加齢とともに、生産量は減少する。
米や小麦には、構造が似ている「コエンザイムQ9」が含まれているが、人間に効用のあるCoQ10はない。
門脇チーム長は、CoQ10を生成する酵素の遺伝子を細菌から取り出し、イネの遺伝子に導入。
このイネを育てたところ、CoQ10を作り出していることが確認できた。
ただ、CoQ10は胚芽やぬかの部分に含まれるため、玄米で食べる必要があるという。
遺伝子組み換えは消費者の反発が強いため、市販化は簡単ではない。

(読売新聞 記事参考)

sho
  
 

妊娠中の酒・たばこは、赤ちゃん体重減に

2005-03-28 | 健康

妊娠中に母親がたばこをすったり、酒を飲んだりすると、赤ちゃんの出生体重が減少してしまうことが、国立健康・栄養研究所の滝本秀美・主任研究員らの分析で明らかになった。

出生体重が少ないと、乳児期の死亡率が高まるほか、成人後も生活習慣病になる危険が高まるとされており、研究者は「妊娠中の喫煙、飲酒は控えるべきだ」と訴えている。
この成果は4月4日、京都市で開かれる日本産科婦人科学会で発表される。

研究チームは2000年に実施された国の乳幼児発育調査データをもとに、単胎(胎児1人)で順調に生まれた赤ちゃん9120人について調べた。
その結果、妊娠中の母親の喫煙率は10.0%、妊娠中に週3回以上酒を飲む習慣のある母親の割合は1.4%で、生まれた赤ちゃんの体重と対比させると、たばこが1日1本増えるごとに9.4グラム、飲酒習慣がある場合は70.5グラム減少する計算になった。

喫煙で血中の一酸化炭素濃度が上昇し、胎児に十分な酸素が運ばれなくなるのに加え、母体でビタミンCなどが消費され、栄養分が不足するためという。

(読売新聞 記事参考)

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アトピー改善、人体で確認 国内初、キリンの乳酸菌

2005-03-26 | 健康

キリンビールは、グループ会社が生産・販売するヨーグルトや健康食品などに含まれる「KW乳酸菌」について、アトピー性皮膚炎の患者に摂取させる試験の結果、症状を改善させる効果が確認されたと発表した。
キリンはマウスによる実験でこうした効果を確認していたが、人体での試験結果としては国内で初めてという。

試験は成人のボランティア42人に12週間、1日200ミリグラムのKW菌を摂取させ、摂取しない同数のグループと比べると、かゆみなどの症状が抑えられた。
また、摂取したグループの症状を試験の前後で比べると、試験後は湿疹(しっしん)の程度などが軽くなった。

(共同通信 記事参考)

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自宅で「ネット検診」東芝子会社4月からサービス

2005-03-18 | 健康

東芝の子会社、東芝コンシューママーケティングは、自宅にいながら計測した血圧や心電図などのデータをインターネットを通じて送信し、慶応義塾大学病院などの医師が健康状態をみてくれる「ネット健診」サービスを4月1日に始める。
同社は「病院に通う時間がない多忙な人でも、生活習慣病への対策がとれる」とPRしている。

利用者が、電子血圧計や心電図記憶装置などの種機器を使って自宅で測ったデータをパソコン送信すると、月に1回、分析結果が報告書にまとめられて届く。
さらに医師が直接所見を記したリポートが3ヶ月ごとに送られ、よりきめ細かい助言をする。
医師と直接相談したい場合は、別料金となるがウェブを通じて相談できる。

新サービス「カラダのみはり番ネット」の入会金は3000円で、月会費2000円。
同社が販売する電子血圧計などの機器を購入することが条件となる。
個別相談料金は1回3000円(価格はいずれも税込み)。

(朝日新聞 記事参考)

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日本人研究者ら動脈硬化の“黒幕”たんぱく質発見

2005-03-17 | 健康

動脈硬化の病巣の形成に、免疫を担う細胞の一種が作り出すたんぱく質が“黒幕”として深くかかわっていることを、米テキサス大医学部の宮崎徹教授、新井郷子研究員らが突き止めた。
このたんぱく質の働きを抑えれば、動脈硬化の予防につながると期待される。
研究成果は米専門誌に掲載された。

悪玉コレステロールは、免疫細胞(マクロファージ)に大量に取り込まれて血管の内側に集まるが、このように異物を取り込んだ免疫細胞は本来、のみ込んだものを道連れに死んでいくよう設計されている。
しかし、動脈硬化の場合には生き続け、悪玉の蓄積をひどくさせていることがわかっており、このメカニズムが大きな謎となっていた。

研究チームは、悪玉を取り込んだ免疫細胞を詳しく調べ、AIMというたんぱく質を発見。
このたんぱく質に、免疫細胞が死ぬのを阻止する働きがあることを突き止めた。AIMを作れないマウスに、脂肪の多いエサを与える実験でも、著しく動脈硬化になりにくいという結果が出た。

(読売新聞 記事参考)

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ヒノキとダブル飛散、花粉全開

2005-03-16 | 健康

「史上最高」と予想される花粉の飛散が、いよいよ本番を迎えた。
東京都内ではすでに昨年の1シーズン分を超え、12倍以上の所も出ている。
もうすぐ「ヒノキ」の開花も始まり「ダブル飛散」は黄金週間前まで続きそうだ。

東京都福祉保健局は都内12ヶ所で花粉の飛散量(1平方センチ辺り)を観測している。
1日の飛散量が50個以上を「非常に多い」としているが、9日には大田区で663個、北区で533個、千代田区で430個などけた違いに増えた。

今年1月4日からの総計(3月13日まで)は、千代田区が1711個(昨年1シーズンの3.6倍)、町田市が2721個(同8.8倍)、八王子市が3119個(同12.1倍)となっている。

昨年の飛散量は、90年以降では2番目に少なかった。
その前の03年夏が冷夏だったため、花粉の飛散が極端に少なく、04年の猛暑で2年分が成長した形となった。
「93年の冷夏→94年の猛暑→95年春の大量飛散」のパターンと似ている。

都のデータによると、13日までに観測されたのはほとんどスギ花粉。
ヒノキはこれから本番を迎える。

花粉は風に乗って、100キロメートルは飛ぶと言われ、関東で言えば、南は三浦半島や伊豆半島、北は栃木や群馬県の山から飛んでくる。
スギとヒノキのダブル花粉と北風と南風のダブル飛散が重なり、4月上旬がピークとなりそう。

「花粉が多い状態は4月下旬まで続きそう。さらに、今年は後ろが長引きそう」
NPO花粉情報協会の村山貢司理事はそう見る。
一段落した黄金週間後、奥多摩や秩父など関東周辺の標高800メートルクラスのスギが、雪解けとともに飛んでくると予想する。

都心でやっかいなのが、再飛散だ。花粉情報協会理事長の佐橋紀男・東邦大学薬学部教授は「横浜や船橋市などよりも都心の方が飛散量が多い時がある」という。
都市部では、アスファルトやコンクリート面が多いため、一度落ちた花粉も再び空中を漂いやすい。

(読売新聞 記事参考)

sho