濱寅の好き勝手BLOG

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渡辺謙“初”映画「明日の記憶」主演

2005-06-18 | 映画

俳優の渡辺謙(45)が、若年性アルツハイマー病に襲われた男性とその家族の姿を描く映画「明日の記憶」(堤幸彦監督 来年公開)に主演することが、東映から発表された。
1989年に急性骨髄性白血病で映画「天と地と」の主役を降板した渡辺にとって“初”の主演作。
荻原浩氏の同名原作を読んで感動し、自ら映画化に動いた渡辺は「人間が持つ根源的な強さ、家族、夫婦の意味、そしてそれらが持つ温かさを表現できると確信している」と意気込んでいる。

“世界のKen Watanabe”の最新作が決まった。
「ラスト サムライ」「北の零年」「バットマン ビギンズ」「SAYURI」大作への出演が続いた渡辺が選んだのは「明日の記憶」。
かねてから「次回作は小さくてもいいから、いい映画をやりたい、日本、米国のどちらでもかまわない」と話していた渡辺。
心に染みわたる夫婦の愛の物語。
原作は昨年10月に刊行され、11万部を突破したベストセラー小説。
山本周五郎賞を受賞し、05年本屋大賞の第2位にも輝いた。
50歳で突然、若年性アルツハイマー病に襲われた広告代理店の営業部長と妻の二人三脚の闘いを描く。
昨年11月、ハリウッド映画「SAYURI」の撮影中にこの本に出合った渡辺は「読んだ後、温かい涙がほおをぬらしたのを覚えています」。
すぐさま米国から東映の坂上順・常務取締役に電話し「やりたい映画がある」と直訴した。
東映も同書の映画化を目指していたため、話はトントン拍子に。
監督は「トリック」「ケイゾク」などで知られる堤監督、妻役は女優・樋口可南子(46)に決まった。
渡辺にとっては“初”の主演映画。
89年に上杉謙信役で主演した映画「天と地と」のカナダでのロケ中に急性骨髄性白血病が判明し、無念の降板をした。
今回は万全の態勢で20日にクランクインする。
作品にかける思いは人一倍強いようで「失敗したくない」と話しているという。
東映は渡辺がハリウッドで築いたコネクションや知恵、力を借りて海外公開も計画。
渡辺も「日本映画は狭いところで生きていると感じた。あきらめて何もアクションを起こしていないので何かお手伝いできれば」と意欲的。
今度は“Ken Watanabe”が日本発進で世界に感動を届ける。

■ アルツハイマー病
脳の神経細胞が侵され、脳が委縮して認知症の症状が出る疾患。
言語や思考だけでなく体の機能も奪われ死に至る。
国内患者数は150万人以上とみられ、そのうち65歳未満の若年性の発症は約10%を占める。
日本の臨床報告にある最年少の発症事例は28歳。

(スポーツ報知 記事参考)

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