岐阜県の笠松競馬でデビューして活躍、全国的な人気馬となった名馬オグリキャップが29日、同競馬場で1990年の引退後15年ぶりにファンに“勇姿”を披露した。
北海道新冠町の牧場から呼び寄せたオグリキャップが姿を現すと、観客席から一斉に拍手が起き「オグリ、オグリ」と歓声が上がった。
30日までセレモニーなどでファンにお披露目した後、20歳という高齢や体調を考慮してできるだけ早く北海道に帰すという。
赤字続きの笠松競馬は昨年、廃止案が出されたが「赤字でも税金で埋め合わせをしない」との条件付きで、本年度だけ試験的に存続している。
岐阜県地方競馬組合は「日本を代表する名馬に来てもらえて光栄。これを機に多くの人に足を運んでもらいたい」と話している。
(サンケイスポーツ 記事参考)