KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

句会・大久保

2012年01月21日 | 俳句
天気 雨

大寒にふさわしい、というか、朝の霙が冷たい雨になって一日降り続いた。
午後、大久保の俳句会館での勉強句会。今日は寒さもあって出席は8人。句会にはちょうど良い人数とも言える。

まず、結社誌を読んでの感想などを1時間。私の句が巻頭なのでちょっと面映ゆい気分で始まった。
一人づつ、自分の心に残った句を幾つか挙げる。私が今月いちばん心に残った句は・・

   月の出やわれらヒバクシャ米を研ぐ

作者は俳人としても俳句誌で名のあがる方、在住は神奈川だから福島から遠い。でも、今の日本は日本人全体が何らかの被曝に遭っているようなもの。肉体的に、ということではなく精神的に。「福島」という限定された地域だけがその被害者になってしまったのではない。
作者は、それを「自分も被曝者」と日本人としての自覚を表現している。この句を読んだとき、あっ、と思った。月は毎日自分の上を巡るし、米を研ぐという日常も変わらない。でも、日本人はあれ以来心に「原発事故」を抱えてしまった。
今日、旨く説明は出来なかったけれど、「福島の問題ではない、日本の問題だ」という強い意志をこの句に感じた。被曝者、をカタカナにしたのもそれを強調しない工夫なのだろうか。

続く句会も、吟行句会とは違い、持ちよりの句は色々変化に富んでいて楽しかった。
が、外へ出ると寒い雨。こんなに寒いのになぜ雪にならないのか、と思うほど。多摩の山沿いは無論雪が降り続いているだろう。

寒の雨街灯に人現れて消ゆ  KUMI
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眼底検査日和

2012年01月20日 | 病気のこと
天気 雪・霙・雨

今朝未明から、ようやく「水分」が地上に降った。一ヶ月以上の乾燥の日々だった。雪でも雨でもとにかく降ってくれてほっとした・・のだが、寒い。気温-何℃という雪国から帰ったばかりなのに、関東平野の寒さはどうも違うらしい。
大きな雪。写真に「雪片」が写るくらいだ。


寒いが、降ってくれたおかげで「眼底検査日和」になった。瞳孔を開くこの検査、視野がぼんやりするだけではなく太陽や蛍光灯などの光が眩しくて困る。いつも検査の日は黒いサングラスを持参して帰宅するのだが、今日はその必要もない。
雪がバサバサと降っていたので、徒歩10分余りの道なのに夫の車で送ってもらった。終わったら電話して迎えに来てもらい・・楽が出来た。

結果はとくに問題なし。視野狭窄は進んでいても眼底はきれいなようだ。良かった。
でも、視野が正常に戻るまで、今日は4時間以上もかかった。結局、この検査、一日がかりになってしまう。

爪切つて音のくぐもる雪もよひ KUMI
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雪国へ

2012年01月19日 | 旅行
16日に、乾燥続きの東京を脱出、いつものようにスキー&温泉へ。だんだんスキーをする時間が少なくはなってきたけれど、このトシでも滑れる体力に感謝である。

16日、からからの関東平野から雪山を望める赤城SAへ着くと、谷川岳から武尊(ほたか)山までの雪山が見えて、いよいよ雪国が近づく。
谷川岳はまだ雲があってすっきり見えなかった。上の写真は武尊山。
到着の日は温泉に入っただけ、という呑気な高齢スキー行である。

17目、晴れはしなかったが雪は降らなかったのでゲレンデへ出た。寒い、寒い。
なのでそこそこに午後は早めに上がってまた日帰り温泉へ。
この時期にしては多い雪、国道の両側は除雪の雪が壁となっている。



この温泉は露天湯はないけれど、湯船の大きな窓からは雪山が正面に。残念ながら、浴室へカメラは持ち込めない。



18日、ほぼ一ヶ月ぶりらしい晴天に恵まれた。こんな日は、風雪景色だけでもたのしまねば・・と、張り切って出かけ、ゴンドラに乗って隣りのゲレンデまで。カメラは持たずにスキー専念。





昨秋に買い換えた車、初めて雪国なので記念にパチリ。



そして・・午後帰ろうとして外を見たら、駐車場の従業員が除雪した雪で大きな雪だるまを作っていた。出来上がりを見たかったけれど、残念、帰宅時間になってしまった。



さて、今日はようやく多摩にも雪が降るかも、という。からから天気も暫くお休みのようだ。

捨て雪を積んでトラック列をなす KUMI
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乾燥続き

2012年01月14日 | 暮らしのつぶやき
天気 晴のち曇

今朝も目が覚めたら喉がひりひりしていて、慌てて水を飲む。一日に1.5リットルくらいは飲んだ方が良い、と言うけれどそこまでは飲めない。乾燥で血の濃度が上がるのが良くないのだそうだ。
我が家はエアコンではなくガスの温水循環の暖房なので、まだ乾燥もさほどではない。でも、エアコンの効いた所へ行くとすぐに喉が渇く。

正月に配達の食料の注文を忘れてしまった。野菜などの定期品は届くものの肉や魚が不足しているので仕方なく一日置きくらいにスーパーへ行かねばならない。歩いて5分、という近さでも、買い物があまり好きではない私にはちょっと面倒。
野菜は殆ど買わないが、不足するものもあって売り場を覗いてみた。
え?と思う産地の野菜がいっぱいある。フィリピンのオクラ、オマーンのいんげん、メキシコのアスパラガス・・などなど。地球の裏側から高い燃料費を使って運ぶなんて・・
無論、国産の同じものもあるけれど高価だ。スーパーだけで買い物をしていたら国粋主義を貫くのも難しい・・などと思いつつ、茨城産のカリフラワーを買った。
これから、国産農産物はどんどん減っていくのだろうか、と思うとぞっとする。

皸(あかぎれ)や解けぬ乾燥注意報 KUMI


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凍滝・・払沢の滝へ

2012年01月13日 | お散歩写真
天気 晴

檜原村役場のHPで払沢の滝のライヴカメラを毎日見ていて、まだ凍り方が少ないかな、と思いつつも今日行かないと日にちがない。月末まで待ってこれ以上凍るという保証もないので、昨日、急遽決めて隣り駅に住む句友を誘って出かけた。
朝9時に出て10時20分ごろに到着。今日は暖かくなりそうなので、朝のうちでないと・・
それで正解だった。滝に近い駐車場も空いていた。
去年ほどには凍っていなかったものの、水が真ん中を流れる風景もまた良いものだ。
人物が入らないと大きさが解らないので、句友を入れて撮った。本人の承諾を得なくては。



もう少し近づくと・・



やはり迫力。



凍滝を見上ぐ寡黙になりながら  KUMI
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