KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

病気発見のきっかけ

2023年11月09日 | 俳句
天気 晴

写真は、2017年11月、友人に連れていってもらった八ヶ岳山麓からの紅葉の写真。あの頃は夫婦して何とか元気で、夫は腰痛で歩くのに苦労していたものの、とくに病気が悪化していた訳でもなく。私は無論、心臓が器械で動いていてもまだ足腰は元気で。という時期に、友人夫婦のおかげですばらしい紅葉を見ることが出来た。
今年は急速に冬になるというので、山の紅葉はすぐ季節外れになりそうで、何も写真がない今日、急遽再掲することにした。

たった6年で、体がこれほど動かなくなるとは・・。もっとも、私は生きているのだから夫に較べたらマシなこと。

今日は、リウマチ・膠原病科の外来の日だ。検査は今までの他の病気の検査内容と重複するので、何もない。
実は、この膠原病の発見が初期肺がんの発見につながった。もし、あの時の脳神経内科のベテランドクターがちょっとした疑問を持ってくれなかったら・・
夫が亡くなってから、何年も前から気になっていた関節のアザのようなものの存在を、どのドクターに訊いてもわからなかった。別に痛くも痒くもないし、でも手の甲にまで及んでしまい、みっともない。
当時、私を悩ませていたのは目眩で、その検査を「目眩専門医」に任せてあれやこれや・・耳鼻科に脳神経内科に・・と検査して、結局は昔の交通事故の頚椎捻挫からきているのだろう、と結論せざるを得ず、がっかりした。手術なそ今さら出来る訳もなく治癒不可能、ということで。その時、脳神経内科のドクターに関節のアザのことをチラと聞いてみた。
「寒くなって冷えると、指が同じようになることがあります」と言ったら
「そりゃ、膠原病の強皮症ですね。一度、見てもらってください」と、リウマチ・膠原病科を紹介してくれた。すでに定年退職したあとの嘱託で勤務しているような、年配ドクターだった。
それが、始まり。強皮症は間質性肺炎の前触れみたいなもの、と言われる。で、肺のレントゲンを撮ったら肺炎の気配がなくて、肺腺がんが見つかってしまった。自覚症状なぞ何もないので、ほっておいたら、夫と同じく(がんの種類は違う)脳転移までしたかもしれない。すぐに治療が始まった。で、今に及んでいる。
がんを抑えたら間質性肺炎も抑えてしまった?そう簡単なものではないようだから不思議だ。
強皮症の方は毎年症状が進み、冬になると本当は結構辛い。命に関わることではないし我慢は出来るものの、他人が見たら気持悪くなる指の変色。今日は暖かかったけれど、ちょっと気温の低い日に油断すると大変。真っ白になり、痺れてくると紫色になる。温めるのが間に合わないと困るので、これからは使い捨てカイロを手放せない。
手首に巻くという製品を、ドクターが教えてくれた。買ってみよう。

あのベテランドクターのように、経験で専門外の患者の病気を見つける、なんてことは、今はあまりないだろうと思う。何でも検査検査で、そのデータから判断するのだから。とても感じの良い今日の若いドクターも「今のところ別の検査をする必要もなさそうですね」と。冗談じゃあありませんよ~採血が私にどんだけ辛いか・・なんてドクターの頭にはないでしょ。

病院行バスは満員柿日和  KUMI

コメント (4)    この記事についてブログを書く
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4 コメント

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Unknown (キャサリン)
2023-11-09 19:30:09
患っている方 あるいわ患った方でないと
その辛さはわからないでしょうね
実際 同じ病を患っていても 個人差があるし
まさに十人十色
実母は心臓で2度 肺がんで1度と 3度大手術を
していますが 更年期障害は弊害がなかったようで
私が苦しんでいるのを見ても とんちんかんな
質問をしてくるので 驚いたことがあります
なんにしても お察しするしかなくて・・・
Unknown (ふきのとう)
2023-11-10 07:43:57
「町医者」よりも総合病院の医師の方が格付けが高いように思われますが、実際は町の医師も頼り甲斐のあることを夫の病状で感じたことが有ります。多岐にわたり診ておられるからでしょうか。
キャサリンさん、お母さまもご苦労を・・ (KUMI)
2023-11-10 10:47:34
やはり、手術をすると体力使います
大変だったことでしょうね。
私は胸の左右、お腹2回の手術、お母さまより上です。
肺は、心臓が弱っているので「若ければ手術で完治出来る」ということで。
仕方ありませんよね。
人の痛みは解らないとはいえ、病んでいる人の気持は解ります。
キャサリンさん、お出かけされたブログを拝見して、ほっとしました。
ふきのとうさん、病院は病院の使命が (KUMI)
2023-11-10 10:52:31
かかりつけ医に恵まれると病気のときは本当に有難いですね。病院はデータ第一、ですから。それにしても、痛くもない小さなアザからよく大病を見つける道を拓いてくれた、と今も思います。そのドクター、もう退職されたようです。

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