KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

涼  そして地震が・・

2024年08月08日 | 俳句
天気 曇がち

この時期になると蔵出しのサギソウの写真に登場してもらうことになる。これは、昭和記念公園へサギソウを撮影に行った最後、2016年のもの。それ以後は、色々と実現しなくなった。暑さもあるしペースメーカー入れてからは三脚まで持参の撮影は無理になったし・・
結局、猛暑の中を撮影に行くよりも過去に撮った写真を眺めていた方が「涼」を得られる、という訳で。撮影者が自画自賛するのもナニですが、数年間は毎年のようにサギソウ祭へ行ったけれど、この、最後となった年の写真がいちばん綺麗に撮れている。


今日の話は、涼しくなるような・・ゾッとしました。身近な話も地震の話も。

さて、二ヶ月くらい前に入所されて同じテーブルで食事することとなったSさん、年齢は時々本人の話が変わるけれど94歳?で、認知症のちょっと深みへ行きそうな感じ、という状態だと思った。部屋への往復は歩行器へ掴りながら自分で出来る。それだけでも「自立している」方なのだが・・今日の話にびっくり。これはちょっと先を思いやられる。

最近のある晩のこと。彼女の話では、食堂へ来たら誰もいなかった。仕方なく待っていると、「あの方」だけが来たの。と指さした離れたテーブルの「あの人」は、やはり最近入所した、かなり認知症の出来上がっているオバアサン。普通の会話も無理かと思う人だ。
でも、その彼女と色々と話をして他の人の来るのを待った。でも一向に来る気配がない。彼女と相談して、とりあえず部屋へ戻ることにした。彼女も一緒に来たので、あまり知らない人を自分の部屋へ入れるのも・・と思い、ラウンジのソファで夜を徹して話をした。で、夜が明けたのでここへ来てるのよ。

彼女、耳が遠いので斜め前に座っている私との会話は出来ない。補聴器は入れていないことが多いから、隣のEさんと話している内容が、上のとおりで・・
「ほら、あの、えんじ色の上着の人」と、同行していた人を特定して、まことしやかに話すのだ。私はEさんに「ほんとのことではないわよ」とこっそり言ってみたが、Eさんも認知症の入り口に差し掛かっている。でも、Sさんの話があまりにも唐突なので妄想だとは、解かったようだ。
「そんなことって、あるのねえ。不思議」とEさん。
「不思議?他の人は、そういうことを経験していないのかしら?」
うわ、怖いですよ・・盗まれた、などという被害妄想よりは良いけれど、こういう話は以前にも他の人から聞かされ続けたことがある。
事務室へ行く用があったので、ついでに介護士の責任者にその話をしたら
「かなり進んできているとは聞いてるけど、妄想の話は知らない」とのことだった。レビー小体型、という認知症の型がある。アルツハイマーではなく、そちらなのか、アルツハイマーが進んだのか??

と、九州に今、緊急地震速報がTVで。何ごともありませんように。
という訳にはならず・・巨大地震注意! 今日はM7程度だったが、南海トラフ大地震の前触れかもしれないそうだ。やはり大袈裟ではなく、やってくる日が近付いたのか・・と思う。生きている間、超巨大地震はもう経験したくない、と思い続けていたのも私の身勝手でしかないのだろう。

雷鳴の揺する列島震度6 KUMI
コメント
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