KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

猛暑からの避難?

2024年08月09日 | お散歩写真
天気 晴のち曇

写真は、昨日のものと同じ日に池の畔で撮った。この日も確か猛暑に近い気温で、公園の入り口近くのサギソウの展示を見た後、涼しい池の畔を少し歩くことにした。ところが・・暑くて、もう引き返そうかな、と思った芝生に、カルガモたちが群れていた。
人間が近付いても面倒くさそうにチラ、と見るだけで。多分、池の水も連日の暑さで温んでしまい、陸に上がった方が涼しかったのかもしれない。

南海トラフが動き始めた・・という昨日の気象庁の発表は、震災に敏感な私には衝撃的だった。でも、世間ではどうなのだろう?一週間は大地震の怖れの確率がかなり高い・・という情報以外は何もないから、考えてみれば今までの「いつ、どこで起きるか解らない震災」と同じことでしかない。
そう思えば、大袈裟に考えることもない。でも、世の中には色々な人が居るから、普段から震災に備えている人ばかりではないらしい。夏休みで家を離れている人もあるし外国からの観光客も多いし。
そんな、他人のことを考える余裕なんてないので、ひとまずは自分のことを。
一人のときは、「三日分の備えを」という教えのとおり、何とかなるようにしていた。住居は一応、新耐震基準ギリギリに建ったマンションだったから、潰れる心配はない。いちばん心配になったのはトイレだった。一人になってから、簡易トイレをたくさん買っておいたものだ。それを入居のとき放棄してきたのを悔やんでいる。
ここに居れば、今のところ私は自分で動けるし、職員が居なくても生き延びられそう・・でも、今もトイレが何よりも心配。どこかに災害時のトイレは用意しているらしいが・・食べ物飲み物は、無論、備蓄がしてあるということだ。私の冷蔵庫だけでも、一日分なら大丈夫。

・・などと心配しても仕方なし。南海トラフから外れている場所ですら恐怖を覚えるのだから、四国から東海の海沿いに住む人たちは、深刻に考えなおす人も居るのではないだろうか。
私が震災に敏感な反応をするのは、母は結婚前、関東大震災を東京の下町で体験していた。看護師だった母の体験談はとても真に迫っていて、子供の頃の私に「地震の恐怖」を植え付けてしまった。戦争の怖さより、いつ起きるか解らない震災の方が怖かった。戦争は、起きたら安全な土地へ事前に避難出来る。でも地震は・・

ともあれ、日本人の宿命なのだから、受け入れるほかになし。
それにしても、この騒ぎで日本を怖がって外国人観光客が減るかもしれない。来ない方がいいですよ~

手をかざす西日眩しき交差点  KUMI
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4 コメント

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Unknown (小父さん)
2024-08-10 14:42:13
>猛暑からの避難?

そうでしょうね!

>人間が近付いても面倒くさそうにチラ、と見るだけで。

はっはっは

>気象庁の発表は、震災に敏感な私には衝撃的だった。

前日のコメントにも書きましたが、私もあせりましたね。

>そう思えば、大袈裟に考えることもない。

そうなんですよね。
「大規模地震へ備えを」って間違ったことは言っていないのだが・・・、特に海水浴場に関連のホテル等は大打撃でしょう。

>それを入居のとき放棄してきたのを悔やんでいる。

ほんと、一寸先のことは分からないですからね。

>私の冷蔵庫だけでも、一日分なら大丈夫。

あらあら・・・。

>四国から東海の海沿いに住む人たちは、・・・

私の住んでいるところは海から5kmくらい離れた丘なので津波は心配しませんが、「揺れ」には困ることは多いです。
電気、水道が一番ですね。

そうそう、高齢者大学の防災の講義での話「この周辺は大丈夫だと思っいても、救急隊員はこちらに回ってくる余裕はないですよ。スーパーへの食料品だって運搬搬入するすべも無くなりますよ」と。

>母の体験談はとても真に迫っていて、子供の頃の私に「地震の恐怖」を植え付けてしまった。

そうでしたか。

>戦争は、起きたら安全な土地へ事前に避難出来る。でも地震は・・

そういうことですね。

>外国人観光客が減るかもしれない。来ない方がいいですよ~

はっはっは、オーバーツーリズムから「オーバー」の字が抜けるくらいがちょうどいいです(笑)。

「手をかざす西日眩しき交差点  KUMI」

私は、外出するときほとんどキャップ(野球帽)を被ってますが、キャップの「ひさし」もとても貴重です。

有難うございました。
返信する
小父さん、もう、運任せ (KUMI)
2024-08-10 19:20:24
鴨たちは敏感ですから、暑さにも地震でも避難するでしょうね。
緊急地震速報よりも、鶏小屋の騒ぎの方が早かった、と聞いたことがあります。

震度3くらいの揺れは始終ありますが、昨夜はをれを上回り・・
なぜか、湘南の地震なのに震度3の横浜市街地よりも遠いこちらが震度4でした。
南海トラフ・・の文字がチラつきました。
こちらでも、昨日今日と防災用品の補充で品不足とか。
備えあれば憂いなし、と言いますから、私は仕方ないとおもいます。
停電が一番怖いですねのですね。子供の頃に戻ればいい、というものではありません。
全てが電気頼りの暮らしになってしまいましたから。
エレベータ―に閉じ込められたら・・と思っただけで恐怖です。
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Unknown (ふきのとう)
2024-08-11 09:43:14
神奈川県西部を震源とする地震が、南海トラフ大地震に直結では無いと知らされ、ほんの少しほっとしています。友人が「夏の地震は嫌だ」と言いましたが、解らないわけではありませんが、災害に受け入れられる季節はないですね。一昨日息子に言われて、改めて外に出て電柱を確かめました。東側に最も電柱が多く立っていて、私の思っている家の東側が安全の様です。今まで寝室に置いていた、非常持ち出し袋(リュックサック)と、その時履く靴を玄関に置いています。起こる災害は止めようもないですが、戦争は人間の英知を以て止められると思うのですが・・・。
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ふきのとうさん、津波も警戒ですね (KUMI)
2024-08-11 16:46:44
海から離れていて最大33mの津波・・などと聞くと、高齢者はどうするの?と思ってしまいます。電柱も危険ですね。災害は季節よりも昼間か夜か・・私は昼間であってほしいと思います。東日本大震災のとき、計画停電でしたが経験して、現代人は夜は何も行動出来ない・・とつくづく思いました。ともかく、準備だけして、あとは残り少ない年月、普通に暮らすことですね。
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