KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

富士山

2013年05月01日 | 暮らしのつぶやき
天気 晴たり曇ったり

最近は全く良いニュースのない中で、富士山が世界文化遺産登録される、というニュースが入ってきた。自然遺産としては無理、と思っていたので、そうか、と納得した。
写真は5年前の5月半ばの、西湖近くの芝桜園。今年はもう見ごろを迎えている、と夕刊にあった。今年の方が雪は多いから、もっと見栄えがしそう。
同じ時に、本栖湖近くの根場・いやしの里へも行った。ここからの富士山も素晴らしい。


根場集落は、昭和41年の台風被害で全てが失われてしまった。それを平成15年に復元したものだ。いわば富士山を借景とした日本の原風景。

ともあれ、富士山は日本人にとって様々な思いの重なる山。
子供の頃は家の裏が東京湾だったから海の向こうに富士山を眺め、東京暮らしになっても、どこかから見えるとほっとした。
多摩へ越してからは、家から見える。今のマンションは、家の中からも見える。朝起きて窓を開いて富士山が見えるとほっとする。これからの季節は晴れていても見えない日も多くなるが。富士山の見える家に暮らせることに感謝。
そして、富士山の噴火が現実にはなりませんように・・と祈っている。

たんぽぽの絮飛ぶ風を呼ぶやうに  KUMI

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4 コメント

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嬉しい! (ふきのとう)
2013-05-02 18:01:17
富士山の文化遺産に登録されるお話は静岡県人として
大変嬉しく思いました。
残念な事に、これからの季節綺麗な富士山を見る日は稀です。
秋がとても待ち遠しいですね。中でも2月の富士山が最も
美しく、私の大好きな富士山です。
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おお、ネンバ集落! (kiyoshi)
2013-05-02 20:21:56
学生時代に、指導教授のお知り合いが、根場の古民家を買い取って学生に開放していた縁で、二年続けて、夏休みにお邪魔したのでした。
あの頃は、前の年だったかにあった集中豪雨で、ほとんど壊滅的にやられた根場集落の、本当に、やっと復興の道筋が立った時期でした。
一晩中飲み明かした翌日は、先生はさておいて、誰がゼミのマドンナと、西湖のボートを共にするか、我こそはと思う学生たちの早朝の鞘当て。
蚊帳の外なる小生など、何ともハラハラの、岸辺までの道行きでありました。
根場から見上げる夜の裏富士。登山道に点々と、途切れがちに連なる、真っ暗闇の中の一列の灯。
あの頃は、俳句なぞ全く御縁のないものだったのですが、今思えば、蛇笏さんの

  ある夜月に富士大形の寒さかな

とある、「大形」というのが、誠に以て腑に落ちる感じです。

 大形の裏富士涼し真夜の湖

ってな感じかなア・・・・
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ふきのとうさん、嬉しいですね (KUMI)
2013-05-02 22:13:53
今日も、秩父の方は晴れているのに富士山の方は雲が出たままでした。
旧暦の五月に富士山が見えるのは珍しいから「皐月富士」も季語になったのでしょうね。
上の写真の日は本当に珍しい快晴でした。
富士山をいつも眺められる、ってお互いに幸せですね。
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kiyoshiさん、遠い青春・・ (KUMI)
2013-05-02 22:33:57
根場が災害に遭ったのは41年だったか・・と思いますが・・
ま、それは別として、kiyoshiさんに青春を思い出させる写真だったのですねえ。
昔の写真を見ても、今の再現の「いやしの里」に似ています。
全部茅葺、というのも、良く作ったもの、と感心しました。

富士山の登山道の灯り、良く見える場所ですね。一度、見たいものです。
蛇笏の時代は灯りが少なかったので、月もきれいだったでしょうねえ。
で・・ごめんなさい、今は富士山に「表」「裏」はつけると差別用語になるそうでゴザイマス。
裏日本・表日本、と同じことのようで。
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