
天気 晴
そろそろ、早咲きの紅梅の開く頃かなあ、と思う。随分以前の写真。
年末からの寒さ続きが今年になってからは強い寒波襲来で、とにかく寒い。弱っている高齢者にとって、いちばん危険な時季は寒中の今だ。
ここでも、それは顕著。同じ4階の住人で100歳は4人も居て、皆それなりに元気だった。耳は遠いが認知症もない人たちだ。そのうちの2人が、年末からだんだん弱ってきて、食堂へ下りられなくなった。背筋のすっきり伸びたお洒落でスタイルの良いMさんは、寝たきりになり、食事も進まないらしい。それでも話は出来るようで、面会禁止になった今も子供や孫が毎日、特別措置で会いに来る。
もう一人、年末にはまだ杖をついて食堂へ行けたKさん、正月明けには車椅子になってしまい、先週からは一歩も部屋を出なくなった。若い時は二枚目だったろう、というダンディで、着ているセーターも洒落ているし、カラオケ好きでタブレットでさだまさしの歌を練習していた。100歳には見えなかった。
100歳の人との付き合いなんて今までなかったので、どうなるやら、私は外から見るだけ。今朝、Kさんの朝食後のトレーを廊下に片付けるのを見てしまったら、ご飯と味噌汁が少し残っているだけだった。あんなに綺麗に食べていた人なのに・・
「姪っ子がスマホに変えろ、と勝手に送ってきた」と、新しいスマホを見せられたのは11月末だったろうか。
「メールと電話しか使えねえから、今までと同じだよ。わかんなくなったら、おせえて(教えて)くれるかい」と、私に。でも、私の体調が悪くなり、それきりになってしまった。あんなに元気でも、100歳では一度寝込んだら起き上がれなくなるのかなあ・・と。
耳が遠くなければ、100歳の方の話をもっと聞くことが出来るのだが・・お元気な二人の方も、かなりの難聴で、補聴器つかっても聴覚が出ないのだそうだ。なので、殆ど挨拶以外はしていない。耳元へ口を付けて大声で話せば聞こえるのだが・・とてもその元気が私にはない。
100歳まで生きるって、幸せななのかなあ・・親しく話す耳の遠くない95歳のお姉さまは「100歳なんてとてもとても。もう、きついから明日にでも死にたいわ」と言うけれど、その割に生きる意欲は私よりもありそうだ。
百歳の命へ富士の雪光る KUMI
百歳人生、誰が言い始めたのか近年よく聞きますね~。
記事を拝見していて「人生100歳時代」なんて誰が言いはじめたのか?、お役所か薬剤メーカーかは知りませんが、無責任なフレーズだな~と思いました。
書かれているような症状がごく普通のことだとすると、その世話を誰がするのか?費用を負担するのは誰なのかと思ってしまいます。
もちろん、ご本人の資産がくさるほどある人も居るでしょうが、現在はその管理は近親者がやっているのだと想像します。
さて、自分のことに置き換えるとどのような余生を送ればいいのか頭がまだ考えたこともないテーマです。
私が尊敬している88歳の高齢者大学の先輩ですら補聴器を使っておられますが、私の言葉は上手く伝わらず、普通の会話もだんだん無理になってきていますのに、そのずっと先の100歳だと想像もつきません。
>100歳まで生きるって、幸せななのかなあ・・
本当にそう思いますね。
例え、本人が幸せでも親族や、周りの人の負担は増える一方でしょうね。
すみません、書いてあることから外れているかも知れませんが、そんな感想を持ちました。
有難うございました。
100歳まで生かされてる意味があるんだと思う。これも、まだ100歳じゃない若輩者が言うことでもないけどね(笑)
私はkumiさんみたいに歳を重ねたいわ。
百歳でも、昨日の話の方たちは十分に良い100年を生きた方たちです。
余程厄介な病気にならない限り、この施設は最期まで看てくれます。
そうおお金持ちでなてくも入れる施設ですから、問題ないですが・・
色々考えると頭がおかしくなりますね。
聴力は、何とかならないものでしょうか・・と、毎日思います。
補聴器を使いこなしている人が、本当に少ないのです、今は優秀なものがあるそうですが。
本人はあまり困らないらしいですね、周りが聞こえるように大声出せばいいのですから。
私は、大声出すと暫くは心臓バクバクになるので、そういう人と話さなくなり・・
寂しいことです。周りに迷惑をかけている、ということが解っていないのでしょうか。
介護士さんたちも、疲れると思います。
この時節、他人の耳元へ口を近づけて怒鳴る会話、したくありません。
100歳生きることが「おめでたい」は、それが稀有だった時代ですね。
私は生きたくありません。万が一、生きてしまったらお金が・・
周りの人に「素敵な100歳」と思われれば、本人も幸せだったと思う。
二人とも素敵だったから。
私はもう疲れてるし、この齢が精一杯よ。
でも、私の人生、肯定してもらえて嬉しいこと。100歳にはまだまだ足りないけど。