KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

懐かしい・・Glass Treeの輝き

2023年12月17日 | 俳句
天気 晴

いよいよ、冬が来た。昨夜、都心の方のイルミネーションをテレビで放映していたけれど、私が見ていちばん感動したのは、このワイングラスを重ねたクリスマスツリーのイルミネーションの風景だったかもしれない。何しろ、冬の夜に野外へお出かけすることなど、スキー場以外は考えたこともないので、この日・・8年前の今頃のこと・・は最後の夜のお出掛けとなった。
国営昭和記念公園のイルミネーション、何度か見に行っていたものの、トシとともに寒いのはちょっと・・で、この日は今年と同じくまだ真冬の寒さの来る前で、震えるほどではなかった。ともかく、グラスを積み上げた作品が何とも綺麗。色々と見た人にはたいしたことないかもしれないけれど、イルミネーション見物を他の所へ行ったことがないので、ただただ、私は感激して、ホットワインを飲んで、満足した。

上の写真は、昼間は下の銀杏並木のあるカナール。銀杏の葉がすっかり散り、電飾が吊るされる。
グラスを輝かせるライトアップはゆっくりと色代りしていた。周囲に余計な光のない公園では、街よりもとっても効果的。
多分、コロナ禍以後はまだこの催しは開催されていないと思う。開催していても、どうせ行けないので調べなかった。





この年の夏に心臓が壊れかけてペースメーカー埋め込みの手術をしたばかり。まだ、左手で重たいものは持てない時期で、重かった三脚を軽いものに買い換えた。一脚にも使えて便利だったが、それが「やっぱり・・」という強度で、当時使っていた重たいデジ一の望遠レンズを支え切れずにパキっと折れた。なので、古いカメラは手ブレ装置もなくてあとは失敗作ばかりに。
カメラは、その翌年に買い換えた。

この年が暮れ、そして正月が過ぎて・・姉が病気で入院することに。入院~転院~葬儀~納骨~ゴミ部屋のマンションの片づけ~乏しい不動産の処分とその相続の手続き・・・・ 80歳を過ぎているのに何ひとつ終活していなかった独身貴族の姉は、生きている時から手のかかる人だった。ましてや亡くなたら・・ 
それからの2年は地獄だった。なので、姉のような「お一人さま」が人生を終えるためにしておかねばならないこと、いわゆる「未婚単身生活者の終活」を私は書き残すつもりだったっけ。その後、夫の看病が始まって、自分の体調もどんどん悪くなり、それどころではなくなった。今は、自分の終活もまだ残っていることがあるし・・

今日の写真は、私の人生の、最後の輝きみたいなイルミネーションです。

街住みの夢の一つは落葉焚き  KUMI
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4 コメント

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初めてかしら? (ふきのとう)
2023-12-17 20:24:21
昭和公園の春夏秋冬はお馴染みですが、イルミネーションは初めて見るような気がいたします。LEDのお陰で消費電力も軽減され有難いですね。見る者の心も弾みます。昨日と打って変わり、本日は冬将軍の到来です。寒暖の激しさに順応するのも大変です。
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Unknown (小父さん)
2023-12-18 07:05:01
Glass Treeって?と思ったものです。

街のお金をかけたネオンサインみたいに綺麗ですね。
テレビや新聞でも見たことありませんでした。

冬空の夜間に三脚にデジ一の望遠レンズを担いで撮影にお出かけになり、ホットワインを飲まれるなんてとってもお洒落ですね。
道行く人たちからもジロジロ見られたのではないですか?(笑)
4枚のGlass Treeの作品、最高です!
どちらかに出品されませんでした?

>それからの2年は地獄だった。

誰しも、そんな転記があるものですね!
私もお世話になった数人の、この上ないお幸せの家庭を20代の頃から、うらやましく拝見してきて、この歳になりましたが、その方々の最後の痛々しい姿に接して、人生を幾つも勉強したものです。
まだまだ、勉強は続いておりますが・・・。

生意気な書き方をしますと、KUMIさんはこうやってブログや俳句もやられながら、たくさんのアルバムを万人に発表されるって、とてもお幸せ時間をお過ごしだと思います。
果たして、自分がいつまでブログができるかは自信ありません。

おまけに加湿器と除湿器を平気で間違えるくらいですから、とっくに呆けが始まっているようです。家内との会話で人の名前ほか、単語をごちゃごちゃに語る繰り返しの毎日です。

「街住みの夢の一つは落葉焚き  KUMI」
何か、心にとっても響くものがあります。

有難うございました。
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ふきのとうさん、再掲です (KUMI)
2023-12-18 13:40:35
2015年当時のブログに、載せてました。冬も何回か行きましたが、イルミネーションの写真はあまり残っていません。何しろ寒い場所なので、寒がりの私にはゆっくり楽しむ気分になれなくて。
いよいよ、の真冬の空気ですね。来ないかも、などと思ってはいけませんね、覚悟するのみです。
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小父さん、過去の写真ばかりです (KUMI)
2023-12-18 14:02:23
もう、外を歩くのさえ不自由な体です、狭い部屋の中だけでやっと息をしています。

>道行く人たちからもジロジロ見られたのではないですか?
三脚は昼間は滅多に使いませんでした。
畳んでバッグに入れなくては恥ずかしく、街は歩けません。
大体が現地までは車でしたので(笑)

カメラも本気で写していれば認知症予防になりそうですが・・
残念ながらもう外へ行けませんので、俳句だけ、何とか頭を使っています。
小父さんのモノ忘れ、勘違い、などは認知症ではありません。
第一、毎日脳を使う映画やら映像を見ていますから、予防になっていますね。
認知症は今も患者を見て実習していますので(笑)、私は診断が出来るかも。
先ず、初期症状は「時間が解らなくなる」か「お金が数えられなくなる」
つまり、数字に関することで、物事を忘れるのは誰でもあること。
今、何時? 夕食まで何時間?と、時計見て答えられる?
482円の買い物に、釣銭なしの硬貨を揃えられる?

そういうことが出来なくなったら、自己診断で「危険かも」と思った方が。
小銭入れがすぐ満杯になるのは、認知症の初期症状です。
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